
H-1グランプリで優勝するなど、アングラーとして高い実績を持ちながら、釣り具メーカーのティムコで社員として働く大津清彰さんが、リアルタイムな情報を発信する「バス釣り真相解明」。状況が目まぐるしく変化する相模湖。安定した釣果を出せるのはやっぱりあの名作ルアー!
●文/写真:大津清彰
相模湖情報!
状況はさらに進行し、本格的な冬へ移行しています。相模湖では毎年、1月が最も「冬」を強く実感する季節となります。逆に2月に入ると、ワカサギの接岸行動が活発化して産卵がスタート。それに引っ張られる形でバスたちも動き出すため、一気に「春」のイメージへと変わっていきます。
【相模湖の様子】
今回は本湖を含め、全域をチェックしてきました。場所によってはバスが固まっているエリアも見られますが、島田湖の浚渫作業が終盤に差し掛かり、砂利エリアから泥エリアの掘削へと移行。その影響で、桂川方面はかなりの濁りが入っていました。
また、山火事の影響もあり、浚渫台船は19日から青田方面へ移動するとのこと。となると、こちら側の浚渫は一段落といったところでしょうか?ちなみに、相模湖における濁りには「一旦すべてをリセットする」作用があります。
濁りが入ることでベイトは右往左往し、ポジションが定まらない状態が引き起こされます。バス側も「捕食」より「避難行動」を優先させる感覚があり、同じ場所にとどまる個体、新たなポジションを探して動き回る個体など、動きが急に活発化します。※この時、ルアー(餌)を強く意識している感覚はあまりありません。
そのため、前週まで固まっていたバスの群れも、崩壊と再形成を繰り返している印象を受けました。これは2日間の出船データに基づく私の予測も含まれますが、状況変化の激しさを物語ってはいるでしょう。現在の減水が進んでいる状態、桂川の水量、そして低水温によるプランクトンの活動低下。
これらが相まって濁りがどう回復していくかは未知数ですが、19日以降は水中がある程度リセットされた状態からスタートすると考えて良いでしょう。そんな状況下で、やはり釣果が出ているのはダートパニック60です。
【ダートパニック60】
今年は「魚系」のベイトを意識している個体が優勢な年だと感じます。昨年はヤゴやエビをメインに食べていた印象ですが、これはあくまで傾向の違い。もちろん底生生物を食うバスも多数存在しますが、狙いどころを絞る上でのヒントになります。ただ、魚系だけに執着するのも、周囲のアングラーからのプレッシャーを考慮すると難しい局面があります。
【ハリネズミミニ】
そこで有効なのが、ハリネズミミニのジグヘッド(リューギ・ヴェスパG2 2.7g)を用いたアプローチ。ボトムを意識したヤゴ系ルアーにも高い反応を示しています。また、今年はライブスコープに映りやすいポジションにバスが多く、ハイプレッシャー化は避けられません。そうした状況への対策として、ホバストの反応も非常に良好です。
【スーパーホバリングフィッシュ2.5】
【スーパーホバリングフィッシュ2.5 セッティング】
ホバストのキモは「超ゆっくり」かつ「水平姿勢」を維持すること。この地味な作業に耐えられる人こそが、結果的に釣果を手にしています。一般的な釣り方はやり尽くされている感があるため、こうした「隙」を突く釣りに反応が良い感覚です。
それではまた~。
★タックル★
【セット1:ホバスト用】
ロッド: フェンウィック LINKS-SF 510SXULJ
リール: エアリティ LT2500S
ライン: エックスブレイド リアルデシテックス 0.4号 + LDLフロロ 1.25号
ルアー: スーパーホバリングフィッシュ2.5
【セット2:ダートパニック用】
ロッド: フェンウィック ACES-CT 61SULP+J
リール: エアリティ LT2500S-XH-QD
ライン: エックスブレイド オルトロスPE WX8 フィネスシャングリラ 0.6号 + LDLフロロ 1.25号
ルアー: ダートパニック60
大津清彰(おおつ・きよあき)
老舗ティムコにてルアー・ロッド開発から各種広報まで担当するマルチプレイヤー。生み出したいくつもの製品がバスフィッシング業界に多大な影響をもたらす大注目の奇才アングラー。
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