その確かな釣れぶりに、多くのファンを持つミブロ。その定番クランクを改めて生みの親である塚本謙太郎さんが解説！アクション動画にも注目！
●文:ルアマガプラス編集部
profile
塚本謙太郎（つかもと・けんたろう）
福岡県出身。シマノでルアーやロッドの開発に携わる経歴を持つ。KTWルアーズでハンドメイドクランクを、インジェクション＆ワイヤーベイトをミブロからリリースし、多くのアングラーから支持されている。
経験から導き出される実直な性能がコアなファンを惹きつける
職人ビルダーが手掛ける実力派フラットサイド
バルサ製、インジェクションを問わず、クランクベイトと向き合っていく中で、フラットサイドクランクにおける飛距離の問題は長年の課題であった。
「ボディ形状とウエイトの位置、全体的なバランスをとことん煮詰め、キャスト時の空力を掴んで回転しないフラットサイドクランクを作り上げることに成功しました。風が吹くなかでもピンスポットに軽快に入れていくことができるのはチーターの最大の武器。フラットサイドは春先や晩秋など低水温期によく釣れます。そこで、よりスローに巻けて、よりナチュラルな波動を発生し、カバーにコンタクトさせるためのコフィンリップモデルを制作。タイプCはリップがやや大型化したものの、レンジはオリジナルとそこまで変わりません。そこで、2mオーバーまで潜るタイプRも作りました」
フラットサイドのミドルダイバーは市場に多くはないが、このルアーが効くシチュエーションは確実に存在する。クランクベイトを多くリリースするミブロだが、チーターは安定して全国で売れ続けているという。このルアーを一度使えばフラットサイドクランクに対するイメージが変わるかもしれない。
シャローのオリジナル、カバーまわりのタイプC、ミドルダイバーのタイプR
右からオリジナル、タイプC、タイプR。コフィンリップのタイプCは、レイダウンやリップラップなどの障害物まわりで威力を発揮。大型リップのタイプRは、少し水深のあるハードボトムを広くスピーディーに探っていくのにぴったり。
チーター
●全長：55mm
●重量：9.6g
●潜行深度：1.2m
●カラー：12色
●価格：1,980円（税込み）
風の中でもよく飛んでしっかり泳ぐ高水準フラットサイド
フラットサイドならではのパタパタアクションを生み出す固定重心設計でありながら、吟味された空力デザインで確かなキャスタビリティを獲得。高速リトリーブからデッドスローまで破綻せず動き、あらゆるシチュエーションにアジャストする。
チーター タイプC
●全長：55mm
●重量：9.6g
●潜行深度：1.2m
●カラー：8色
●価格：1,980円（税込み）
チーター タイプR
●全長：56mm
●重量：10g
●潜行深度：2.1m
●カラー：8色
●価格：1,980円（税込み）
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
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