
皆さんこんにちは。ダイワフィールドテスターの山香です。早いもので、2025年も終盤!シーバス釣りを四季で楽しんでいると、時が過ぎるのは本当に早いですね……。最近は寒波の影響もあり、とても寒くなってきました。今回は、そんな寒い時期のシーバスへのアプローチ方法を紹介したいと思います。
●文:ルアマガプラス編集部
厳寒期に考えられる状況
自分のホームフィールドでもある愛知県。
太平洋側なので雪は降りにくいエリアなものの、気温が下がることには変わりありません。夏にはとても濁っていた河川や港湾エリアも、びっくりするくらいクリアになります。
ここで理解しておかなければならないのは、ただ単にクリアなのではなく、水温がどのように変化しているかということ。
12月中旬までは、ナイトゲームの水温が10℃台前半でも日中の日差しの影響もあり水温は比較的安定しています。しかし、寒波などが入ってきて一度水温が下がってしまうと、なかなか魚の体力も戻ってきません。
同じ10℃台前半の水温でも、安定しているのか、下がった後の水温なのかで、シーバスの食い気には大きな差が出ます。
ここを深く理解しているかどうかで、厳寒期に魚をキャッチできる確率がグンと上がります。
具体的なアプローチ方法①
具体的な方法として、自分がおすすめする釣り方は2つあります。
1つ目は、水温が安定しているエリアで展開する釣りです。
これから季節がさらに進み、寒波などが入ってくると、特に大規模な河川では水温が安定し始めます。ある程度水温が下がってしまえば、限度はあるものの、雨や雪が降っても水温自体に大きな影響はありません。
そのような広大なエリアでは、一番流れが効いている時間・場所で攻めることが大事です。
具体的には岸際などの浅瀬ではなく流心。一番流れが効く本流ラインをルアーでトレースすることが重要になります。
あくまで自分のこれまでのイメージですが、水温が下がれば下がるほど、シーバスは必要な時にしか口を使わなくなります。夏場には岸際に追い込んでまで捕食していたシーバスも、厳寒期には岸際につくことは少なくなり、水の流れが効いているときのみ行動しているイメージです。
自分はこの理由を、人間や鳥などに浅瀬で襲われたときに俊敏な動きができないこと、また流心の居心地の良い場所にいた方が餌を食べられる確率が高いためだと考えています。
そのようなことを考慮すると、必要になるのはさまざまな場所で流心を撃ち抜くことができる、よく飛ぶルアーが中心になってきます。
自分が一番使うのは、言わずと知れたスイッチヒッターシリーズ。
昔から厳寒期には使用しており、よく使うサイズはスイッチヒッター65S、スイッチヒッター85S、そして今年追加されたスイッチヒッタースリム120S、スイッチヒッタースリムDH 120Sになります。
スイッチヒッター85Sは、カラーラインナップとしてレーザーインパクトが追加されたため、水がクリアな厳寒期でも非常に幅広くアプローチしやすくなりました。
また、スイッチヒッタースリムシリーズは、厳寒期とは切っても切り離せないバチ抜けシーズンにも対応しています。
バチ抜けの数は少ないものの、シーバスはなるべく簡単に捕食できる餌を待ち構えていますので、状況に応じて使っていただければと思います。
使い方は流心にキャストし、ラインスラックを巻き取りながらゆっくりリトリーブ。
非常に誰でも扱いやすく、どんな流れの場所でも動きが破綻しないため、冬のオールラウンダーといったところです。
具体的なアプローチ方法②
2つ目の厳寒期のアプローチ方法は、餌が集まりやすい干潟やブレイクでの釣りです。
干潟はこれからの時期になると、砂地ということもあり、シラスウナギなどの小型ベイトや、バチ、アミなどの餌が大量発生します。
そのエリアで、上げ潮や下げ潮のタイミングなど、シーバスが動く時間にさまざまなルアーを投入し、組み立てていく釣りになります。
釣り方としては水の流れが大事なのは同じですが、イメージは異なります。
こちらの考え方は、シーバスがあくまで餌を捕食しに来ているというイメージ。
やる気のある個体にフォーカスし、アプローチしていく形になります。
ここで大事になってくるのが水温の変化です。
水温が下がって間もない、シーバスの活性が低いタイミングには、小粒のフローティングタイプであるソラリア70Fを中心に構成を組み立てていきます。使い方は、ゆっくりと流し、シーバスの口を優しく反応させるようなスピードで巻いてくるだけ。
ソラリア70Fは70mmという小粒のフローティングタイプで、よく飛び、自重が8.4gと軽いため、Lクラスのタックルなどでも非常に投げやすく、安心して使えるのが長所です。実際に投げてみると8.4gとはとても思えないので、ぜひ投げて感じてみてください。
水温が比較的安定してきて、ベイトなどの動きも活発になってきているようであれば、バイブレーションを使用し、リアクションで喰わせる釣りを行うのも有効です。
ただ巻きだけでなく、リフト&フォールも得意なミニエント57Sは、レーザーインパクトもラインナップされているため、スイッチヒッターシリーズ同様に好反応!12gという自重が、水深の浅い干潟エリアなどでは超マッチ!
重すぎてリフト&フォールができないような釣り場でも、ミニエントなら心配無用です。
ぜひ水温に応じて、喰わせにフォーカスするのか、それとも反応させるのか。多種多様な技術あふれる釣りをご堪能ください。
寒い冬に最適な防寒グッズ
冬の最大の敵は寒さ。
そんな寒さを忘れることができる、自分が頼りにしているグッズをご紹介します!
まず一つ目は「DU-3125S ダンロテックアンダーシャツ 極厚手クルー」。
パッケージの火のイメージ通り非常に暖かく、冬でも歩いたりしていれば汗をかくレベルで暖かいです……。
最初は本当に暖かすぎてびっくりしました。
シャツだけでなく、ダンロテックのタイツもあるので、これを着てアウターと合わせれば寒さも怖いものなしです。
他にも、ダイワからはクロロプレンウェーダーやクロロプレングローブなど、寒さに特化した防寒アイテムも出ているため、自分に合った防寒アイテムを使用してみてください。
タックルデータ
ロッド:LATEO 93ML(DAIWA)
リール:LUVIAS LT3000-H(DAIWA)
ライン:PEレジンシェラー8 0.8号(FAMELL)
リーダー:フロロショックリーダー 16lb/20lb(FAMELL)
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