
2025年、奥田学さんの連載がリニューアル&通算3シーズン目へと突入! 記念すべき初回の舞台は、奥田さんの地元・岐阜県から比較的近いながらも、意外にも2回目の来訪だという愛知県の老舗バスフィールド・入鹿池。今回もビッグバスが炸裂したことはもはや言うまでもないが、おや? その手にしているロッド、もしや噂の…。
●文:ルアマガプラス編集部
奥田学
おくだ・まなぶ/ビッグベイトやジャイアントベイト、そしてアンブレラリグなどストロングスタイルを主軸に、現場最大級のバスを仕留め続けるBIG BASSハンター。愛称は誰が呼んだか“ロボ奥田”。直立不動で精密機械の如く狙った獲物を確実に仕留めるのがその名の由来だ。当連載ではバスのみならず、淡水海水の大物ゲームに挑む氏のフリースタイルをお届けしている。
国内外で超大物相手におよそ2年を経て研鑽
2025年、通算3期目、装いを新たに始まる動画連動連載企画『フリースタイル365』。当企画では淡水のバスのみならず、海にも飛び出して数々の大物を仕留めてきたことは知られる。今年も全8回、奥田さんの活躍を存分にご堪能いただきたい。
新シリーズの記念すべき開幕回に訪れたのは、東海エリア最大級のバスが生息する地として近年大
注目の愛知県・入鹿池。バスフィールドとしての歴史は古く、80年代には既に人気の釣り場として世
に認知。当連載の主・奥田学さんはお隣の岐阜県で生まれ育っただけに、馴染みのあるフィールドか
と思いきや、意外にも今回で2度目なのだという。
「前回はこの冬。気温零下にもなるような日にボートで出て…もちろんゼロでした(笑)」
…気を取り直して、季節は春の4月中旬に今回の釣行へ。折しも春の三寒四温の真っ只中、寒の戻
りが直撃した何とも不運なタイミング…。爆風に雨、薄着になることもなく陸と艇での釣行。結果は
ご覧の通りの大成功だったが、気になることがひとつ。
奥田さんが手にしているロッド。
それはもしや噂の!
「そう、今季からの俺の右腕『キャプチャー』だよ。およそ2年をかけて国内外で研鑽してきた自信作。特徴をひとことで言うなら『折れないロッド』。その威力は今後の連載を楽しみにしてほしいね」。
まず今回は全8機種のうち、3機種を奥田さんが解説。
キャプチャー(シマノ)
今季発表となった奥田学さん開発のロッドシリーズが、国内外の巨大魚に挑む剛のツアーロッド『キャプチャー』。モンスターたちと真っ向勝負できる圧倒的なパワーを秘め、ラフな扱いも無問題なタフさが信条。ラインナップは飛行機搭乗時に手荷物として預けることができるワン&ハーフが4機種、スーツケースにも収納できるマルチピースが4機種。計8機種が揃い、ここでは今回の実釣で奥田さんが使用した3機種についてご解説いただいた
173MH-2
スイム&ビッグベイト、巻きにワームまでOKのオールラウンド
●全長:2.21メートル●パワー:MediumHeavy●テーパー:RF●継ぎ数:2ピース(ワン&ハーフ)●ルアー:7〜30グラム●ライン:ナイロン・フロロ10〜20ポンド、PE MAX4号●価格:4万7300円(税込み)
「溺愛しているオールラウンドモデルやね」。スイムベイト&ビッグベイトのみならず、スピナーベイトやバイブレーションの巻き、さらにはワーミングまで軽快に使いこなせる173MH-SBの血統を継承しながら、ブランクスを大幅にブラッシュアップ。「バット部が太く、さらに強靭に。よりフレキシブルなティップに仕上げ、操作性はさらに高く感度も向上して、何よりキャストフィールが良いね」。
274M-2
“通称:陸王スピン” 名竿の系譜がさらなる進化!
●全長:2.24メートル●パワー:Medium●テーパー:R●継ぎ数:2ピース(ワン&ハーフ)●ルアー:5〜21グラム●ライン:ナイロン・フロロ5 〜1 0 ポンド、P EMAX1.5号●価格:4万7850円(税込み)
「ご存知 “陸王スピン” の進化版。フィネスバーサタイルの守護神」。ファイナルディメンションに端を発してバンタム、そしてキャプチャーへと受け継がれる名竿の系譜だ。「特筆はエキサイトトップ、誰でも簡単にシェイクできてトルキーなアクションを生み出せる。強化されたバットとのトータルバランスで、圧倒的な飛びと軽快な操作性を味わえるモデルに仕上がった」。
169XXXH-SB/5
ロクマルナナマル無問題 キャプチャー最強モデル!
「シリーズ最強モデル。500グラムまでのルアー、いわゆるジャイアントベイトをメインに扱うモデルやね」。PE8号を組み込んでのスーパーパワーファイトが想定内。国内外の超大物をねじ伏せる超剛竿だ。「海外ではスイムジグやクランキング、大型トップウォーターなどバーサタイルにも使う1本。5分割できるマルチピースは遠征時に本当に便利」。
「いずれのモデルもシマノのキャスティングロッドにおいて最高峰レベルの強度を発揮。ロクマルはもちろん、上限がない世界の大物相手にも存分に戦える」。会心の仕上がりに思わず笑みがこぼれる奥田さんだった。
東海エリア随一のビッグバス池、ほぼ初釣行で一閃!
「ココの魚、めちゃくちゃ引くわ! ヒレはピンピンでキレイやし、あんだけ太かったらそりゃ引くよね。最高に楽しいよ、入鹿池! スゲェ良いフィールドだわ!」。
入鹿池(愛知県)
いるか・いけ/近年ビッグバスレイクとして知られる東海エリアの人気フィールド。バスのみならずワカサギ釣りも盛んで、ボート店も充実。今回は入鹿亭を利用。
3本のキャプチャーを引っ提げ、陸と艇の二刀流で目一杯楽しんだ当釣行。冒頭は撮影終了時のコメ
ント。奥田さんがこれほどまでに手放しでフィールドを讃えることは実に珍しい。それほどまでに素
晴らしいフィールドであったことが想像できるだろう。
カープヘッド(シグナル)
オカッパリ編では序盤にジャイアント&ビッグベイトをいわば魚探代わりに、チェイスする魚を探
すも姿見えず。
爆風&雨で凍てつく身体に喝を入れ、すべての可能性を試すべく自らの足ですべての支流を条件次第で周り尽くした。
レンタルボート編ではオカッパリで得た〝入鹿池の今〟をベースに沖からのアプローチ。
奥田さんのCPUがフル回転して正解を見つけ出し、見事なグッドコンディションをキャッチすることに成功した。ライブ魚探が主軸となるワカサギレイクにおいて、NO魚探でも存分に戦えることを証明した形だ。
前日までに陸で足を使って稼いだ現場のリアル。ここぞというスポットを見付けていた奥田さんは沖からのアプローチで見事に3発! 極太幅広のプリスポーナーがコレだ!
今シーズンも開幕戦から絶好調! 次はどこでどんな釣りを見せてくれるのか。乞うご期待!
奥田学 使用タックル
写真上から
●ロッド:キャプチャー169XXXH-SB/5
●リール:25アンタレス100HG RIGHT+夢屋ウルトラストロングハンドル48ミリBH-1
●ライン:アブソルートAAA25ポンド(バリバス)
●ロッド:キャプチャー173MH−2
●リール:アンタレス DCMD XG RIGHT+夢屋ウルトラストロングハンドル48ミリBH-1
●ライン:アブソルートAAA16ポンド(バリバス)
●ロッド:キャプチャー274M−2
●リール+:ステラC3000XG+夢屋ハンドルノブEVAパワーラウンド型M
●ライン+リーダー:ピットブルG5 0.6号+アブソルート ショックリーダー[VSPフロロカーボン]7ポンド(バリバス)、アバニ シーバス マックスパワーPEX9 1号+アブソルート ショックリーダー[VSPフロロカーボン]12ポンド(共にバリバス)
※ロッド、リールはすべてシマノ
ついに公開!動画でも「キャプチャー」!
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