
関東のブラックバスフィールドを中心に活躍する、エキスパートアングラー折金さんの連載「つきぬけろ! オリキンもばいる」。今回は霞ヶ浦でのロケの様子と、H-1のプリプラクティスで芦ノ湖、そして最後は西湖での釣行と盛りだくさんの内容です。
●文/写真:折金一樹
まずは霞ヶ浦でのおかっぱりロケ。
先週はオリキンちゃんねるの撮影で霞ヶ浦にておかっぱりロケ。厳しい暑さは承知でしたが、ボートと陸の上では暑さのレベルがひとつ違う感じ。地面からの地熱がボートと比べ物にならない程です。おまけに釣れそうな所ほど、障害物があったり、茂みを掻き分けたりで、熱がこもりそうな場所。
正にサウナ状態。長居せずに車に戻ってクールダウンするのが正解です。小場所を転々としながらのランガンスタイルがオススメですね。少し前から霞ヶ浦方面に行った時にプラがてら釣りはしていました。
ただ本番前にはだんだんと厳しい状況が煮詰まってきている感じ。釣り込んでいくと、様々なシチュエーション毎の状況の理解を飛び越えて、カレントや流れが支配する一辺倒な状況でした。いくら釣れていたと言っても、流れが止まってしまえば、完全に無反応ですし、水が綺麗でベイトが居ても、流れていなければバスも居ない。
万が一バスが居たとしても、ルアーには無反応だったり。ただ単に流れが強ければ強いほど良い。ちょっと雑な説明にも聞こえますが、色々なシチュエーションで様々なアプローチを施した結果、最終的にやっぱりそれしかないという結果。
あとはポイントの地形やロケーション、バスの状態に合わせてルアーを選択。実際には、ドライブクローラー3.5、HPバグ、オリカネムシIIをサイト。
ハイピッチャー、メタルブレードジグを巻きの釣り。ロマンスやラウダーなどのトップは朝夕。
日中は高比重ワームのフォールで撃ちの釣り。どの釣りも流れていれば釣れる可能性が高いし、そうでなければ、なかなか手強く、反応の出しにくい状況でした。ただ魚影の濃いエリアであればマメのあたりはあるので良い時間に入り直すのも有りかと!結果は動画をお楽しみに。
週明けは芦ノ湖へ!
週明けは、H-1のプリプラクティスで芦ノ湖へ。少しだけ減水していて、水温26℃と標高のあるフィールドにしては高め。直近の大会ではポークが優勢だったらしく、ハードベイトにはハードルが高めの状況です。また2週間前にも放流があったようですが、それも反応が薄くなったタイミング。
魚っ気も少なく、ほぼ攻めあぐねて居ましたが、とりあえずハードベイトでバスには触れました。どちらかと言えば不得意なフィールドですが、最初の頃とは違い、理解度が上がってきて、もはや楽しい位。
あんなに遠かった芦ノ湖産キロフィッシュでしたが、行けばデコらない位に釣れてます!下界は暑さは続くようですが、芦ノ湖は朝晩は少し涼しい陽気。芦ノ湖はそれなりに季節も進みそうな予感がします。今回のプラはプラとして、直前のプラではどう変わってるか、また進行を辿って練習するのが楽しみです。
翌日は西湖。
恒例の年イチの釣行とルアーのテストも兼ねて。こちらも雨が少ないようで、2m強の減水。釣れてないとのボート屋さんの話でしたが、出船してすぐに、大量のワカサギとバスが魚探に。
避暑地レイクにしてはやっぱり少し高めな水温。水深は4~12m位。しかし、何を投げても寸止め。LIVEサイト各種から、キャロシャッドからクランクのドラッキングまで。たぶんワカサギが多すぎなのと、水が良くない。
雨が降って水が入れ替われば、また違う反応になるかなと。ちょっと努力では太刀打ち出来ない感覚でした。
とは言えデコでは帰れないので、見える魚も捜索。頼みのブイ付近でサスペンドするバスを発見。風上からオーバーリアルを流し込むと猛烈に反応。水面を割ったのは50寸止めの49でした。反応だけなら他にもあったので、この手の釣りに絞ればもう少し釣れたかもしれません。
今年は様々な場所に行きましたが、場所ごとにバスは生態や個性が違うのを改めて認識できました。単純に面白すぎるし、やらない手はないです。是非ちょっと足を伸ばして、いつものフィールド以外に行くのをオススメします!
では、また次回!
折金一樹(おりかね・かずき)
ホームの房総リザーバーで培ったテクニックはボーダレス。DAIWA、O.S.Pプロスタッフ。自身のYouTubeチャンネル「オリキンちゃんねる」では、オリジナルの動画コンテンツを積極的に配信中。
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