
日々、新たな機構が開発され進化を続けるベイトキャスティングリール。近年も成熟したバスフィッシング界でツウをうならす名機がそこかしこで登場してマーケットを賑わせている。ここではアブガルシアから登場した超画期的なリール「マックスエックスイージーキャスト」を、実際に使った編集部の福ピンクの感想と共に紹介しよう。
●文:ルアマガプラス編集部
解説 福ピンク
福ピンク
ふく・ぴんく/編集部随一のタックルマニア。理系特有のめんどくささでねっとりとしゃべる。
画期的構造でベイトリールデビューに最適の一台
MAX X EZCAST(マックス エックス イージーキャスト)[アブガルシア]
●ギア比:6.1●ベアリング(ボール/ローラー):3/1●自重(g):233●巻き取り長(cm/ハンドル1回転):65●最大ドラグ力(kg):7●標準糸巻き量(号・lb/m):PE1.5/200 MONO2/125●価格(税込):9350円
| モデル名 | MAX X EZCAST |
| ギア比 | 6.1:1 |
| ベアリング(ボール/ローラー) | 3/1 |
| 自重(g) | 233 |
| 巻き取り長(cm/ハンドル1回転) | 65 |
| 最大ドラグ力(kg) | 7 |
| 標準糸巻き量(号・lb/m) | PE1.5/200 MONO2/125 |
| 価格(税込) | 9350円 |
アンチバックラッシュフラップ
サミングなしでトラブル回避の画期的構造
最大の特徴は“アンチバックラッシュフラップ”。ラインは金属製のセンサーバーを経由してレベルワインダーへ通すことが前提。キャスト時にはバックラッシュの予兆となるラインの浮き上がりを感知すればフラップが立ち上がり、それに連動する形でスプール回転を押さえつける機構が働きトラブルを回避。浮き上がりが回避されるとフラップが自動的に下がる仕組みだ。
「感覚的には、人間の手によるサミングにごく近い」
リール内部の白色パーツに注目。ラインが浮き上がると押し上げられたフラップは、ギアを介したパーツがスプールの中心軸を押さえつけ回転を抑制。浮き上がりが収まれば元通りとなるアナログな機構だ。
スプール
ナイロン3号×110m付きでロッドがあればすぐに釣り可能
あらかじめナイロンラインがスプールに収納された状態でのリリースのため、インプレ時は主にミノーやバイブレーションなどムービング系ルアーで使用。「全く過不足なし」
福ピンクはMパワー6ft10インチのロッドに組み合わせ、スペック表記にある7g以上のルアーを使用。回転性能に過不足はなく、5gクラスのルアーから2オンスビッグベイトまでを堪能。PEラインなら1.5号×200m収納可能だ。
ブレーキシステム
スイッチOFFでより飛ばせるマグネットブレーキシステムへ
“アンチバックラッシュフラップ”はスプール回転を抑えることでライントラブルを防ぐ仕組み。扱いに慣れてきたら次の段階へ。
“アンチバックラッシュフラップ”を活用しない場合は、通常のマグネットブレーキリールとして使用が可能。ベイトリールに慣れてきたら、竿を振り抜いてスプールが回転する間に微かに親指でスプールを押さえライン放出を微調整。よりスムーズな回転性能を活かして、トラブルのない遠投も可能だ。
リール上部のサムレスト部に見えるON/OFFが“アンチバックラッシュフラップ”のスイッチだ。
ボディ&ハンドル
ビギナー向けとはいえスタイリッシュボディ
スタイリッシュかつコンパクトなボディが定評のアブガルシアならではのデザイン。グラファイトフレームで軽量感は高く、基本的にサイドプレートを開けてブレーキ調整しなくてもスイッチONだけでトラブルを回避できる仕組みだ。
「ベイトユーザー拡大に繋げる画期的機構ですね」
「ビギナー向けとしての位置付けだけではもったいない! これほどの画期的な構造は、上位グレードにも移植すべきではないかと思っています」
ベイトリールの天敵であるバックラッシュを回避する『MAX Xイージーキャスト』を解説するのは、本誌随一のタックルマニア・福ピンク。実際に使用して感じたインプレッションをここでは語っていただこう。
「その画期的な構造“アンチバックラッシュフラップ”の詳細に関しては別項をご参照いただくとして、確かにバックラッシュしにくい構造に驚きました」
そのイージーキャストの名に偽りはない。
「ただ、ラインがセンサーバーを経由してレベルワインダーから放出される方式なので、フラップON時にややライン抵抗はある。そのため、超遠投は難しいかなというのが本音です。しかし、短~中距離キャストがメインとなる、例えば関東なら霞ヶ浦水系などであれば存分に1日の釣りが楽しめると思いますよ」
現在は右巻きのみのラインナップ。ナイロン3号×110mが収納された状態で発売されているため、ロッドとルアーさえ準備すればすぐに釣りが始められるのはメリットだ。
「手返しの良いカバー撃ちには、左巻きもあればいいなと。扱いに慣れたらラインをフラップに介さず、通常のマグネットブレーキリールとしてより飛距離を稼げるのもいい。ビギナーのステップアップには最適ですね」
使用感を動画でもチェック!
【なるほど!こういう仕組みか!】アナログ構造なのに自動でサミングしてくれる「ベイトリール」が凄い!『MAX X EZ CAST(アブガルシア)』https://t.co/g98EMJpdeK pic.twitter.com/h3RY071pZg
— ルアマガプラス (@luremaga_plus) May 7, 2025
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