『バス釣り上達100のヒント』CH.15「厳寒期のネバーギブアップ! 間違いだらけの常識に囚われるな!!」【帰ってきた、シン・ネバギバ。】清水盛三、インタビュー連載!!  

毎回語り尽くしのネタ満載トークインタビュー・清水盛三「帰ってきたシン・ネバギバ。」連載15回目は、どうしても厳しく釣り場から足が遠のくこの季節。モリゾーさんに冬の釣りの楽しみ方を語っていただいた。 

●文:ルアーマガジン編集部(写真提供:MORIZO SHIMIZU・釣りビジョン)

清水盛三 MORIZO SHIMIZU 
1970年5月29日生まれ。大阪府出身。’97JBスーパーバスクラシックウィナー、’00JBワールドU.S.チャレンジinレイク・ミード優勝を経て渡米。老舗トーナメント団体B.A.S.S.が主催するエリートシリーズやFLWなどに参戦。2018年をもって引退、17年間の米国競技生活にピリオドを打った後は日本国内の各メディアへの出演他、ご意見番として後輩の指導にあたる。バサー・オールスタークラッシック2022優勝。
オフィシャルサイト http://www.morizoshimizu.jp/
<スポンサー>
エバーグリーンインターナショナル、グローブライド、東レ・モノフィラメント、グレンフィールド、マーキュリー、カラーズインターナショナル、ALL of FAN
<バスマスター通算成績>
●B.A.S.S.
’01ウェスタンオープンでデビュー。1シーズン目で、翌年からのツアー参戦権を獲得。公式戦出場151回、クラシック出場3回、2006年にエリート・ケンタッキーレイク戦優勝、入賞66回(優勝:1回、準優勝:2回、トップ10:9回、トップ20:21回、トップ30:34回)。獲得賞金77万1299ドル(約1億1801万円 *1ドル153円換算)。

釣りフェス in Yokohama エバーグリーンブースは大盛況!

–まずは釣りフェスin横浜お疲れ様でございました。  

清水 
疲れたなー! でもなかなか人も集まってくれたからよかったね。 

この取材の直前に行われた釣りフェスin Yokohamaではモリゾーさんはエバーグリーンブースで登壇。軽快かつ学びの多いトークショーに多くの人が詰めかけていた。 

 
–トークショー観させてもらっていて、モリゾーさんにとってトークショーってどういう意味を持って臨んでられるのかなっていうのも、ちょっとお伺いしたいなと思ってまして。  

清水
長いことアメリカ行ってる時は出てない時もあったけどね。引退してからは、毎年何かしら出てたね。昔やったら、ほんとに5ステージ、6ステージぐらいが当たり前。  

–え、結構きついですよね。  

清水 
もう声ガラガラ状態やったし。2日目なんてね、特に。笑 
 
–やっぱりエバーグリーンさんのブース、菊元さんとかモリゾーさんとか、人がめちゃくちゃ集まってるなっていう感じがありますけど。特にモリゾーさんは結構笑いが起きるっていうのは、面白いですね。あれはもう昔からあんな感じですか。 
 
清水 
昔からですよ。僕は来てくれた人たちともちろん釣りの話もするんやけど、それだけじゃなくて、なんか楽しんでもらえたらいいなと思ってるからね。今回、エバーグリーンブースで菊元さんと組んだのも僕から言って初めてやった。 
初日は、永遠と海輝とやってもいいよっていう話をしてね。1人で喋るの嫌やねん。 
 
–一人で喋るの嫌なんですね。笑 
あれ、1時間以上やってましたよね。  

清水 
そうそう。時間制限がないのわかってたから喋れるだけ喋ろうみたいな。特に永遠が釣りのこととなるとよう喋るねん。とにかく色んなことを知って吸収したいみたいな。 

–いいですね。野心がある若者。 

清水 
そうやね。海輝は1個下やから若干先輩に気使ってるみたいな感じやし。やっぱりね、せっかく若い子達とやるんやからさ、うまいこと3人で回そうっていうのは意識しながらやったけどね。 
菊元さんとのトークショーでは菊元さんが聞き手になるっていう感じで進めつつ、菊元さんの話もせなあかんわと思って、俺が振ったりとかして、それはもう長いこと付き合ってるから、大体の呼吸が合って一生喋ってるわなという感じやな。1時間経っても終わらへん。終わりそうにないからスタッフから巻きの札出されたりとかな。笑 
一人で一方通行で喋るよりも、会話してる内容を聞いてもらう方がわかりやすいんちゃうかなと思って。 
 
–そうですね。モリゾーさんからしたら、わかってることが多いだろうから、一般のアングラーさんにとって何がわからないかがわからないですもんね。  

清水 
そうそう。多分そうやと思う。なるべくわかりやすく説明してるつもりやけど、それでもわかってもらえてないところもあるから、敢えて会話形式でね。 

–台本じゃないですけど、何を話すよっていうのは決めてるんですか。 

清水 
エバーグリーンブースに関して言うならば、ほぼ何も決まってない。楽屋に入って、始まる5分ぐらい前にこういう感じでやろうか、みたいな。 
 
–その方がやっぱり新鮮な意見というか。あそこでしか聞けない、あそこで思いつかなかったら話されないことがあるよってことですよね。  

清水 
そうですね。フィッシングショーでしか喋ってないこととかもあったりするかもわからんね。あとああいう場ではあんまり新製品とか、プロデュースしたアイテムの話とかはあんまりしない。そういうのは雑誌なりテレビなりでまた見たり聞いたりしてくれればいいと思ってるから。どうせみんなの前に立つんだったら、やっぱりみんなが上手くなったり、魚釣れるようになればいいなと思って喋ってる。一応やってくださいって言われてるから最後にちょろっと紹介するとかね。笑 

–確かに、プロモーションって感じではなかったですよね。 

清水 
そうそう。また大阪ショーでもエバグリーンブースでやる予定してますからね。誰と誰が組んでやるかっていうのはまだ決まってないけども、エバーグリーンブースでスペシャルサプライズあるから、是非、おたのしみに!! 
 
–スペシャルサプライズ、気になりますね。それはまだ聞いちゃいけないことですね。  

清水 
ダメですね。お楽しみにしといてください。 

来る2月6日〜8日に開催予定のフィッシングショー大阪では、エバーグリーンからスペシャルサプライズが発表となるかも!? 

厳寒期には何をするべき? 間違いだらけの常識に喝!! 

–今日伺いたいメインテーマなんですけれども、改めて冬。この厳寒期にモリゾーさんは一体何をするんですか。冬の釣りは変わるんですか。 
 
清水 
どうなんやろ。明後日テレビの撮影すんねんけど、すっぽりスーパー寒波が来てる中にね。 
この時期はもう毎年毎年あったかい日に当たることの方が少なくて冬の釣りでやってるねんけども。今の時期ってたまにあったかい日があったりとかするやん冬でも。そういう時ってバスが勘違いしてスポーニングを意識して上がってきて餌食うのよ普通に。でもそれ以外の俗に言う冬はやっぱ0か1かのゲームになりがちやわね。特に最近あったかい時と寒い時の差が激しいから、寒くなったら全然口使わなくなったりする。  

–そのスポーニングを意識するみたいなことって、その日1日だけあったかいみたいな日でも有効なんですか。  

清水 
いや、イマイチやな。やっぱ2、3日続かなあかんのちゃうかな。あったかい雨とかやったらその1日でもいいかもわからんけど。15度とか16度とかで雨降ったりとかしたら、多分気圧の関係も含めて、その時にバッて上がってきて、いきなり間違えて喰ったりする子がたくさん増えるかもわからんけどね。 
でもやっぱりね、今まだ全然三寒四温どころか、十寒三温ぐらいやろ。笑 

–そうですね。底冷えする寒さが続いてます。 
 
清水 
うん。で、基本は僕の場合はあれやな。ライトリグもやっぱりたまにはやるけども、やっぱりパワーゲームでやってることの方が多いかな。そんでパワーゲームでやった方がクオリティの高いプリスポーンの魚が釣れるかなっていう感じがするよね。  

モリゾーさんにかかれば厳寒期でもパワーゲームでクオリティフィッシュもバッチリ!  ©︎釣りビジョン バーニング帝国

–モリゾーさんがライトリグをやる時っていうのは、パワーゲームやって、これ今日違うなってなってからやるのか、もしくはもう今日この状況この寒さだったら最初からライトリグを繰り出すのかどうなんですか。 

清水 
最初からライトリグは絶対ないな。まずパワーゲームを午前中目一杯かけてやったりするかな。 
それで何の当たりもなくて、うわ、やっば。ってなったら、ライトリグをちょっとやってみようかみたいな感じでやったりとか。 
でも結局パワーゲームに戻んねんけど。笑 
 
–午前中パワーゲームやって、釣れればおそらくパワーゲームを続行すると思うんですけど、どういう状況だとライトリグに変えてみようってなるんですか?  

清水
フィールドによるわ。例えば、無限にカバーがありまくりやったらもうパワーゲームしかせえへんと思う。あと水に色がついとったら、パワーゲームしかせえへんと思う。逆にクリアウォーターやったら、ライトリグするかな。あとは、ワカサギレイクとかやったらライトリグをよく使う。  

–モリゾーさんの言うライトリグって何をやるんですか。  

清水 
そうですね、ドロップショットか、ネコリグが多いかな。 
 
–例えばネコリグにしてみたら。何インチくらいのものを使うんですか。 
 
清水 
大体5インチぐらい。あとはライトリグってわけじゃないけどリトルマックスとか。真冬はメタルジグかリトルマックスかどっちか。 
ムービングベイト系ってやっぱりDDエックスオーバーが1番深く潜って、マックス5メーターぐらいまで潜るルアーやけど、それより深いところになっちゃうと。フットボールジグになったりとか、ジグ系、テキサス系をやる。ただ、ワカサギレイクとかやったら、10メーターとか13メーターとか、15メーターとかやるやろ。そうなってくるとドロップショットとかの出番が多くなるっていう感じ。  

–では逆に、午前中のパワーゲームは何からやることが多いですか。 
 
清水 
だいたいフェイスが多いかな。フェイスでジャーキングトゥイッチングをやって、ダメやったらエックスオーバーでポンプリトリーブやって、ジャックハンマーやったり、Dゾーンやったりとか。で、たまにフラットフォース投げてみたりとか。まずはシャローをちょっとやってみる感じ。やる気あるやつがおったらラッキーかなみたいな。 

厳寒期でもチャンスを求めてシャローを攻める。 ©︎釣りビジョン バーニング帝国

 
–やっぱりこの時期シャローにいる魚の方がでかいんですか。 
 
清水 
でかい。まあ、ディープにもでかいのおるけども。シャローにもでかいのおると思うよ。1匹だけとかで。 
 
–よく言われる、冬でも動けるやつはでかいっていうのはほんとなんですね。  

清水 
それを釣りに行こうと思ってるからね。もちろんディープででかいの釣ったこともあるけど、やっぱりそういう時にシャローにいるやつの方がデカいの釣れる可能性は高いかな。 
あとこの時期は1匹、スーパーブリブリのでっかいバスが釣れるっていうのも面白いから好き。もちろんいっぱい釣れるのも楽しいけど、痺れる一本を狙うのは好きだね。  

–一気に体温上がりますよね。あ、そんな経験ないんですけどね。笑 

清水 
いや、でもあるのよね、これが。たまに。まあまあ、釣れなくてもええわっていう気持ちも必要かもね。それでも釣れたらラッキー程度で釣りしたらちょっと楽しいかもわからんね。 今の時期とかはそんな楽しみ方でオッケーなんちゃうかなと思うね。  

–この時期、釣りに行くのに二の足を踏んでる方に1個これやってみてってアドバイスするとしたらなんでしょう。 

清水 
僕はシャローで釣るんやったら、フェイスかエックスオーバーが鉄板ちゃうかなと。それを使い分けやな。ジャーキングするのか、ポンプリトリーブでぶるぶるぶるって引っ張ってきて止めてを繰り返すか。 

低水温期でもシャローにはビッグワンのチャンスがある。 ©︎釣りビジョン バーニング帝国


 
–フェイスだと、いわゆる2ジャーク5秒ポーズとかですか?  

清水 
いや、それがもうダメ。もうメディアさんですよねそういうこと言うの。笑 
そんなルールないからね。  

–ダメなんですか。きっと多くの人がそれを基本にやっているような。 

清水 
いや、みんなそう思ってるやろ。それよく言うね、みんな。 
アメリカ人のジャーキングするスペシャリストとかで、真冬とかでもバンバン釣るやつおんねんけどさ、それはもう全員、十人十色の動かし方してるよ。  

–そんなワンパターンではないと。 

清水 
もう間違ってるとかあってるとかじゃないよ。そんな、なんかもう呪いみたいにみんな同じことしてるけど。笑 
ただの迷信やわ。それは日本人がただの思い込んでる。 
 
–なるほど。もちろん2ジャーク5秒ポーズで釣れることも当然あるけどそれだけじゃないよってことですね。  

清水 
もちろん。なんで3回したらあかんの。なんで連続とパッパッパッパッてやってから止めて3秒とかじゃあかんの。逆になんで10秒止めへんの。とかね。  

–確かに。いろんな使い方があっていいですよね。ちなみにモリゾーさんはどう使うんですか。 
もう本当に決めてないって感じですか。  

清水 
決めてない。最近連続トゥイッチやってるけどさ、ピピピピピピピピピピピピって感じでストップ少なめみたいな。そのあとバンバンって引っ張って、2、3秒止めたり試してる感じ。1回パンって動かしたりとかもするし、2回パンパンってやって、次3回パンパンパンってやったりとか。 
で、その間に止めてて、1回でパンってジャークしたりとか。  

–器械的にやるんじゃなくて。イレギュラーな動きで。 
 
清水 
そうですよ。リアクションベイトっていうルアーを使ってんねんからさ。イレギュラーなことをせなあかん。リアクションって反射で食わすんやからさ。 
あとは、固すぎず、柔らかすぎずっていう竿を使わへんかったら、ちょっとしんどいんちゃうかなと思うけどね。 硬すぎたらルアーの動きも固くなって動かへんくなるし、柔らかすぎると逆に竿が吸収してしまってルアーが跳ねへんかったりするからさ。 
 
–そこもやっぱりちゃんとした道具だてが重要ですね。  

清水 
タックルバランスとかロッドも大事かなと思いますね。  

–ジャークベイトでシャローをやるってなると、どれくらいのレンジに狙うんですか。 

清水 
2メーターまでかな。4メーターぐらいにいる魚には見えてるはずやから、4メーターぐらいから上がってきて喰ってくるな。1日やっときゃ、もしかしたら食う可能性は高いかもね。 
 
–シャローをある程度やり切ったらちょっと深くして、5メーターくらいまでのところはDDエックスオーバーの出番ですか。  

清水 
そうですね。もうミドルレンジ無視して、DDエックスオーバー投げると思う。 

シャローを一通りやり切ったら思い切ってディープに切り替える。 ©️釣りビジョン バーニング帝国

–もし中間に魚がいたとしても、魚からしたらきっと見えてますよね。 

清水 
DDエックスオーバーやったら、5メーターとか6メーターぐらいのレンジの魚まで呼んでこれるから、4メーターから6メーターぐらいまでがターゲットゾーンになる。 
ボートポジションに注意してバンクを意識しながら6メーターぐらいにポジション置いてやるとか8メーターぐらいにポジション置いて、岸側向けて投げるとかさ。逆にずっと4メーター50センチぐらいのフラットがありそうやなってなったら、岸と平行に投げて、みたいな。 
こういうことを一日やり抜けたらもしかしたら、この時期に記憶に残る1匹が釣れるかもね。 

厳しい時は厳しい時なりの楽しみ方で釣りにいこう !!

今回はどうしても厳しくなる冬の釣りについて語ってもらった。間違った常識にとらわれずに、柔軟に冬のビッグワンを狙いにいこう。フィッシングショーではエバーグリーンブースでスペシャルサプライズがあるかも!? エバーグリーンブースに訪れた人しか聞けないトークショーもお楽しみに!! 

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