【全部同じじゃないですか⁉】釣り糸を切るハサミにこだわらないなんてもったいない!編集部イチオシの『フィッシングシザー』7選「ちがいますよーっ」「もっとよく見ろ!」

【全部同じじゃないですか⁉】釣り糸を切るハサミにこだわらないなんてもったいない!編集部イチオシの『フィッシングシザー』7選「ちがいますよーっ」「もっとよく見ろ!」

魚を釣っている際に切れてしまっては困る釣り糸(ライン)は当然のことながら切れないものほど優秀といえるだろう。ところが、その釣り糸を扱うとなると、様々な結びの際に「切れて」くれないと困ってしまう。だからこそ、釣り糸を切るハサミにはぜひともこだわっていただきたい。

●文:ルアマガプラス編集部

ピースパッ!シザース VAAC-74(バリバス)

「切れる」を突き詰めた極細PE専用設計

最大の特徴は、通常切りにくい0.3号程度の極細PEラインを“噛み切る”のではなく、“断ち切る”カーブ刃形状。さらに刃の噛み合わせ角度が緻密に調整されており、一般的なPEシザースに代表されるギザ刃形状でなくとも、PEラインがスパスパ切れる。

また、ギザ刃を採用していないことで、刃自体の耐久性も向上している。

チタンセラミックコートでサビに強い!

刃にはチタンセラミックのコーティングが施されており、サビにくく、メンテナンス性も抜群。(より長くご使用いただくには、使用毎の水洗い・乾燥が必須)

さらに熱処理を施す角度により色味が一点一点異なるため、一つとして同じ色の無い、唯一無二のカラーリングとなっている。

携帯性・安全性も◎

サイズは全長90mmの超コンパクト設計。ハンドル部にはピンオンリール対応の穴も装備されており、ベストやバッグにぶら下げて持ち運べる仕様。刃先が丸くなっているので、ポケットにそのまま入れても安心。

ライトライン派の“必携ギア”

VARIVAS「ピースパッ!シザース VAAC-74」は、ライトラインユーザーにこそ使ってほしいPEシザース。0.3号程度の細糸でもスパッ!と切れる切れ味と、耐久性・安全性・携帯性を兼ね備えた一本です。

「切れないハサミでイライラ…」そんな経験がある方、ぜひ試してみては。

スパシザー(シマノ)

釣り具では珍しいAmazon評価500件超えのハサミ

緩んだPEラインもスパッと切れ、サビに強いと釣り人の間で話題となった“スパシザー”。シマノが手掛ける釣りツールの中でも人気が高く、幅広いシーンで活躍してくれる万能ハサミだ。

スパシザーの魅力はなんといってもその切れ味にある。一般のハサミだと切りにくいPEラインを緩んだ状態でもスパスパと切ってしまう切れ味は、岐阜県・関市の刃物職人たちの手によって造られているから。

「ドイツのゾーリンゲン」「イギリスのシェフィールド」と並び、“刃物の3S”に数えられる世界的な産地の岐阜県・関市。鎌倉時代から約800年続く刃物造りの伝統と技術は現代へしっかりと継承されており、カミソリやハサミなど、人々の生活に欠かせない刃物をひとつひとつ職人たちが造り出している。

そんな職人たちが手掛けるスパシザーは、ひとつひとつが手作業で刃付けをされており、刃先まで均等になるように組み上げ、人の手でしかできない品質と切れ味を生み出している。

ラインとハサミの“逃げ”を解消して切りやすく。

PEラインが切りづらいというのは、ラインまたはハサミ自体が動いてしまい“逃げ”を作ってしまうことが要因の一つだという。これを解消するために、スパシザーは職人たちが長年の経験をもとに、交差角や剛性など全体のバランスを個体ごとに調整。組み上げ後に何度も試し切りをしながら微調整をすることで高い品質を実現している。

刃の素材にはサビに強いフッ素加工のステレンスを採用し、淡水の釣りだけでなく、潮で浸ったラインを切るような海水の釣りまで安心して使える。

さらに、使いやすさにはシマノの釣りの知見を取り入れ、ビッグホールハンドルを採用。グローブをしながらでも使いやすようこだわりの造りとなっている。

1本持っていればさまざまなシーンで活躍間違いなしの“スパシザー”。Amazonでも釣り具で珍しく500件以上の評価がついており、2000円台というお求めやすい価格からリピーターも多数。一度使えばその切れ味にヤミツキ間違いなしだ。

ラインカットちゃん(サンライン)

[Amazon 評価4.5]ラインメーカーだからできる、切れ味鋭いラインカッター

釣りで使用する編糸、つまりPEラインは、普通のハサミやラインカッターで切ろうとしても、フニャフニャして切りにくい。そのため、PEライン対応のラインカッターを使用する必要があるのだが、多くのPEラインカッターがラインをしっかりと噛んでカットできるギザギザの刃を採用する中、今回紹介するラインカットちゃんはギザギザ無しの刃となっている。

その切断性能は非常に高く、前モデルもアングラーから高い評価を得た名作として、愛用者も多い。PEラインをカットする際、アングラーならおわかりだと思うが、ある程度ラインにテンションをかけなければ、フニャっとなってカットしづらいのだが、このラインカットちゃんは、テンションをかけなくてもスパスパとカットできるということを売り文句としている。

実際、Amazonの購入者レビューには、前モデルのラインカットちゃんに対して「気持ちよくPEラインがカットできる」と、多くの人が高評価をつけており、202個の評価で星4.5となっている。この、満足度の高いラインカットちゃんがさらに切れ味を増して、2024年9月にリニューアル。

左が新型の刃先形状。湾曲しているのがわかる。

具体的には、刃先形状を見直し、しっかりとラインに食い込むカーブ形状を新たに採用。従来のストレートな刃先形状よりもPEラインを切りやすくなっているという。また、表面にはチタンコーティングを施しており、表面硬度がUP。未処理の状態と比較すると、帯摩耗性や防錆性能が向上している。

太いPEラインには「パワフルカットちゃん」がオススメ!

ノーマルモデルのラインカットちゃんでは、サイズ的に少々不安という場合は、パワフルカットちゃんという選択肢もある。ソルトルアーフィッシングで使用する太めのラインやPEでも、ノーテーションでカットできる。

性能はノーマルのラインカットちゃんを踏襲、チタンコーティングで高い耐久性も確保。また、グリップホールも大きめなので、手の大きい人でも使いやすくなっている。スパイラルコードを装着するホールも装備。

PEシザース(コーモラン)

コスパ最強!使いやすくてリーズナブルな釣り用ハサミの決定版

ソルトウォーター、フレッシュウォーターにかかわらず、その使用範囲を大幅に拡大しつつあるPEライン。それだけにPEライン自体の性能アップもすさまじく、ひと世代前と比較すると強力や耐摩耗性は大幅に向上している。それだけにPEラインをカットするハサミにも、より鋭い切れ味が求められている。そこでオススメしたいのが、コーモランの「PEシザース」だ

このPEシザース、その名の通りPEラインのカットをフィーチャーした設計が刃に施されている。それが“ギザギザ形状”で、ここにPEラインが引っ掛かってくれることで切るときに「逃げる・ズレる」ことを防ぎ、ストレスなくPEラインをカットすることができるのだ。

本体および刃はステンレススチール製なので耐久性があると同時にサビにくく、使用後にしっかりと手入れをすれば長期間使い続けられるのもありがたい。また、PEラインのカットだけでなく、細糸のカットや細かい仕掛け作りに使うのにも向いているので、PEシザースを1本持っていればさまざまな用途に使えるはずだ。

カラーは「シルバー」と「ブラック」の2色。今使っているラインカッターではPEラインを切りづらいと感じているのなら、迷わずPEシザースを手に入れよう!

オープナー付きミニシザース(フィッシュマン)

もっともっと便利なオープナー付き

ハサミだけ物足りない…そんなユーザーには、プリットリングオープナー付きの小型ハサミ『オープナー付きミニシザース』がオススメ。

ストレスなくスパスパと切れるギザ刃のハサミはもちろん、フック交換などで役立つスプリットリングオープナー付きは嬉しい機能。

釣行時の装備にぶら下げておけば、いつでも使えるのでバッグやバッカン、ゲームベストなど装備の数だけ揃えておきたい。

PEシザー125R+F(DAIWA)

DAIWAが生み出したひとつの解答

ロッドやリール、ルアーなどの直接的な釣具はもちろん、アクセサリー類にもかなりの力をいれているDAIWA。

小物類にも定評があるが、やはりハサミも素晴らしい製品を展開していた。

それが『PEシザー125R+F』。

名前の通り、PEラインのカットを念頭に置いた設計の釣り用ハサミである。

PEラインは表面コーティングやそのしなやかさのせいでハサミで切るのが少し難しい。

そこで専用の設計を施す必要があるのだが、この『PEシザー125R+F』は、セレーション(ギザ刃)加工を採用している。

実際、多くのPEライン対応ハサミがこの加工を採用しているがその効果は凄まじい。
無加工刃では切られるのを嫌がり、まるで生きているかのように刃を避けてしまうPEラインが、なんのストレスもなく、スパスパと切れてしまうのだ。

その驚くべき切れ味を持つ一方で刃先は丸形になっているため、裸で携帯しても刃先がさほど危険でないのは嬉しい設計だ。

関連モデルも充実!

PEシザー125H+F

今回紹介している『PEシザー125R+F』には兄弟モデルも存在する。『125S+F』は刃先が鋭く尖った「先鋭タイプ」であり、より細かい作業が行いやすい繊細なタイプ。よりシンプルにハサミとしての性能を求めるのであれば、こちらのタイプが便利だろう。もうひとつの『125H+F』は、根本こそハサミだが先端がプライヤーになっているタイプ。スプリットリングオープナー機能も有しているので、ユーティリティさをもとめるのであればこちらに軍配があがるだろう。

また実際に使用するとわかるのだが、『PEシザー125R+F』の噛み合わせは少し硬い。これは不意に糸を切りすぎてしまうことを防ぎつつ、携帯時に勝手に刃が開かないための絶妙な硬さであるといえるだろう。

刃はサビに強いステンレス素材を使用しているうえにフッ素塗装済みなので、海水や泥汚れなどもさっと拭き取れるメンテナンス性の良さも持ち合わせている。こういった点にまで気が回っていない製品はあっという間に錆びてしまい、使い物にならなくなってしまうものだ。

過酷な状況にも耐えられる性能となっているのであれば、活躍の機会はいっきに広がる。いや、使いたい時に取り出して…ではもう遅い、という程にその活躍は一級線へとあがっていく。

そうなってくると、すぐに手にできる位置に裸でぶら下げるくらいがちょうどよいものだ。

その際、刃先が丸いことは先述の通り携行時に安全で素晴らしい機構だが、さらに驚いたのはそのトータルのサイズ感。

例え手袋をした状態でも使いやすい大きめのグリップと、それに対して少しだけ小さな刃部。

この絶妙な大きさの組み合わせが、手にしやすいのに携帯時には邪魔に感じない究極的なサイズ感、言わば黄金比になっているのだ。

ここまで使用感を高めたハサミは過去にあっただろうか?

さすがは小物類にまで並々ならぬこだわりをもつDAIWA。

微に入り細を穿つとはまさにこのこと。

ハサミひとつをとってみても、ここまでのものが作れるとは…!

カーブブレードPEシザース105(アブガルシア)

小物アイテムにもこだわりを入れているアブガルシアのPEライン対応シザーズ

カーブブレードPEラインシザーズは、刃物のまちとして知られる岐阜県関市で培われたハサミのスペシャリストノウハウが詰まったPEラインカットにも対応するシザーズ(ハサミ)。

まず素材には錆びにくく切れ味が長持ちする、高硬度に熱処理したステンレス合金鋼を採用。さらにそこからチタンセラミックコーティング加工を施すことで、防錆効果と切れ味の持続性をアップさせています。

そして素材だけでなく刃の形状にもこだわりが。刃面から刃先にかけて、最適な交差角を保つカーブ形状となっているので、切りにくいとされるPEラインもシャープな切れ味でラインの切り口から綺麗にカットし、糸のほつれも出しません。そして刃の先端形状も、ラインの結び目の細かな処理がしやすいようになっています。勿論フロロラインやナイロンラインも綺麗にカットできるのであしからず!

他にも、冬場のグローブ着用時も扱いやすい大きめのハンドル形状や、ピンオンリール等のコードが干渉しづらい取り付けホールも配置。

また激しい動きでもハサミが落下しにくい脱着強度を持ったシザーキャップ付き。キャップ部にも携帯する際に便利なホールクリップも備わっています。

切れ味や耐久性はもちろん、携帯利便性にまで拘り尽くしたアブガルシア用品史上最高傑作のハサミがあなたの釣りの快適性を高めてくれること間違いなし!