「ドキドキ感がクセになる…」遊漁船で中乗りとして活躍する清水彩香が、ティップエギングの魅力を解説!

福井県・三国の神海丸という遊漁船で中乗りとして活躍するアングラー、清水さんが、ホームフィールドの釣行をレポート! 今回のターゲットはアオリイカ。果たして、どのような釣果をえられたのだろうか…?

●文:ルアマガプラス編集部

三国・鷹巣エリアでのティップエギング釣行と準備

ルアマガプラスの読者の皆さん、はじめまして! 清水彩香です! 初の釣行レポートのテーマは、私のホームフィールドでもある、三国・鷹巣エリアでのティップエギングです。が、その前に、私の釣りプロフィールを簡単にご説明します。

私は今、福井県の神海丸という遊漁船で中乗りをやっているのですが、出身は山梨県で、子供の頃に両親の影響でバス釣りを始め、大学時代は釣具店でアルバイト、卒業後はルアーメーカーに就職し、営業の仕事をしていました。

元々、全国各地へ遠征をしながら陸っぱり、ボート共に色んなジャンルの釣りをするのが好きでした。そのため、ルアーメーカー社員時代に、担当エリアである北陸で毎日仕事終わりに釣りをしている中で、北陸の釣り物に魅力を感じ「ここで毎日釣りがしたい!」という強い思いから、移住を考えるようになりました。

そんな、移住を真剣に考えているタイミングで声をかけていただいたのが、神海丸の藤田船長でした。現在は、神海丸の中乗りとして、お客さんのお世話をしたり、釣り方のレクチャーをしたり、来てくれた人が楽しく、安全に釣りができるようサポートする業務を中心とした活動をしています。

さて、自己紹介はこのくらいにして、レポートを進めましょう。釣行当日、この日は神海丸で、三国・鷹巣エリアでのティップエギングを行います。ポイントの水深は10〜30m、基本はドテラ流しでアオリイカを狙います。

時期にもよりますが、深場+潮が速い場合もあるため、マスクシンカーは30gまで持っていると安心です。また、このエリアは雨で川水が押されると濁りが入り、フォール中や回収中に、サゴシに切られることがあります。

そのため、使用頻度の高いエギは、1カラーあたり2個は持っておきたいところ。せっかく当たりカラーを見つけても、「ロストしてしまって戦えない!」なんてことにならないよう、エギはしっかりと準備しておくと安心です。

「触ったのに、乗らない!」こんな時、どうする!?

ポイントに到着、水深は約20mです。潮はそれほど効いていなかったため、アントラージュ3.0をノーマルの状態で投入。すると、ひと流し目から、良型のアオリイカがヒット! 良いスタートを切ることができました。

アオリイカからの反応をうまく乗せることができればいいんですが、やはり”イカパンチ”で終わる場合もあります。「誰よりも釣りたい!」と思うとやはり、「触ったけど乗せられなかったイカをどれだけ取れるか」が、鍵になります。

陸っぱりで、サイトフィッシングでアオリイカを狙うとよくわかるのですが、一瞬だけエギを触ってすぐに距離を取り、近くで様子を伺っているということがよくあります。「気になるな…」と、アオリイカがジ〜っとエギを見ている状況です。

ティップエギングでもこの状況を想像し、触ったけど乗らない時は、すぐにもう一度シャクって誘うのですが、アオリイカの視界からエギを消さないよう、シャクリの回数を減らし、移動距離を抑えてアピールします。

もしイカが触ってきたなら、もう一度、中層くらいまでこの誘いを繰り返して、反応がなくなったら、すぐにボトムまで落としてもう一度シャクリます(ここで抱くことも多いです)。今回も、この方法で、パンチで終わるイカをしっかりと釣り上げることができました!

一度味わうとハマる…! ティップエギングの魅力とは?

この日の釣果は、昼過ぎから暗くなるまでの釣行で、イカの数は15杯。私の釣果は、船中でトップでした。使用したエギはシマノのセフィア アントラージュ3.0号。カラーは、デイはオレンジBグロー、夕マズメはオレキン、暗くなってからはフルパープルを使用しました。最近の私のお気に入りカラー3色です。

ティップエギングは、シャクってティップが入って、かけた瞬間に伝わるズシッとした重みとドラグ音。ティップがモゾッ…とし出した瞬間のドキドキ感が本当にクセになります。

最近は、釣りの勝負を挑まれることも増えきました。なので、釣り勝つ方法を模索すると同時に、まだまだ釣りの腕を磨いていきたいと思っています!

【使用タックル】

セット①
ロッド:セフィアSS ティップエギング F-S68M-S

リール:セフィアSS C3000S DHHG

ライン:ハードブル8+ 0.6号

リーダー:セフィア ショックリーダー3号

セット②
ロッド:セフィアSS ティップエギング F-S511M-S

リール:セフィアXR C3000S

ライン:ハードブル8+ 0.6号

リーダー:セフィア ショックリーダー3号

清水 彩香(しみず・あやか)

釣り具メーカーの営業を経て、現在は福井県・三国の遊漁船、神海丸で中乗りとして活躍しながら、プライベートでも足繁くフィールドへ繰り出すアングラー。ティップエギングやメタルスッテを得意とする。シマノのサポートアングラー。

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