
BKKのFAST SNAP(ファストスナップ)を最大限に活かしたシンカー『FAST HEAD(ファストヘッド)』が鳴り物入りで登場!! 注目度激高のこのアイテムに関して、発案者であるビックリマン高田さんがその便利さと使い方を解説してくれた。
●文:ルアマガプラス編集部
ビックリマン高田
1993年、滋賀県出身。学生時代は国内外の釣りに狂い、卒業後は旅行会社に就職。その経験を活かし、海外釣行のプロガイドとして活動した…が、コロナ禍もあり、琵琶湖のガイド業も開始。でかバスを楽しく釣らせるスタイルで人気急上昇中。
ファストヘッドの魅力とは?
FAST HEAD TG TYPE-F(BKK)
●重さ(入り数):3.5g (3)/5g(3)/7g(3)/12g(2)/18g(1)/21g(1)/28g(1)●スナップサイズ:#1(3.5g~7g)/#2(12g~28g)●価格:800~1000円(税抜)
ラインを切らずにヘッドやフックの交換が可能
ファストヘッドは、ファストスナップを2つ使用することで、ラインをカットすることなくワンタッチで交換できるシステムを実現しています。特にオカッパリでは、素早いルアーローテーションが大きなアドバンテージになるため、強力な武器になってくれるはずです。
タングステンの超高感度で誰でも使いやすい
最高レベルの純度を誇るタングステンは、驚くほどボトム感知能力が高く、使った誰もが底質の変化を明確に感じ取ることができます。特にリザーバーや琵琶湖のディープエリアでは非常に強力な武器となります。海のロックフィッシュゲームにも有効であることは言うまでもありません。
ハードルアーへの対応力
個人的に、ハードルアーに任意のウェイトをワンタッチで装着できる点は大きな魅力だと感じています。ウェイトの変更やルアー交換が瞬時に行えるため、使いこなすことで可能性は無限に広がります。
ストッパー使用で直結びにも対応
ラインカットレスシステムなどのメリットを最大限に活かすため、基本的にはスナップを2つ使用する方法をおすすめしていますが、直結び派の方もいらっしゃると思います。その場合でも、シリコンストッパーを使用することで対応可能です。
次項からは、これまでにないファストヘッドの使い方を詳しく解説していきます。永久保存版とも言える、ファストヘッドの取扱説明書です。
FASTヘッドの使い方
FASTヘッドは3.5,5,7,12,18,21,28gというラインナップで登場します。
FASTヘッドの使い方はとてもシンプルです。 使用方法は大きく分けて2通りありますが、メーカーとしてはスナップを使用する「パターンA」を推奨しています。
■ 使用に必要なもの
・FASTヘッド
・フック接続用FASTスナップ (~7g:#1、12g~:#2)
・オフセットフック
使用パターン別の追加アイテム
・パターンA(推奨):ライン結束用FASTスナップ
・パターンB:シリコン製ストッパー ※ない場合は爪楊枝でも代用可能です。
パターンA(メーカー推奨)使用方法
▼ 基本的な組み方
1.フックのアイにフック接続用FASTスナップを通します。
2.FASTヘッドの広い方の穴から、手順1でフックを接続したスナップを通します。
3.ライン結束用FASTスナップを、手順2でヘッドに通したスナップに接続します。
4.ライン結束用スナップにラインを結び、ソフトベイトをフックに装着すれば完成です。
▼ パターンA:ウェイト交換方法
1.ラインを結んだFASTスナップを、ヘッドに接続しているFASTスナップから外します。
2.ヘッドからフック接続用スナップを外し、交換したいヘッドを接続します。
※~7gは#1、12g以上は#2サイズのため、7g以下と12g以上で付け替える場合はスナップサイズの変更が必要です。
3.ライン結束用FASTスナップを、手順2でヘッドに通したスナップへ接続すれば交換完了です。
※ラインをカットする必要はありません
▼ パターンA:フック&ソフトベイト交換方法
1.ラインを結んだFASTスナップを、ヘッドに接続しているFASTスナップから外します。
2.ヘッドからフック接続用スナップを外し、フックも同スナップから外します。
3.交換したいフックをフック接続用スナップに接続し、ヘッドに同スナップを装着します。
4.ライン結束用FASTスナップをヘッド側スナップに接続し、ソフトベイトを装着すれば交換完了です。
※ラインをカットする必要はありません
パターンB(直結び)使用方法
▼ 基本的な組み方
1.フックのアイにフック接続用FASTスナップを通します。
2.FASTヘッドの広い方の穴から、手順1でフックを接続したスナップを通します。
3.スナップのアイにラインを結び、シリコン製ストッパーをアイに挿入します。 挿入後、シンカーを少しペグ側へスライドさせてください。
※テキサスリグ用やウキ止め用のテーパーストッパーであれば使用可能です。
4.ソフトベイトをフックに装着すれば完成です。
※注意 ストッパーを使用しない場合、シンカーがズレてラインブレイクにつながる恐れがあります。 必ずストッパーを使用してください。
▼ パターンB:ウェイト交換方法
1.ラインをカットします。
2.ヘッドからフック接続用スナップを外し、交換したいヘッドを接続します。
※スナップサイズについてはパターンAと同様です。
3.ラインを結び、シリコン製ストッパー(または爪楊枝)を挿入し、シンカーをペグ側へスライドさせれば交換完了です。
▼ パターンB:フック&ソフトベイト交換方法
1.ラインをカットします。
2.ヘッドからフック接続用スナップを外し、フックも同スナップから外します。
3.交換したいフックをフック接続用スナップに接続します。
4.ラインを結び、ストッパーを挿入してシンカーをペグ側へスライド、ソフトベイトを装着させれば交換完了です。
パターンの使い分けについて
基本的には、メーカー推奨のパターンAの使用をおすすめします。 その理由は以下の通りです。
・ウェイトやフック交換時にラインをカットする必要がありません。
・ハードルアーとのローテーションもワンタッチで行えます。
・魚に飲まれた際に遊びが生まれ、ラインブレイク率が大幅に低下します。
・リグがよりフレキシブルに動き、ジグストなどで移動距離を抑えやすくなります。
一方で、パターンAのデメリットとして、ロックエリア(石積みなど)をボトムでじっくり攻める場合に、スナップが挟まる可能性があります。 ジカリグに近いスタック感ではありますが、より回避性能を求める場合は、パターンBの直結び+ストッパー使用がおすすめです。
実際に多くの魚を釣っていますが、ストッパーを正しく使用していれば、魚が暴れてもシンカーがズレることはありません。 ただし、ストッパーを使用しない場合はトラブルの原因となるため注意してください。
おすすめのストッパー
個人的におすすめなのは以下の製品です。
右:ヘビーロックネイルスタイル(デコイ)
左:HERAテーパー付Wストッパー小(シンワ)
いずれも使用可能で、手元にない場合は爪楊枝でも代用できます。 テキサスリグのストッパーと同じ感覚で使用していただければ問題ありません。
応用的な使い方
裏技的な使い方として、ハードルアーにも使用可能です。
横アイのルアーであればそのまま、縦アイのルアーの場合はスプリットリングの上から装着してください。
また、簡易キャロライナリグとしての使用も非常におすすめです。
こうした特殊なリグから、ワンタッチで他のルアーへ切り替えられるFASTヘッドは非常に強力です。
FASTヘッドを快適に使うための収納・管理方法
FASTヘッドの収納・管理には、BKK OCDタックルストレージシステムがおすすめです。
ヘッドを重量別、FASTスナップをサイズ別、ストッパーも同様に整理することで、セッティングや交換作業をよりスムーズに行えます。
用途別に整理した状態で持ち運びが可能なため、オカッパリなど機動力が求められるシチュエーションでも高い利便性を発揮します。 FASTヘッドの持つ拡張性を最大限に活かすためにも、収納・管理まで含めたトータルセッティングがおすすめです。
使い方の幅はまさに無限大です。 ぜひ皆さんの自由な発想で、新しいFASTヘッドの使い方を楽しんでみてください。
FAST HEAD TG TYPE-F(BKK)
●重さ(入り数):3.5g (3)/5g(3)/7g(3)/12g(2)/18g(1)/21g(1)/28g(1)●スナップサイズ:#1(3.5g~7g)/#2(12g~28g)●価格:800~1000円(税抜)
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