駆除されたブラックバスの皮を再利用したルアーも⁉「皮」を用いたデカバス量産ルアーを生み出す『マニフォールド』

駆除されたブラックバスの皮を再利用したルアーも⁉「皮」を用いたデカバス量産ルアーを生み出す『マニフォールド』

ルアーの素材には存外、色々なものが用いられるが、本革を使ったものは珍しいだろう。しかも驚くことに、デカバスキラーとしても名を馳せるという。そんな知る人ぞ知るルアーを手掛けるメーカー『マニフォールド』のアイテムを紹介しよう。

●文:ルアマガプラス編集部

マニフォールド

https://manifold.

本革を使用した唯一無二のルアーをプロデュース。なかでもジャイアントベイトのデニイロの存在感は圧巻。プロデューサーである宮本芳孝さんは財布などの革細工なども手がける職人。

198 コバス

●全長:198mm
●重量:90g前後
●価格:5万8,800円(税抜き)

駆除された琵琶湖のバスを蘇らせるバス皮革ルアー

バスの皮革を使った2連結リップ付きジョイントベイト。駆除目的で捕獲され、食用にされたバスの皮を「命の副産物」としてルアーにして蘇らせた。ブラックバスを有効活用していくことで、未来に繋げていくルアービルドの新しい試みだ。

278 パチイノ

●全長:278mm
●重量:187g前後
●カラー:生ヌメホログラム、ホワイトホログラム
●価格:アゴ下フレーム4万3,800円(税抜き)、レギュラーフレーム3万8,800円(税抜き)

デニイロ弟分でもその存在感は超強烈

マニフォールド革ルアー三兄弟の末っ子サイズのパチイノだが、全長は278mmありボリュームは通常のビッグベイトを凌駕。水を吸水させて革の持つ独特の味わいを堪能するにはこのサイズから使っていくのがいいかもしれない。

343 デニイロ

●全長:343mm
●重量:340g前後
●カラー:生ヌメホログラム、ホワイトホログラム
●価格:アゴ下フレーム4万8,800円(税抜き)、レギュラーフレーム4万3,800円(税抜き)

その日の水温・水質で具合が変わる、その個性すら楽しい

このサイズになってくると使い手も選ぶようになってくる、34cm340gオーバーのジャイアントベイト。水温やその日の吸水度合いにより、ウエイト調節しながらアクションを設定。革のエイジングにより味が出て、自分だけのルアーに育つ過程がおもしろい。

444 デニイロ

●全長:444mm
●重量:700g前後
●カラー:生ヌメホログラム、ホワイトホログラム
●価格:アゴ下フレーム8万4,800円(税抜き)

使い込むごとに魂が宿る革製特級呪物

重さは700g、全長45cmに迫る超ジャイアントベイト。ポリエチレン削り出しボディにレーザーカットで1ピースごとに成型したステンレスフレームをセット。皮革には牛ヌメ革を手縫いで縫製している。このルアーに魂を宿らせられるかは使い手次第だ。

カステラーノン

●全長:127mm
●重量:53g、60g
●カラー:6色
●価格:6,300円(税抜き)

自由な発想から生まれた変則4連結ルアー

これまでにない4連結ボディが腹部、背部、尾部、頭部の順に動き出していくという変則的なアクションを実現。腹部で発生した揺れが全体に増幅していく様が、自発的な動きとしてバスに認識される。使い方のコツはボディを揺らすようにゆっくり巻くこと。

琵琶湖のブラックバスをルアーとしてリビルドするというこれまでにない試みは、バス業界にとっても大きな意味がある。

実際に手に取ると、その存在感に圧倒される。強固な専用タックルが必要になり、使用者にも覚悟が求められる。

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