オリキンカップ初開催!67名参加の大盛り上がりになった大会だが、主催者の折金さんの結果は?「前日に53センチを釣ってしまった…」

関東のブラックバスフィールドを中心に活躍する、エキスパートアングラー折金さんの連載「つきぬけろ! オリキンもばいる」。今回は初開催となるオリキンカップの模様をお届けします!プラは好調だったようですが、果たして本番の結果は・・・?!

●文/写真:折金一樹

初開催、オリキンカップ!

週明けは初の試みとなるオリキンカップが豊英湖で行われました。今回はその模様をお届けします。

まずはプラクティスから。

今回はカメラが乗ってゲスト参戦するので、しっかりと前日も湖上へ。聞いた話では、ずっと減水傾向だったのが、前週の雨で満水。約2m位一気に増えたそう。流れが出て、バスが一気に差して、そこから数日経って落ち着いたような状況でした。

プラは何となくの全体のレンジ、ルアーの傾向だけざっくり見ていく感じ。特にレンジは豊英湖のロケーションに併せてイメージを膨らませます。上流筋、中流、本湖。それぞれで岩盤、フラット、崩落、たまにシャロー。チェックすべきロケーションはこれくらいです。

中流から、上流、本湖とボートを進めました。共通したバスのレンジは5m位まで。岩盤はそれなりに居るものの、中途半端な場所ではやる気がない感じ。地形的な変化などがある場所はそれなりに釣れるような反応。崩落系は簡単には釣れないが、水深が浅い上流や緩い岩盤の岸際はブッシュを絡めれば食う感じ。フラットは1ヶ月前くらいに来たときは、良い反応で複数匹釣れたが、状況が変わった事で安定はしてなそう。

ただ時間帯は重要。当日の晴れの天気も加味すると朝イチを外すと厳しそう。プラでは夕まづめにバスの動きがあり、シャローにも入ってきたが、大会時間内にそれを捉えられるかは微妙。プラでの釣果は明日に残しておきたかったのが本音ですが、余裕の50アップの2キロオーバーが釣れてくれました。川筋の平均水深3m位のエリア。

薄ゴミ、流木、ドシャローの複合ポイント。ルアーはドライブビーバー3.5(グリパンチャート)のフリーリグ7g。

前日、、釣ってしまった53センチ

数は少ないものの、居るべき場所には居て、オープン気味のエリアのバスよりはやる気がある感じ。ただ数が問題で下流に行く程多く、上流に行く程少ないこの時期から顕著になる傾向にありました。

そして本番。

もちろん上位狙いで川筋で勝負。2本ある筋のうち、規模の小さい方を選択。まともなのが1本しか釣れてはいませんが、上に行く程、勝負を決めるサイズが入りそうです。

雑に撃って釣れるほど甘くはないので、ゆっくり釣るべきところは釣って、飛ばすところは飛ばす、メリハリ良く探っていく展開です。川の入り口付近は何もなく、全体水深が5m位となるエリアから丁寧な釣りをスタート。

ほどなくして、アウトサイドから続く上がったフラットの地形変化。コン!ドライブビーバーマグナムにアタリ。フッキングすると浅いためか魚体が横倒しになり、ギラッと。デカイと思った束の間、ボロッとすっぽ抜け。

寒さが増して日に日に水温が下がる多くなる傾向です。バイトははっきりしているもののバレるのは、しっかりと噛んでいないからだと思われます。そこからはバイトはあるものの、乗りもしなかったりが数回。夕まずめに見た上流も魚っ気なし。

居るのに釣れないというよりは、居ても食わない傾向。よって水深がしっかりとあって魚っ気があるエリアまで下がりました。ルアーもベイト主体で撃つばかりでしたが、いよいよお昼をまわった事からノーフィッシュもよぎったので、スピニングも投入。

魚探で崩落の位置を捉えて、ホバストをキャスト。フラフラしているバスが一時的に寄りそうな、水深の浅いレンジまで高さのある崩落を中心に攻めます。すると数投でバイト。45センチの丸々太った個体でした。

当日の45センチ。何を食べたのか、お腹がぽっこり!

そのまま同じように続けるもタイムアップ。

今回は67名参加で37名がウェイン。2本のリミットメイクを揃えたのは14名でした。私は16位。やはり厳しいのは確かなようで、的を得たライトリグをやりきった人が上位に目立ちました。今回はそもそもニジマスを放流している豊英湖で放流基金の足しになればと、参加費の一部を募金にまわしています。

これに参加者の方が賛同して頂けた事、また少なからず開催による釣り場の保全や環境の整備などへの関心が得られたのであれば、大きな収穫です。今後も様々な釣り場で開催を検討出来ればと思っています。協賛頂いたメーカー様には、沢山の商品の提供を頂きました。

なかなかこのご時世で難しい側面もありますが、開催の意図をご理解頂き、最大の御協力を頂けた事に感謝しかありません。

協賛の数々!主催者側としては、有難い量です。

大会も良い雰囲気の中、事故やトラブルなく開催出来ました。参加者、スタッフのご協力あっての良い大会だったと思います。

室内での表彰は新鮮です!全員参加出来ている感じがとっても良いですね!

集合写真!みなさん笑顔でやって良かったなと!

ありがとうございました!

ではまた次回!

折金一樹(おりかね・かずき)

ホームの房総リザーバーで培ったテクニックはボーダレス。DAIWA、O.S.Pプロスタッフ。自身のYouTubeチャンネル「オリキンちゃんねる」では、オリジナルの動画コンテンツを積極的に配信中。

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