気軽に楽しめるけど奥が深い『SLSJ』の最新スタイルと来るべき新ラインの実力

気軽に楽しめるけど奥が深い『SLSJ』の最新スタイルと来るべき新ラインの実力

YouTube バリバスTVの人気シリーズ『ショア道』。ショアキャスティングゲームのエキスパートたちが、全国各地のフィールドで“己の釣り”を展開している。ときには磯からGTを狙うコアな釣りの回もあるが、この記事で紹介する『ショア道』Vol.12は、サーフのスーパーライトショアジギング(SLSJ)。誰でも手軽に楽しめる釣りだが、奥は深く、ラインシステムひとつで釣果が変わるテクニカルな面もある。この道の達人、SUUこと鈴木孝寿さんがSLSJの魅力と新ラインの有効性を紹介する。

●文:ルアマガプラス編集部

ターゲットは小型青物やハタ類! サーフのスーパーライトショアジギングに適した道具立てが丸わかり!

YouTube バリバスTV 【ショア道Vol.12】の実釣の舞台は、夏の静岡県のサーフ。初夏からワカシなどターゲットとなる小型青物の個体数が増えて、スーパーライトショアジギング(以下SLSJ)が盛り上がりをみせる。

SUU「今回のメインターゲットはワカシ。ブリの幼魚です。あとはカンパチの幼魚のショゴにペンペン(小型シイラ)やソウダガツオ。ボトムをとればハタ類やカサゴも釣れます」

これらのターゲットを想定して、SUUさんがまず用意したのは4000番のリールにプロトモデルのPEライン0.8号が巻かれたタックルだ。

夜明け前のタックルの準備。釣り人がワクワクするひとときだ。

使用タックルセッティング1

  • ロッド:Deto10.0(リコルド)
  • リール:イグジスト4000XH(DAIWA)
  • ライン:アバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター プロト 0.8号(バリバス)
  • リーダー:ショアレコードショックリーダー•フロロカーボン22lb(バリバス)
  • ルアー:ジャックアイエース30g(ハヤブサ)

ショアレコードショックリーダー•フロロカーボン(バリバス)

●号数(lb):1.5(6)、2(8)、2.5(10)、3(12)、3.5(14)、4(16)、5(20)、6(22)、7(25)、8(30)、10(35)●巻き数:30m(6~30lb)、20m(35lb)●カラー:ナチュラル●価格:オープン

2025年春に発売されたショアソルトゲームでレコード級の大物を獲るためのフロロカーボンリーダー。新原糸VSFフロロカーボンの採用で耐摩耗性としなやかさをバランス良く兼備。結節強度も高く、エギング、シーバス、ショアジギングなど幅広い釣種に対応する。

ジャックアイエース30gを投げてシャクっているとすぐに魚が反応。

SUU「ああ、かからない! よしっ、今度は喰った! 大きくはないけど」

ファーストヒットはカマス。その後もカマスが連発。

SUU「カマスが群れで入ってるみたいですね。これを喰ってるでかいやつを狙っていきます」

何が釣れるかわからない多彩なゲストもSLSJの魅力だ。

実釣開始早々、カマスが連発! ヒットルアーはジャックアイエース30g(ハヤブサ)

風もなく、釣れる魚も小型のため、さらにライトなタックルに持ち替える。メタルジグもジャックアイエース(ハヤブサ)の20gに変更。

SUU「スーパーライトショアジギングな感じで探ってみましょう。もしかしたらベイトが小さくて大きいジグに反応していないのかもしれない」

使用タックルセッティング2

  • ロッド:Deto90フィネス(リコルド)
  • リール:セルテートLT3000-XH(DAIWA)
  • ライン:アバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター プロト 0.6号(バリバス)
  • リーダー:ショアレコードショックリーダー•フロロカーボン16lb(バリバス)
  • ルアー:ジャックアイエース30g(ハヤブサ)

日の出とともにタックルを持ち替えた成果がでる。

SUU「ジャークしている間に喰ったね! 手前に走る! 今度はなんだ?」

カマスとは明らかに違う魚がロッドを曲げる。

寄せ波にのせて引き揚げられた獲物は本命のワカシ。

SUU「夏の静岡サーフらしい小型の回遊魚です」

SUU「静岡の夏に出会えました(笑)」。ヒットルアーはジャックアイエース(ハヤブサ)の20g。

「魚がかかったときの衝撃が今までの比じゃない!」。プロトPEラインの驚きの使用感!

SUU「ラインはX9ショアマスターのプロト、0.6号を使っているんですけど、魚がかかったときの“ガツン”とくる衝撃が今までの比じゃない感じがします。伸びが少ないんだなっていうのがわかりますね」

マックスパワーPE X9は伸度3%台という超低伸度。2026年発売予定の新型PEラインのインプレッションもこの動画の見所だ。

アバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)は2026年1月発売予定。動画にはその使用感がいち早く紹介されている。

SUU「X9ショアマスターの特徴は、超低伸度で糸質は少し張りがある。

これがスーパーライトやライトショアジギングで何が良いかというと、ジグを100m飛ばしてボトムをとっても、ジャークの力がしっかりジグに伝わります。キビキビとしたジグのアクションを出すことができる。

これは遠くで魚が喰ったときも同じで、フッキングの力のロスが少なく、しっかりかけることができます」

渾身のアワセのパワーロスを最小限に、しっかりフックセットできるのもアバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)の特長。

さらに遠投する釣りで、こんなメリットもあるそうだ。

SUU「張りのある糸質のおかげでエアノットが起こりにくくなります。ライントラブルが少なく、より快適にショアジギングをはじめショアキャスティングゲームが楽しめます」

アバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)は、ショアキャスティングゲームの精度を高める特性を備えている。

SUU「あとラインカラーが白で視認性が高い。サラシ以外は比較的どんな状況でも見やすい点も気に入ってます」

アバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)のプロトモデルのラインカラーは視認性の高いホワイト。

既存のアバニキャスティングPEマックスパワーX8ショアマスター(バリバス)との違いは?

バリバスにはアバニキャスティングPEマックスパワーX8ショアマスターという実績抜群のショアキャスティングゲーム用PEラインもラインナップする。X9との使い分けも気になるところ。SUUさんは動画内でこう話している。

SUU「ルアーをしっかり動かして、がっちりかけたいなら伸びの少ないX9。飛距離重視の釣りをするならX8ですね」

アバニキャスティングPEマックスパワーX8ショアマスター(バリバス)

●号数(lb):0.6(14.5)、0.8(16.7)、1(20.2)、1.2(24.1)、1.5(28.6)、2(33)●カラー:ホワイト●巻き数:200m●価格:オープン

強度と耐久性に優れた8本撚りのマックスパワーPEを採用し、ショアからのキャスティングゲームのために開発されたPEライン。滑らかな糸質とSP-V加工によりガイドとの摩擦抵抗を低減。飛距離命のショアソルトゲームでもうひと伸びが実現できる。シーバス、サーフ、ライトショアジギングなど0.6号から2号を使うあらゆるショアキャスティングゲームで活躍する。

タチウオにオオモンハタと夏の静岡サーフのスターが共演!

実釣では夕マヅメにジャックアイマキマキ30g(ハヤブサ)のただ巻きでタチウオもキャッチ。

SUU「5カウントしてただ巻き。ほぼ表層です。ブレードの回転を感じながら巻いて、表層なのにまるで根がかりのように一瞬止まるバイトがたまらないですね」

アバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)は超低伸度で感度も良い。水中のルアーの挙動が手に取るようにわかるようだ。

タチウオも静岡サーフSLSJの定番ゲスト。0.6号を巻いたタックルセッティング2を使用。16lbのリーダーの先に30lbを30cm結んで糸切れを防止。ヒットルアーはジャックアイマキマキ30g(ハヤブサ)

さらに動画ではターゲットのひとつであるオオモンハタもキャッチ!

SUU「すげぇバイト! あまりにも明確すぎ(笑)。100m投げた先でカーンッ! と金属的にアタりました」

明確なアタリの出方もアバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)の効果だ。

SUU「実はX9ショアマスターは、磯のロックフィッシュの釣りにもめちゃめちゃ向いてます。やっぱり超低伸度の超高感度なので、着底感がすごくわかりやすい。

僕が良くやるアカハタゲームは、着底がわかるかわからないくらいのウェイトのルアーがすごく釣れるんですよね。X9だと今までは不明瞭だった着底が明確に感じられます。だから根がかりも防ぎやすい。

しっかりバイトがとれて、沖の深いところで喰ってもフッキングが決まります」

超低伸度のアバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)はハタ類狙いにも有効。ヒットルアーはジャックアイエース20g(ハヤブサ)。

発売が待ち遠しい! X9ショアマスターが釣果を上げ、釣趣を深める!

サーフのSLSJは秋も楽しい季節。ワカシが成長したイナダやワラサクラスが釣れるチャンスもある。動画にはヒットパターンやSLSJによるサーフ攻略のコツも語られているので釣行前に必見!

今、SLSJをやり込んでおけば、2026年1月発売予定のアバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)の特長がより明確に体感できる。

遠投してもルアーに意図した動きが伝わる操作性、より明確なアタリ、トラブルレスな性能などアバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)のメリットが釣果アップに直結! ショアソルトゲームの面白さを深めてくれるはずだ。

アバニキャスティングPEマックスパワーX9ショアマスター(バリバス)は2026年1月発売予定。

アングラープロフィール

SUU(鈴木 孝寿)

すずき・たかひさ 静岡県在住。サーフのフラットフィッシュを中心にショアジギング、エギング、ライトゲーム、渓流など、ルアー、エサを問わずボーダレスに釣りを楽しむマルチプロアングラー。多くの人に釣りの魅力を伝え、楽しみ方を提案するために日々フィールドと向き合い、自身の釣りをアップデートし続けている。バリバスフィールドスタッフ。

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