【懐かしのアイテムも登場!】小野俊郎が語るジャッカルルアー名作列伝!!

【懐かしのアイテムも登場!】小野俊郎が語るジャッカルルアー名作列伝!!

時代のニーズに対応する新しいルアーを次々と生み出し続けるジャッカル。
そこには「開発スピードの早さとクオリティの高さ」を掲げるジャッカルの基本理念、そして琵琶湖の存在があった。

●文:ルアマガプラス編集部

profile

小野俊郎(おの・としろう)
1999年に加藤誠司氏とともに株式会社ジャッカルを設立。2002年より大津市真野の琵琶湖畔に移転し、バスルアーをはじめその製品は日本のみならず世界40カ国以上で販売されている。現・代表取締役社長。

メイド・イン・琵琶湖

「ジャッカルのルアーは琵琶湖に特化しているわけではないんです。僕がトーナメントアングラーだったから、とにかくどこでも1番釣れるルアーが欲しいと思って作っています。ただ、テストするフィールドのメインは設立当時も今も変わらず琵琶湖。だから、うちのルアーはすべて、琵琶湖の産湯に浸かって全国に旅立っているんです。そういう意味で、すべてメイドイン琵琶湖。これからもジャッカルは琵琶湖からのフィードバックをもとに、釣り人の期待に応えられるルアーを作っていきます」

クロステールシャッド3in

1999年にジャッカル初のルアーとして誕生したハンドポワード製ワーム。テールがT字状のキール構造になっていることにより、シェイクでヘッドに入力された力がテールの先まで過不足なく伝達される。
小野「ふにゃふにゃしすぎないのがいい。ヘッドは動くけどテールは動かないワームもあるからね。基本、ダウンショットでのシェイクの釣りなので」
現在廃番。

RS-150

[SPEC]
●全長:58mm
●重量:7.0g
●最大潜行深度:1.5m
●タイプ:サスペンド
ジャッカルのハードプラグ第1弾となるルアーがこちら。フラットサイドクランクという位置付けだがかなりシャッドに近い形状。加藤誠司氏による設計。初期のジャッカルルアーは「レイクポリス」というブランド名で販売されていた。現在廃番。

セイラミノー55S

[SPEC]
●全長:54mm
●重量:2.0g
●タイプ:シンキング
小野「ソフトルアーのiシャッドとともにi字系の釣りを確立したルアーで、ここから全国的にi字系が認知されるようになった。琵琶湖はストロングなイメージがあるけど、それとは対極をなす釣り方で、まったくアクションをつけず、一定速度で引いてくると釣れる」
山木一人氏が河口湖でミノーを改良して使っていたものを元にジャッカルが製品化した。70mm、80mmクラスのサイズ違いもある。現在廃番。

フリックシェイク

[SPEC]
●全長:2.8/3.8/4.8/5.8/6.8/9.8in
小野「ワームはクセがついてはいけないという絶対的な価値観を覆したジャッカルを代表するルアー。秦くん(秦拓馬)が曲がったストレートワームが釣れるって言い始めて、それをベースに作った。ジグヘッドワッキーが広く認知されたルアーでもある。当時はジグヘッドをワッキースタイルで使うっていうのは国内ではほとんど知られていなかったからね。6.8inを10g前後のテキサスリグにして、夏の琵琶湖のウィードを撃つ『バイーンリグ』っていうのも秦くんが流行らせたよね」

パインシュリンプ

[SPEC]
●全長:3.5/4.5in
小野「フラスカートがついたクリーチャー系のワームで、太いアームもいっぱいついていて水押しが強い。琵琶湖のウィードについているエビ系を食っているバスに効く。琵琶湖に限らず今でもよく釣れるワームです。秦くんは太い方の4本のアームをちぎって逆付けする『逆パイテキサス』って言ってやってた。これ、パインシュリンプでやる意味あるのかなって思ったけどよく釣ってたよね(笑)」

ヤミィ500

[SPEC]
●全長:3.5/4.5in
小野「ハンドポワード(手流し成型)の第1弾がクロステールシャッドだったのに対し、ヤミィは金型による射出成型、いわゆるインジェクションで作ったジャッカル初のワームでした。基本的にはノーシンカーワッキーで使うんだけどネコリグもいい。20年以上経った今でも第一線で活躍してくれるジャッカルの定番品。当然これも琵琶湖でテストしてエサのごとくめちゃくちゃ釣りました(笑)」

ガンタレル

[SPEC]
●全長:160mm
●重量:70g
●タイプ:フローティング
小野「これは川島(勉)さんが作ったブルーギル型ビッグベイト。川島さんだから亀山発なんだけど、当然琵琶湖でもよくテストした。6月ごろのギルネストパターンでよく釣れたよ。でっかいバスほど大きいギルを食べている。ガンタレルはその後、様々なバリエーションにも発展していったよね」

フリックカーリー

[SPEC]
●全長:3.8/4.8/7.8in
小野「琵琶湖ガイドの平村(尚也)プロにフリックシェイクのカーリーテールが欲しいって言われて作ったワーム。特に秋に強いワームで、ドロップショットであろうがキャロであろうがとにかく釣れる! 一度この威力を知ったら釣り人はもう抜け出せないんじゃない(笑)。ここだけの話さ、カーリーテールが千切れても釣れちゃう。不思議なんだけどめちゃくちゃ琵琶湖に合っているんだろうね。さすが平村さんってかんじです」

マイキー

[SPEC]
●全長:140mm
●重量:32g
●タイプ:フローティング
濱田禎二氏が設計した2ジョイント3ピース構造のビッグベイト。
小野「琵琶湖の6~7月ごろ、ウィードが水面近くまで生え始める時期にこれを巻くとでかいのが釣れた。琵琶湖ガイドのナカジー(中島成典)が流行らせて、『マイキー祭り』っていう言葉が生まれたくらいよく釣れたよね」
現在廃番。