
「臭いものほど釣れる」という釣り人の間で語られがちな定説。では、世界一臭いとまで言われる食材を使ったら、魚はどう反応するのか?今回検証されたのは、フランス産の発酵チーズエポワス。人間が顔をしかめるほどの悪臭を放つこのチーズを、海・川の両フィールドで実際に餌として使うという、かなり攻めた実験企画だ。
●文:ルアマガプラス編集部
開封した瞬間から企画崩壊レベルの臭気
企画はチーズの開封からすでに異常事態。
密閉容器を開けた瞬間、周囲に広がるのは「ドッグフード」「ペット系」「人間の食べ物とは思えない」と表現されるほどの強烈な匂い。
見た目は普通のチーズだが、時間経過とともにどんどん柔らかくなり、すでに溶け始めている。
この時点で「餌として成立するのか?」という疑問が浮かぶが、まずは魚の気持ちになるため、まさかの実食へ。
臭い=不味いではなかった
覚悟を決めて口に入れてみると、意外にも中身は普通に食べられる。
ブルーチーズ系が好きな人なら「いけなくはない」味で、苦味と発酵由来のシュワっとした刺激が特徴的。
ただし、匂いは別次元。
口に残る風味よりも、鼻に残る存在感の方が圧倒的で、「これは魚に効くかもしれない」という期待が高まる。
ブルーチーズに近い味。苦みも強くお酒にも合いそう。
海釣り開始。しかし餌持ちという壁に直面
いよいよ実釣スタート。
まずはチーズをそのまま針につけて投入すると、魚は確実に寄ってくる。
ところが問題発生。
エポワスは柔らかすぎて、すぐに溶ける、落ちる、取られるの三拍子。
魚の反応は良いのに、釣りとして成立しないというもどかしい状況に。
頑張って餌付けするも、すぐに針から落ちてしまう。
練り餌化で状況が一変
ここで試されたのが、チーズを小麦粉などと混ぜて練り餌にする方法。
いわば「世界一臭い練り餌」の誕生だ。
これが功を奏し、「餌持ちが劇的に改善」、「魚がじっくり噛む時間が増加」
と、釣りエサとして一気に現実味を帯びてくる。
スズメダイがヒット!集魚力は本物だった
改良後の餌を投入すると、海中には明らかな変化が。
小魚が群がり、その中からスズメダイをキャッチ。
「臭いだけで終わるネタ企画」ではなく、釣れる餌として成立していることがここで証明される。
川でも検証。外来魚が即反応。
さらに実験は淡水へ。
川ではテラピアなどをターゲットに検証。
結果は、投げた瞬間からアタリ連発。
視認できるレベルで魚が寄ってきて、迷いなく餌をついばむ。
特に印象的なのは、
ハイサイ「普段はスレている個体ですら反応が早い」
という点で、匂いによるアピール力の強さが際立った。
なぜチーズはここまで効くのか?
動画内では、その理由についても言及されている。
発酵チーズには、「アミノ酸」、「脂肪酸」、「発酵由来の強烈な匂い成分」
が含まれており、これが死んだ小魚や甲殻類、プランクトンの匂いに近いとされる。
つまり魚にとっては、「危険な臭いではなく高栄養な餌のサイン」
として認識されている可能性が高いというわけだ。
クセは強いが、可能性は本物
今回の検証で見えてきたポイントは以下。
「世界一臭いチーズは圧倒的な集魚力を持つ」「そのままでは使えないが、練り餌化で実践投入可能」「海・川どちらでも反応が良く、応用範囲が広い」
扱いづらさと引き換えに、得られるアピール力は本物。
遠征やプレッシャーの高いフィールドでの切り札餌として、意外な可能性を感じさせる結果となった。
ハイサイ「今回の企画は大成功。臭いチーズは最強レベルに反応がいいエサでした」
ネタに見えて、実はかなり理にかなった実験。
「臭い=釣れる」という説を、これ以上なく体現した一本と言えるだろう。
紹介した動画を見る
登場YouTuber紹介
ハイサイ探偵団(はいさい・たんていだん)
視聴者からの依頼を調査するというコンセプトでチャンネルをスタートさせるが、釣りやアウトドア、料理などメンバーが楽しめる企画を中心に沖縄で活躍。ハイサイ探偵団の詳細は、下記YouTubeアイコンからチェック!
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