
全国のバスフィールドを飛び回る川村光大郎さん。今回はすでにリリースされている、ショアコンペティション・ファイヤーフラッシュF-spec(62UL)の実釣解説の撮影で室生ダムへ。ロッドへのこだわりと、当日の撮影模様の一部をお伝えします!
●文/写真:川村光大郎
室生ダムにて、実釣解説の撮影!
今回は、奈良県にある室生ダムへ釣行しました。ダイワの撮影にて、ショアコンペティション・ファイヤーフラッシュF-spec(62UL)の実釣解説です。2025モデルとしてすでにリリースされているロッド。本来なら発売前に済ませていることですが・・・実はまだ撮っていなかったんですね。
これまでボクが監修するショアコンペティションは、5本完結のシリーズでした。その中にスピニングモデルはファイヤーフラッシュ(64L)の1本のみ。
やや強めのLに仕上げることで懐の深いバーサタイル性を持たせ、実際にそれ一本でスピニングの釣りはほぼこなしていたわけですが・・・ブレーバーマイクロやスクーパーフロッグベイビーのようなマイクロベイトや、ノーシンカー~1.3gシンカーを用いたリグの必要性も増したこと。
これらはファイヤーフラッシュではオーバーパワーゆえ、扱えてはしまうもののキャスト時にロッドが曲がり切らず、飛距離も精度も落ちてしまいます。操作においても、より軽い抵抗を感じながら誘うなら、より繊細で高感度なティップが望ましい。
この手のリグに手を出すシーンは総じてシビア。アプローチがきっちり決まらないと、釣れるはずのバスを逃すことも承知していました。釣り勝つために監修しているのがショアコンペティション。これはもう、ウルトラライトモデルも必要だとダイワに依頼したのです。そのうえで、ショアコンペティションにおいては汎用性が高いことも重要です。
上記を適えたうえで、同じくファイヤーフラッシュではオーバーパワーとなっていた、スモールプラグやシャッドにも適合性を高めたい!
“スーパーフィネスバーサタイルロッド”として、仕上げたロッドなのです。ブランクスのみならず、リールシートもこの一本のためにオーダー。拘りの全ては、後日公開される動画をぜひ観ていただけましたら。そんなシビアな場面で釣るためのロッドだけあって、釣果は半日で大小合わせて2ケタ超え!
釣果の方は十分となり、午後は解説やイメージカットの撮影など。
まさかのインフルエンザに…
で、翌日はもし50アップが釣れたらと朝だけやり、スクーパーフロッグのダウンショットに連発!(50アップは出せず)これ以上は映像に収まらないことと、翌日は霞ヶ浦でロケを控えていたこともあり、昼食をいただいて撤収となりましたが・・・ちょっと体調がおかしいぞ!?
どんどん具合が悪くなってきて、明日のカスミどうしよ!?そもそも強行スケジュールだったのですが、直前で申し訳なくも延期してもらい、医者へ。インフルエンザでした・・・。
直後の週末はキャスティング成田富里店イベントも控えていたのですが、こちらも延期させてもらいました・・・。思えば今まで、ロケやイベントなど穴を空けずにこなしてきましたが、大抵体調を壊すのはスケジュールがふっと空いたタイミング。
“気を張っているうちは大丈夫”という感覚もありましたが・・・ついにこの日が来てしまったという感じです。自社ロケでしたがカメラマンさんを依頼してしていましたし、イベントを楽しみにしてくれていた皆さま、そして店舗スタッフの方々にも申し訳ない限りです。
スケジュールも含め、体調管理にはいっそう気をつけていかなければならないことを痛感した次第です。
次回は、韓国に行ってまいります。それまでに体調万全にしておかないと!!
アングラープロフィール
川村光大郎(かわむら・こうたろう)
陸王5冠、バサーオカッパリオールスタークラシック3度制覇など、その実力が証明されている岸釣りの天才アングラー。ボートでの釣りも高いスキルを持つ。代表を務めるボトムアップでは、数々の傑作ルアーを設計。
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