
沖縄・慶良間諸島の一つである渡嘉敷島。世界屈指の透明度を誇るケラマブルーの海に囲まれた渡嘉敷島は、ダイビングやホエールウォッチングのイメージが強い一方で、実は岸からでも濃密な釣りが成立するポテンシャルを秘めた島でもある。今回の釣行で向かったのは、そんな渡嘉敷島の中でもひときわ異質な存在。普段は海に沈み、大潮の干潮時だけ姿を現す謎の構造物。「ここに魚が着かないはずがない」そんな直感を信じ、昼と夜、条件の違う時間帯で徹底的に釣り込んでみた。
●文:ルアマガプラス編集部
大潮の干潮で現れた海の道
撮影当日、タイミングは大潮。
満潮時には完全に水没している構造物が、潮位が下がるにつれて少しずつ姿を現していく。
足元には透き通るような青い海。
構造物の両脇にはリーフが広がり、その先には一気に落ち込むブレイクラインが形成されている。
実際に歩いてみると、想像以上に沖まで伸びており、
ヨネスケ「ここ、立ち位置として普通に釣れるのでは?」
と思わず声が出るほどだ。
潮位がさらに下がれば先端まで渡れそうだが、現時点ではまだ先端部分は水没。
とはいえ、すでに足元には無数の魚影が確認できる。
まずは昼の部。ライトブッコミで様子見
最初は様子見も兼ねてライトタックルをセレクト。
餌は冷凍のカツオの腹身。
リーフの切れ目、深場に落ちる境界線を狙ってキャストする。
すると・・・開始早々、明確なアタリ。
上がってきたのはミーバイ(カンモンハタ)。
ルアー釣りではお馴染みの魚だが、この反応の速さは明らかに魚が溜まっている証拠だ。
さらに仕掛けを入れ直すと、間髪入れずに次のヒット。
今度はバラハタ。鮮やかな体色が、ケラマブルーの海によく映える。
ヨネスケ「これは想像以上に釣れるな・・・・」
境目がすべてを支配する
改めて海を観察すると、構造物の片側はそこが見えるほどの浅瀬。
しかし、先端方向にキャストすると一気に水深が落ちる。
この浅場から深場への急変ポイントこそが、魚が溜まる最大の理由だ。
潮通しが良く、ベイトも流れ込み、身を隠せる障害物もある。
正直、釣れない要素を探す方が難しい。
魚が溜まる要素しかない、謎の構造物。ドキドキに胸が高鳴る。
小物祭り・・・と思いきや、まさかのタマン
ヨネスケ「今日はサイズは出ない日かな」
そんな空気が漂い始めた頃、不意に重みのある引き。
慎重に寄せてくるとまさかのタマン(ハマフエフキ)。
サイズは45cm前後。
昼間、しかもこの構造物の上でタマンが出るとは想定外だ。
ヨネスケ「マジか、この魚が釣れるとは思っていなかった」
思わぬタマンの登場に、笑みがこぼれるヨネスケさん。
タマンはそのまま夜のブッコミ用の餌としてキープ。
ここから釣りは、次の展開へと進んでいく。
夜の部スタート。雰囲気は満点、だが・・・
時刻は23時頃。同じ構造物の上で、今度は夜釣りを検証する。
餌は島の商店で購入したイカ。
潮位は低く、水深は十分。
条件だけ見れば悪くない。
・・・・が、1時間経っても大きな反応はなし。
月が明るく、潮も緩い。
魚の捕食スイッチが入りにくいタイミングなのかもしれない。
それでも粘っていると、ようやくヒット。
上がってきたのはミーバイ。
数は出ないが、全く釣れないわけではないという結果に。
ヨネスケ「夜釣りは条件次第。可能性は十分ある」
今回は爆発的な夜釣りにはならなかった。
たが逆に言えば、闇夜、潮が効くタイミング、先端まで入れる条件がそろえば、一気に化ける可能性を感じさせるポイントだった。
魚の警戒心が落ちる闇夜であれば、さらに釣れたかもと語るヨネスケさん。
ラストは朝マヅメへ。すべてを懸けた一投
渡嘉敷島最終日。フェリーの時間を意識しながら、最後はサーフで朝マヅメを迎える。
餌は昼に釣ったタマンの切り身。小物は寄せないが、一発逆転の大物に期待できる餌だ。
ヨネスケ「泣いても笑っても、これが最後」
満潮から下げに入るタイミングでキャスト。
あとは、魚が回ってくるのを信じて待つのみ。
渡嘉敷島が教えてくれたこと
結果として、GTなどの本命大型魚は出なかった。
しかし、干潮でしか入れない謎の構造物。
昼は魚影が濃く、数釣りが成立。夜は条件次第では爆発の可能性。
岸からでも成立する冒険感ある釣り。
このポイントが秘めるポテンシャルは十分に伝わったはず。
今回の釣行を振り返るヨネスケさん。さらに違う島へ渡るという。
沖縄の釣りは、潮、月、地形がすべて。
今回の経験は、次なる島、次なる潮で確変を起こすための布石。
ヨネスケさんの物語は、まだまだ続く。
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ヨネスケ
兵庫県出身。日本一周車中泊釣り旅を経て、現在は磯釣りのメッカ、長崎県五島列島在住の釣り三昧YouTuber。2024年から2度目の日本一周釣り旅を再開。最新の動静はYouTube「突撃!ヨネスケの釣り旅ch」をチェック。
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