
自然界の絶対弱者のベイトの動きにフォーカスした、DAIWAテスターの清水一成氏が監修したこのルアー。フロント:リア=7:3のウエイトバランスと独特な形状が瀕死のベイトを演出してくれる。その性能を見ていこう。
●文:ルアマガプラス編集部
魚に口を使わせるまるで瀕死のベイト。
DAIWAテスターの清水一成氏が監修した「ソルティガ73(ナナサン)チョッパー」。自然界での絶対的な弱者のベイトを演出するための様々なこだわりが存在する。その中でも清水テスターがイメージしているのは、1度アタックされて瀕死になっているベイトだ。ここに照準をあわせて作られている。
ソルティガ73チョッパー●標準自重:150g、180g、200g、230g、260g、300g
清水一成(しみず・かずなり)
親の代からの釣り具屋稼業で反抗期?としてルアーを追求。伊勢湾で培ったスキルを日本のみならず世界で磨きをかけるエキスパートだ。愛知県蒲郡市「ポイント釣具」を営みながら伊勢湾ジギング船「39」を駆る。DAIWAフィールドテスター。
瀕死のベイトの動きというものは、身体を細かく震わせて、それでも懸命に尾を動かしながら斜めに沈んでいく。清水テスターは、「この一連の動きをジグで表現するには、フラッシングしながら、斜めに落ちていくのが一番なのではないか」という考えに至った。
この動きをジグで再現させるために、ボディの断面にエッジを効かせた、ラウンド&フラットの変則菱型。エッジ、フラット面、ラウンド面、それぞれが受ける水流の違いを最も適したバランスで調整。これにより瀕死のベイトが生む理想的なフラッシングを実現した。
見たら一目瞭然のこの変則菱型が理想のアクションを実現してくれる。
さらに、フロント7:リア3のウエイトバランスにすることで、ジャーク後横向きの姿勢から、横方向への斜めのフォールを実現。ジャークからのストップで横向き姿勢を維持させるためのウエイトバランスにもなっている。これによりもがきながら海底へと沈んでいくベイトの様なフォールが実現した。
フロント7:リア3のウエイトバランスが、絶妙なアクションにマッチした。
また、ルアーボックス内でも一目でわかるように、デカ文字ウエイト表記でわかりやすさを追求。
ボックス内でも一目瞭然。
ベーシックなアクションのジグで反応が撮れない場合や、魚の捕食スイッチが入ってない場合など、このジグじゃないと駄目な状況が必ず存在する。秘密兵器的な役割ももつソルティガ73チョッパーをぜひ使ってみてほしい。
カラーバリエーション
MLグリーンゴールド
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