【釣りフェスで現物をチェック!】ガンダム生みの親がルアーをデザイン!ヒロイックすぎるビジュアルに話題騒然!!

【釣りフェスで現物をチェック!】ガンダム生みの親がルアーをデザイン!ヒロイックすぎるビジュアルに話題騒然!!

実在するルアーが次々と美少女化していく『ルアープリンセス』だが、実は秘密裏にオリジナルルアーもプロデュースしていた!! ルアーの擬人化キャラクターである以上、キャラクターの前にまずはルアーから作らねば!ということで、ゲーム内に登場するルアーであることを活かし、あえて実釣性能に囚われないものを異業種のメカニックデザイナーに生み出してもらった! そしてその第一弾は、釣りフェスティバルにて公開されたクランクベイト。デザイナーはなんと大河原邦男さんだ…!

●文:ルアマガプラス編集部

大河原邦男
おおかわら・くにお/『機動戦士ガンダム』『ヤッターマン』『科学忍者隊ガッチャマン』『装甲騎兵ボトムズ』などを手がけた、日本を代表するメカニックデザイナー。国内外で高く評価され、2013年には文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞。現在も幅広い分野で活動を続けている。

大河原流仕事術

「まず仕事は受ける。そうじゃないと仕事にならない人生を送ってきたので、今まで色々なデザインに携わってまいりましたが、ルアーのデザインは初めてでしたね」

アニメ史に残るロボットやメカを数多く生み出した大河原さんだが、さすがにルアーを手掛けるのは初めてだったそうだ。

「稲城市(東京都)出身なので多摩川に5分で行けましたが、釣りもあまりやらなかったんですよ。小学校の頃にオイカワをピストン釣りで釣ったくらいですかね。泳ぐのは好きで、大人なってからはスキューバダイビングにもハマっていました。そのせいで仕事が減ってしまって、潜らなくなっちゃいましたけど(笑)」

それでもルアーのデザインが「出来てしまう」のは、長年の経験がなせる業だ。

「むしろ知らないからこそ良かったりもします。専門的な知識を持ってしまうと、デザインの幅はどうしても狭くなってしまうんです。だらか普段のメカニックのデザインなんかでは、ある程度知ったうえでのデザインになってしまうので、敢えて外していく必要がある…。50年この仕事を続けていつも思うことです」

とはいえ、ルアーはビジュアルだけでなく、魚を魅了するために「泳ぐ」必要もある。

「その辺は基本的なルールや、『もっと魚の形に近づけてくれ』といった指示をいただいて、与えられた枠の中でどう個性を出せばいいのかを考えながらデザインしました。デザイナーの仕事において、道しるべになるものはありがたいんです。クライアントからの修正指示は当たり前ですからね」

それはメカニックデザインという、『職人』を続けていくために必要なことでもあった。

「当時のアニメっておもちゃ屋さんでおもちゃを売ることに狙いがありましたから、スポンサーやらなんやらでコンセンサスをとる必要があります。そしてその中で、いかにクライアントの要望を満たすかをいつも大切にしてきました。」

また、大河原さんはデザインのスピードも非常に速い。今回のルアーデザインの依頼もあっという間に案が固まっていった。

「3時間くらいでほぼできましたよね。最近のデザインは時間をかけすぎではないかと思いますよ」

クライアントからの要望に応えて、チェックを依頼して…そのやりとりが少なからず発生するのであれば、デザインに時間をかけすぎないことが効率的なのだろう。

ルアープリンセスオリジナルルアー・バス型クランクベイト(仮)

そして大河原さんがデザインしたクランクベイトがこちら。

鎧をまとった魚のようなデザインに聖騎士のような高貴な配色。非常にヒロイックな雰囲気を携える。

フラットボディに大きなリップと、ルアータイプでいえばフラットサイドクランクか。

別パーツとなっているテール部分は、今までにないアクションを生み出してくれそうだ。

ルアーのデザインは初めてと語っていた大河原さんだが、ルアーの要件をしっかりと残しつつも、大河原さんんらしい、オリジナリティあふれるデザインに収まっている。

そしてルアプリ的にはここからが本題。

大河原さんのデザインをもとにルアーを擬人化する。

ルアプリにおける擬人化は、ルアーの形状や特徴を衣装や容姿に反映させ、また「性格変換表」と呼ばれる共通ルールによってルアーの性能を反映する形で個性を持たせていく。

大河原さんルアーはまだ実在しないので、架空のルアーとして設定した性能を当てはめて、イラストレーターが書き起こすと…

このようになった。

キャラクター名は『シロ(仮)』。

大河原さんがデザインしたルアーの意匠が盛り込まれていることがわかる。

さらに大河原さんデザインルアーを3Dモデルで設計。

これを見た大河原さんは、以下のようなコメントをくれた。

「手元に置いておきたいっていう感じになりそうですね。絵を描いている時に大体こういう形になるだろうなっていうイメージはあるんです。頭の中にCADが入っているような感じですね。これは(イメージと比較して)ちょっと角度が違うかな、くらい。頭の中に立体を思い描くことは誰にでもできるんです。私の場合、それを描きだす訓練(仕事)をしてきたわけです」

逆に言えば、大河原さんの描くメカデザインは、初めから立体化される前提にある。それは製品化される前提のメカをデザインし続けてきたからに他ならない。

しかしそれは、並大抵のことではない。立体化できることはともすればフィクション感を失いかねないのである。でもだからこそ、大河原さんの手腕が発揮される。

「理屈からはみ出すのが私の仕事なのです」

誰もが憧れ、思わず信頼を寄せてしまうヒロイックなロボット。

無機質なはずなのに、時に泥や汗の臭さえ感じさせるリアルなメカ。

金属ボディのはずなのに、柔らかさを感じずにはいられない機械仕掛けの動物。

大河原さんの描くメカには、理屈では説明できない、人の心を惹きつけてやまない明らかな存在感が込められているのだ。

special Thanks!:いなぎ発信基地ペアテラス

大河原さんの出身地である稲城市の稲城長沼駅高架下にある観光施設。ガンダムやシャア専用ザクが設置されており、施設内には大河原さんにまつわる様々な展示物が置かれている。食事や稲城市の名産品購入なども可能。隣接する公園「いなぎペアパーク」にはスコープドッグの原寸大モニュメントも

釣りフェスでお目見えした彩色モデルも大公開!!

大河原さんによるデザイン、3Dモデル化、そして実際に出力して、彩色したモデルが釣りフェス会場にて公開された。

ホワイトシルバーをベースにクリアー系のカラーを重ねてイラストの雰囲気を再現している。

ルアープリンセスのオリジナルルアーは泳がなくてもいい、というコンセプトだが、大河原さんのデザインは異形でありつつもルアーとしての基本は抑えているように見える。もしかしたら泳ぐかもしれない、いや泳がせてみたいと思える。

素晴らしいデザインだ。

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