『バス釣り上達100のヒント』CH.13「秋は巻き物ってほんとなの!?」【帰ってきた、シン・ネバギバ。】清水盛三、インタビュー連載!!

毎回語り尽くしのネタ満載トークインタビュー・清水盛三「帰ってきたシン・ネバギバ。」。連載13回目は、まことしやかに囁かれる、「秋は巻き物」ってホントなの? 目から鱗、説得力抜群の巻き物論を伺った。 

●文:ルアーマガジン編集部(写真提供:MORIZO SHIMIZU)

清水盛三 MORIZO SHIMIZU 
1970年5月29日生まれ。大阪府出身。’97JBスーパーバスクラシックウィナー、’00JBワールドU.S.チャレンジinレイク・ミード優勝を経て渡米。老舗トーナメント団体B.A.S.S.が主催するエリートシリーズやFLWなどに参戦。2018年をもって引退、17年間の米国競技生活にピリオドを打った後は日本国内の各メディアへの出演他、ご意見番として後輩の指導にあたる。バサー・オールスタークラッシック2022優勝。
オフィシャルサイト http://www.morizoshimizu.jp/
<スポンサー>
エバーグリーンインターナショナル、グローブライド、東レ・モノフィラメント、グレンフィールド、マーキュリー、カラーズインターナショナル、ALL of FAN
<バスマスター通算成績>
●B.A.S.S.
’01ウェスタンオープンでデビュー。1シーズン目で、翌年からのツアー参戦権を獲得。公式戦出場151回、クラシック出場3回、2006年にエリート・ケンタッキーレイク戦優勝、入賞66回(優勝:1回、準優勝:2回、トップ10:9回、トップ20:21回、トップ30:34回)。獲得賞金77万1299ドル(約1億1801万円 *1ドル153円換算)。

「頼むから2、3時間巻いてくれ。」巻きを制する鉄板質問をぶつけてみた。 

ーー突然ですけど大谷翔平選手、この前やばかったですよね。 

本当に唐突だが、この取材の直前にロサンゼルス・ドジャーズの我らが大谷翔平選手が投手として6回無失点10奪三振、打者として3本塁打を1試合で達成するという偉業が話題になっていた。 
 
清水 「そう!もうね、やばいよね。マジで。なんか漫画にしにてもできすぎて漫画以上やねんけど。漫画でもここまでしたら面白くなくなるんちゃうか。(笑)」 
 
−−漫画でもここまで露骨に活躍させないだろうっていうぐらいの。 
 

清水 「そうやろ。ほんとすごいなと思うわ。しかも、ちょっと不調気味からのピッチャーで結果出して、しかもホームラン3本打つみたいな。」 
 
−−またその後のインタビューでの受け答えもすごかったですよね。 
 

清水 「そうそう、ほんま冷静やよね。で、チームが勝つことに、本当の意味で重きを置いてるしね。大谷選手みたいな人が日本人で、ほんまに誇りやと思うけどね。 世界でああやって日本人が活躍したら日本を見る目も変わってくるからね。僕もバスフィッシングやけども、やっぱそうありたいと思ってやってたしね。」 
 
−−他の日本人のモデルがないから、もうそれが他所から見た日本人のイメージ100パーセントになっちゃいますよね。 
 

清水 「そう。だからアメリカにいた時は僕も意識して試合出てたからね。だから、こうやって大谷選手みたいに日本人がどんどん活躍してほしいなと思う。そしたら多分、政治も変わってくるよ。やりやすくなるよ。トランプと安倍さんの時もそうやからね。トランプ、ゴルフ場持ってるぐらいゴルフが好きでな。日本来た時、松山英樹選手呼んでゴルフしてるからね。トランプと安倍さんと松山選手で。 
だから、スポーツっていうのは偉大やなと思うけどね。世界で活躍する日本人にはやっぱり頑張ってもらいたい。」 
 
ーースポーツの秋ですからね(笑) 

モリゾーさんは自他ともに認めるゴルフ好き。ゴルフの腕前も相当との噂だ。


ーーそこで今日はメインテーマ。秋は巻き物っていうけど本当なんですか? 

清水 「俺もようその質問を受けるわ。(笑)」 
 
−−擦り倒したテーマかもしれないんですけど、お願いいたします(笑) 
 

清水 「そうやね。昔からのバスフィッシングの定説みたいなことになっちゃってるけどさ、答えはほぼほぼNOやな。」 
 
ーー!! NOなんですね!?  

清水 「もうだいぶ昔から言われてることやけどさ、それは全然NOですね。もちろんYESな部分もあるよ。ほんとに荒食いしてパンパンなバスがババっと釣れるときもあるけどさ。それはでも年がら年中、僕の場合は起こり得ると思ってるから。」 

ーーなるほど。秋だけが特別そういう状況ではないということですね? 
 

清水「うん。特にポストスポーンで荒食いの時もそうやしさ、6月とかはパンパンのバスをクランクベイトとかジャックハンマーで釣りまくれる時もあるし。僕を見たら1番わかると思う。だから年がら年中巻きまくってデカいのがバカバカ釣れる。」 

モリゾーさんにとってはオールシーズンが巻き物で釣れる季節なのだ。


 
ーー確かに。一部本当っていうのは、逆に言うと秋じゃなくっても釣れるけど、秋ももちろん釣れるよ、ってことですね? 
 

清水 「そうやな。夏でも釣れるし。でも夏よりももっとアクティブなバスたちが多くなるから、特に最近の日本の酷暑よりは釣りやすくなってることも事実。 でも、秋やからっていうのではなく、別に初冬でもバコバコ釣れるからね。だって実際の話、去年の12月とかでもジャックハンマーで55とか60ぐらいのやつ入れぐってる時もあるし。5、6本まとめて1日で釣るみたいなこともあるしさ。 だから一概には言われへんから、僕の大きな答えはNOですね。」 
 
ーーじゃあ秋が特別巻物で釣れるというのはNOだとして、やっぱりそれでも巻物で釣りたい場合は、他のシーズンと比べてどういうところに注意するべきですか。 
 

清水 「年中そうやねんけど、レンジは大事かな。その上で全体的な湖、フィールドを見る必要がある。夏やったら、バックウォーター付近が水が冷たいから涼しいとバスその辺に集中しやすいけどさ。水温が全体的に落ちてきて、適水温になるとバスがアクティブになる。そうやって活発に食う魚たちが多くなってくるねんけど。表層からディープまでが大体同じような水温になってきたら、全水域釣れる可能性というのは高まってくる。」 
 
ーーじゃあ逆に言うと、どこかに固定しないでフィールド全体を釣りに行く必要があるってことですか? 
 

清水 「そう。だから、秋は巻き物っていうのは、アメリカでも大昔、多分言ってたはずや。それを日本で誰かが引用したと思うねんけどさ。要するにバスが散らばるから、巻き物でガンガン広範囲でサーチしなさいよっていうこと。」 
 

アメリカでは広大なエリアをサーチする必要がある。そんな経験がモリゾーさんのパワーフィッシングの礎となっている。

ーー秋は探す範囲は広くなるから手早く巻き物でサーチする必要があるってことなんですね。 

清水 「逆に大変やねん。1箇所でワームで粘ってたら魚に巡り合わへんけど、適水温なら目の前にルアーが通ったら、バクって簡単に喰うやつもいっぱいおるからさ、真冬とか真夏とか以外は。秋やから巻き物でバクバクするかっていうと、そういう意味ではない。ただ、確かに酷暑のめっちゃ暑い日中とか、真冬でめっちゃ寒い、もう氷点下ですわって時よりはアクティブなやつが多い。」 
 

ーーだからこそこっちから探しに行かなければならないと。 
全域を見ていって1、2本、例えば同じレンジで釣れたってなった場合は以降そのレンジを釣っていけばいいんですかね? 
 

清水 「僕の場合は、その魚のクオリティを見る。クオリティがよかったら、そのレンジで、もうとにかくガンガン広くいろんな場所で釣っていくっていうことをするかな。細いのとかちっちゃいクオリティが悪い魚しか釣れへんとかやったら、ちょっと違うことをやらなあかんのちゃうかなとか思うけどね。基準は魚のクオリティ。」 
 
ーーやっぱり似たようなクオリティの魚っていうのは、例えば同じレンジだったり、同じシチュエーションにいることが多いですか? 
 

清水 「可能性としたらあると思うよ。例えば1メーター50とかのレンジで、そこそこ太ってて綺麗な魚が釣れましたってなったら、もう思い込みでやってみたらいいと思うよ。それを試していけばいいよ。例えば2、3時間とかやり通してみて釣れへんかったら、たまたまその場所におっただけっていうことにして、また違うことをやればいいと思うし。次はもうちょっと深くするのか浅くするのかわからへんけどさ、それを試して、次もう1回トライしていって。それで釣れへんかったら釣れた方向に戻せばいいって俺はいつも思ってるからさ。基本は、まずは試していくっていうことが肝心なんじゃないかなと。」 
 
ーーなるほど。どのレンジから試していくべきですか。 
 

清水 「それ難しい質問やな。フィールドにもよると思うねん。例えばそれがため池なのか、関西に多い急深リザーバーなのか、関東に多いフラットリザーバーレイクなのか。あとは霞ヶ浦のようにフラットシャローウォーターなのかっていうところで全然かわってくる。」 
 

ーーそれはちょっと一概には言えないですね。 
 

清水 「一概には言われへんけど、俺やったら基本は多分1メーター50前後とかを狙っていくんちゃう。浅いところもあるから、まずは岸際を釣りまくることをすればいいんちゃうかな。」 
 

地形によって流し方を変えていく。これを理解すればモリゾーさんが投げている地形をイメージすることができる。

ーー岸側を釣りするとき、岸に沿って平行に引くのがいいのか、岸に向かって垂直に投げるのかどっちがいいんでしょう? 
 

清水 「確実に1番最初にやるのは岸を平行引き。オカッパリでもボートでも。 だからロングロッドでいつもやってた。ロッドを沖側に出して手を伸ばせばちゃんと平行に引いたりできるから。ボートは水深にもよるけど、基本は平行引き。急深なのかなだらかに深くなるのかによるけど。深くなっていれば平行引き。なだらかなバンクやったら、ちょっとだけポジションを沖にとって斜めに潜らせながら引いてく。 
 

ーー同じタイプのルアーでもボートポジションが違ってくるのはそういうことなんですね。 
 

清水 「だから僕の動画を見て、ボートが岸べったりで釣りしてるなと思ったら、ちょっと深いって思ってくれたらいいし、ちょっと外側におったりしたら、なだらかに落ちてんねんなっていうことがわかる。そういう見方も面白いと思うから是非みてほしい。昔はビデオやったからさ、すり切れるぐらいまで見ろってよく言ってたけどさ、こういう時にはこういうボートポジションで、こういう風に釣ってるんだって。テクニック、ルアーありきなメディアさんがたくさんいてるけどもさ。(笑)でも、やっぱり根本は、どういうボートポジションでどの辺にルアーを投げて、どうやって巻いているかっていうことを見るのはすごい勉強になると思うけどね。」 
 
ーー 実践します。(笑)今の話は、なんとなく頭の中でクランクベイトをイメージして聞いてたんですけど、ジャックハンマーとクランクベイトの使い分けはどうすればいいんでしょう? 
 
清水 「昨日もそういう話あったよ。 同じような質問が毎回ルアーマガジンから飛んでくるな。(笑)」 
 

実はこの取材の前日、ルアーマガジン1月号に掲載する田辺哲男さんとのハードルアー対談取材を受けていただいていた。 

気になる対談の模様はルアーマガジン1月号でチェックだ!

清水 「 俺の答えは気分って言ったよ。多分どっちも釣れるからって。田辺さんも『そうだよ。どっちも釣れるんだよ。』って言ってたと思うけどな。どっちも釣れんねん。どっちも試す。どっちも投げる。 でも水に強烈に色がついとったら、絶対クランクベイト投げる。」 
  

ーー なるほど、水に色がついて、視認しにくいなと思ったらクランクベイトですね。 
 

清水「だから霞水系よりも濁ってたらクランクベイト投げる。 ちょうど霞水系みたいな水ならどっち投げるか迷う。(笑)」 
  

ーーちょうど霞水系の水くらいが基準なんですね。 
  

清水「クリアやったら、クランクベイトのパワーを落として、ワイルドハンチにするとかさ、フラットフォースにするとか。」 

ーー水がクリアだから、単純に変えるっていうよりは、パワーを落とすって選択なんですね。 
  

清水 「うん。で、ジャックハンマーやったら、パワーを落とすというので、ステルスブレードを使ったりとか、ベイビージャックを使ったりとかみたいな感じで。あとはフィールドの状況っていうか、すごいタフやなってなったら、もうピッコロとか、そういうスモールクランクベイトとか、スピナーベイトでもDゾーンフライを投げたりする。」 

必要に応じてパワーを落とす。状況にアジャストできるかが巻きの釣りのキモだ。


ーーやはりタフるとちょっとパワーは落としてった方がいい。 
  

清水 「 そうですね。でっかいシルエットのルアーも食ってくるけどね。 タフってると逆パターンでディープクランクで釣れたりとかね。」 
 

ーーとはいえ基本的にはパワーダウンする必要があるんですね。 

清水 「 そう。だけどワームでスローにするんじゃなくて、俗に言うムービングベイトでパワー落とすとか、シルエットのサイズをちっちゃくしていくっていうことをやった方が釣れる可能性は高い。実際、最近ピッコロとかよく釣れるしね。田辺さんも似たようなこと言ってたわ。」 
 
ーー巻きたくなってきた。(笑)巻き物好きっていう人多いのに、最近巻き物やり通す人全然見ないですよね。 
 
清水 「そうやねんな。みんな巻き物好きって言ってても、多分2、30分投げて釣れへんかったらすぐワームになっちゃうでしょ。巻き物好きって言ってる人がやで。 お願いやから2、3時間投げてくれって思うもんな。」 
  

ーー 2、3時間。さっきもおっしゃってましたけど、試すにはやっぱ2、3時間は必要なんですかね。 
  

清水 「 そうやな。俺はやっぱりアメリカでトップカテゴリーで試合に出てた分引き出しが多いからさ、すぐ違うなってわかる。みんなの2、3時間が、多分僕の2、30分やと思うねん。でも普通の人なら2、3時間ぐらいやって、初めて答えが出ると思う。」 


 
ーーモリゾーさんにそう言われると、自信持って2、3時間とりあえず巻いてみようって思います。(笑) 
  

清水 「やり切る根拠ですよね。一日中巻いて、ずっと釣れてなくてもあるところで魚が固まってていい魚が連発することもある。僕らはそれを知っているからね。」 

ーー経験があるからこそ、それに当たるためだったら巻き続けられるってことですね。 
  

清水 「当てれるっていうのを知ってるからね。だって結局ね、レンタルボート屋さんとかもよく行くけどさ、結局その日出てる人間で1番釣ってんの僕やもんね。みんなダウンショットとか、ノーシンカーでとか、ホバストでしたとかって言ってるけど、そんなに大きいのも釣ってないし。クオリティのいい魚をどっちが釣っててるかって言うと、いつも絶対的に僕だと思う。どんな釣りが釣れんねやろとかって探しながら釣っていけるから。その答えがあった時に な?言ったやろ?って。(笑)」 
 
ーーめちゃくちゃイメージできます(笑) 
 
清水 「その方が楽しいからね。みんなその手前で挫折しすぎやわ。俺でも1匹釣れるかわからんぐらいの時間しか投げてへんのに、はい、もう今日は巻きは釣れへんってなっちゃう。」 
 
ーーあー、これは読んだ人耳が痛いというか、みなさん身に覚えがあるんじゃないですか?(笑) 

清水 「そうやねん。お願いやから2時間はジャックハンマー巻いてくれとかな。ほんで、昨日もまさにその話になったけど、巻き物にハイギアリールを使いすぎやと思うねんな。」 
 
ーーやっぱそこはローギアがいいんでしょうか? 
 
清水 「ノーマルギアやな。ハイギアでゆっくり巻けばいいじゃんって言うけどさ、人間そんな一定速度で巻かれへんからさ。」 
  

一定の速度でしっかり巻く。より安定感のあるノーマルギアが必要となる。

ーー そうですよね。で、ハイギアだとちょっとの差が大きな差になってしまう。 
  

清水 「って考えると、絶対的に言えることは、ノーマルギアを使うべきやと思うけどね。そのハイギアとかで巻き物をやっちゃうとさ、そもそも論で言うと、ルアーのポテンシャルが100パーセント発揮できてないよ。」 
  

ーールアーはやはりノーマルギアで巻かれることを想定して作られてるものってことですか。 
  

清水 「 基本的にはね。ジャックハンマーにしてもクランクベイトにしてもそうやしさ。ハイギアで巻くと想定した動きとは違う動きになっちゃって全然食わない。もうスーパー高活性バスぐらいしか食わへん。巻き物が好きやって言ってるのに、みんな巻き物の道具を使ってないってことやねんな。 
そういう詳しい話は1月号のルアーマガジンを買って読んでくれみたいな。(笑) 
俺と、田辺さんが喋ってるよそういうこと。(笑)」 
  

 ーーありがとうございます(笑) 
 
清水 「やっぱり専用のタックルが必要やと思う。それは信じてくれたらいいと思う。田辺さんもルアーについてはめっちゃおもろいこと言っとったな。俺とかモリゾーのルアーを使っとけばいいよって言ってたで。(笑)」 
 
ーー田辺さんらしい。(笑) 
 
清水 「そのジャンルの釣りができるやつのルアーを使った方がいいよって。」 
 
ーーめっちゃ説得力ありますね。 
 
清水 「modoかノリーズを使っとけばいいって言ってたよ。(笑)どこのメーカーでも、こういうパワーフィッシングができる人が作ったルアーを使わなあかん。 だってずっとそういう釣りをやってるからね。道具に求めるものもシビアになってるから、そりゃそうなるわね。巻いて取りたいんやったら、巻いてる人を参考にしてほしいって感じやな。」 


 

今も昔もシーズンを問わず巻いて良型のバスをキャッチするモリゾーさんは説得力抜群だ。

「秋は巻き物」は安易な甘言ではなかったが、それでも秋も巻いていこう。  

秋が特別巻き物に甘い時期ではないということがわかった。しかし一方でアクティブなバスが他の時期に比べて多いこともまた事実。ちょっと投げてすぐ諦めず、頼むからまずは2、3時間やってみよう。 

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