
2018年にガーミンのライブスコープが登場し、トップトーナメントシーンではすぐさま「これがなければ戦えない」と言っても過言ではないゲームチェンジャーとなった。一般アングラーへも徐々に普及が進んだ現在、僕たちはFFSとどう付き合えばいいのだろうか? 国内トーナメントで活躍し、現在はアメリカのトーナメントに挑戦し続けている青木唯さんはどうだろう?
●文:ルアマガプラス編集部
profile
青木 唯(あおき・ゆい)
ヒューマンフィッシングカレッジを卒業後、河口湖を拠点にトーナメントに参戦。2019年にチャプター河口湖でA.O.Y.を獲得すると、その後はJB戦を勝ちまくり、JBプロトーナメントで歴代2位となる30勝を短期間に記録した。2024年シーズンから戦いの場をアメリカへと移し、バスマスターオープンシリーズに参戦。2025年にケンタッキーレイクで開催されたディビジョン2の第2戦で見事初優勝を飾ったと同時に、2026年のバスマスタークラシックへの初出場を決めた。1999年、山形県出身。
FFSの食わせ技よりも魚を見つける力が重要
JB30勝を挙げた男が語る、アメリカでのFFS事情
2020年ごろからJB戦で怒涛の30勝を挙げ、2024年にアメリカへと飛んでいった若き天才。その原動力の一端にFFSがあったのは誰もが知るところだと思う。では、アメリカではどうなのだろう? まずはFFS事情の日米比較を聞いてみよう。
——青木さんが日本で勝ちまくっていた時代、FFSをどのように使って釣っていましたか?
「モノに付いているバスを見つけて釣ることもありましたが、沖ならポークのミドストだったり、ミドスト系プラグ、ビッグスプーン、スピナーベイト、フットボールジグ…とかですね」
——アメリカに行って、そのスタイルは通用しましたか?
「通用はしているんですけど、湖によって魚のいる場所や癖が違うので、日本のスタイルそのままではなく、釣り場に合わせていく感じですね」
——なるほど。では、日本ではやっていなかったFFSの釣り方の発見などはありましたか?
「より効率を重視するようになりました。ミドストもジグヘッドを重くしたり、ジグとかフリーリグとかほとんどが重く、速く、というルアー選別になっていきました。とはいえ、根本的な部分は日本にいたときと変わりません。魚を映して釣る。ものに魚が付いていたらキャストして釣る」
——そこまで日本とは変わらないですね。アメリカ人の使い方も近いですか?
「アメリカ人も同じです。ただ、根本的な違いはないのですが、日本にはあまりないシチュエーションがアメリカには多いと感じますね。例えば、川だと流れが強い場所が多く、バスは底ベタベタに付いていたりするので、ルアーを投げてみないと魚がいるかどうかわからない。そのフィールドの特性を知っていかないといくらFFSがあっても釣れない」
——FFSを使ったテクニック以前に釣り場の理解が重要なんですね。
「そうです。居場所を見つけるのがアメリカでは大事。その前提として、地図を見て、地形を見て、そこから始まる。フィールドがあまりにも広いので、前もって決めておいて、そこをランガンする感じです」
——最近のアメリカでもシャローカバー撃ちが上位を占める試合があったりしましたが、 FFSを用いたライブシューティングは全盛期を過ぎたと感じますか?
「まだ強いと思いますよ。とはいえ、アメリカでもミドストとかサイコロラバーとかも普通に投げる時代なので、厳しくはなっていますね」
——青木さんが優勝したオープンのケンタッキーレイク戦ではどんな使い方をしていたんですか?
「ケンタッキーレイクはリザーバーというよりほとんど川なので、流れを読んで魚の居場所を探る釣りでしたね。でも、意外に魚が見えていなくて、岸際の水深1〜2mにあるようなレイダウンに隠れたバスを釣っていました。FFSでモノだけ把握して、そこへ正確にルアーを通していく。あのときはミドストとスイムベイトをレイダウンスレスレに通す、っていう狙い方でした」
——では、今現在、あるいは今後、青木さんのFFSの使い方はどうなっていきそうですか?
「僕自身のFFSの技術は日本時代とあまり変わっていない。というか、あんまり重視していないですね。食わせる技をどうこうという以前に、魚を見つけることに精一杯というか。どう食わせるかまでいけたら素晴らしいですね。あと、アメリカは日本とは違って意外とシンプルにやったほうが食ったりする。ミドストよりもジャークベイトのほうが食うっていうこともよくある。なので、やっぱりアメリカはアメリカかな。FFSの食わせ技よりも魚を見つける力が重要だし、日本でその力を高めようというのはなかなか難しいと思う。なので、今はすごく楽しいですね」
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