某有名特撮シリーズも手掛けたメカデザイナーがルアーをデザイン⁉モチーフは恐竜、骨、エソ⁉

某有名特撮シリーズも手掛けたメカデザイナーがルアーをデザイン⁉モチーフは恐竜、骨、エソ⁉

ルアープリンセス応援企画「ぶっちゃけなんなの?」今回は釣りフェスでも話題を呼んだゲームオリジナルルアーについてプロデューサーのキムラ氏に開発の経緯を聞いてきました。ついでにオリジナルルアー第2弾についてもお披露目しちゃいます!

●文:ルアマガプラス編集部

キムラ
ルアープリンセスプロデューサー。幼少期以来、長いこと釣りから離れていたが、ふとしたきっかけで釣り熱が再燃。ルアプリ実現のために長年勤めていた有名なゲームメーカーから現在の会社に転職し、今に至る。

ゲームオリジナルルアー誕生のきっかけ

――釣りフェスお疲れさまでした。今回発表されたオリジナルルアーやその擬人化キャラへの反響はいかがでしたか?

「大河原先生デザインのルアーは大きな反響があり、necömi先生が描いた擬人化キャラも好評でした。このルアーを通じて、ルアープリンセスを知らなかった来場者にも興味を持ってもらえたと思います」。

――ルアー擬人化というコンセプト自体が十分に周知されていない状況で、オリジナルのルアーを公開するのはまだ早いのではないかと心配する声もSNS では見かけます。なぜ釣りフェスで公開する事になったのでしょうか。

「本来釣りフェスではゲーム試遊を行う予定でしたが開発の都合でそれが難しくなってしまい…。そこで来場される方に喜んでいただくためには、と考えた末、前倒してオリジナルルアーを公開することにしたのです」。

――そもそもゲームオリジナルのルアーを作ろうと思ったのはなぜでしょうか。

「企画当初から、物語の中でプレイヤーに寄り添う水先案内役となるキャラクターは必要だと考えていました。また、ライバルや悪役など、既存メーカーのルアーには担わせられない役割を持たせるためにも、オリジナルキャラが必要でした。ただ、ルアプリがルアー擬人化プロジェクトである以上、キャラクターを作るには擬人化元となるルアーから作る必要があります。そこで、『泳ぐルアーを布教するための泳がないけどカッコいいルアー』をコンセプトに、大河原先生をはじめとする異業種のデザイナーの方々にご依頼することになりました。今後も擬人化や立体化についての情報をお知らせできればと考えています。ぜひご期待ください!」

伝説のメカデザイナーが手掛けたルアー

バス型クランクベイト『シロ』(仮)

機動戦士ガンダムを筆頭に、様々なアニメのメカニックを手掛けてきた日本を代表するメカデザイナー・大河原邦男さんがデザインしたルアープリンセスだけのオリジナルルアー。そしてその擬人化バージョン。

大川さんによるデザインは3Dモデル化し、実際に出力して彩色したのがこの写真となる。

すでに製品化されていてもおかしくない、高い完成度を感じることができ、ぜひともこのルアーで釣ってみたい。そう思えるデザインとなっている。大河原さんへのインタビュー記事はルアマガプラスにて公開中。大河原さんのワークスタイルや、デザイン秘話は必見!

ルアーデザインをやってみたかった⁉

ここからはスタジオGSさんにお邪魔して、今回初お披露目となるオリジナルルアー第2弾をデ
ザインした倉持キョーリューさんにお話を伺っていきます。

倉持キョーリュー
くらもち・きょーりゅー/メカデザイナー。アニメ、ゲーム、玩具分野を中心に、ロボットやメカニカルキャラクターのデザインを手がける。『魔神創造伝ワタル』やガンダム関連作品などに参加。スタジオGSの取締役として企画部を統括し、オリジナルIPや書籍、立体企画など、メディアを横断した活動を行っている。神奈川県出身で、幼少のころから様々な釣りを経験。また、年間パスポートを持っているほどの水族館好きでもある。

倉持さんは今回のルアー以外にも、ルアープリンセスのデザインに携わっていると伺っております。

「釣りフェスで配布された小冊子にも掲載されていますが、私がルアーの波動や重心移動といった機能を装備品としてデザインしました。またイメージボードはうち(スタジオGS)の小椋というものが担当しています。」。

――今まで特撮ヒーローやロボットなどをご担当されてきたと思うのですが釣り具を装備品としてデザインするのはいかがでしたか?

「元々釣りは好きなので知識こそありましたが、デザインするにあたって改めて色々と学ばせてもらいました。例えばリールひとつとっても、全てのデザインに意味が あるのを実感しましたね。普段やっているフィクションの世界とは真逆のデザインをみて、実用性のあるプロダクトへのリスペクトが増しましたよ。それと同時に、釣具はそれ単体でカッコいいので、何もしないでもメカになってしまう。だからこそ、自分の得意分野に引きずり込む形でデザインしました」。

――たしかに戦隊シリーズの変身アイテムのようです(笑)。ルアーのデザインに関してはいかがでしょうか?

「実は装備品デザインのお話を頂いた時から、いつかルアーデザインのチャンスもあるのではないかとずっと温めていたんです」。

――(笑)それではあまり苦労はなかった?

「なかったですね。ずっと考えていて、頭の中でガチガチにできていましたから(笑)」。

――コンセプトやテーマはどういった感じでしょうか?

「恐竜をモチーフにしたいなとずっと考えていたんです。それから骨ですね。これらを組み合わせれば、絶対にいいデザインになると思っていました。そしたらお願いされたテーマが『エソ』。強烈なインパクトでしたよ(笑)ですが、これまでの仕事でもダブルモチーフやトリプルモチーフは当たり前にやってきましたし、いざデザインするとなった時には複数テーマの方がより多くの要素を持たせることができて、結果的に飽きないデザインができるんです」。

――そして完成したのが今回お披露目となるルアーですね。

「エソのシルエットに恐竜の骨…あとはメカらしさの記号としてリベットを足して…。依頼としてはまずはデザイン画だけということだったのですが、立体化も勝手に想定して、三面図も作成してカラーや素材感まで考えているんです(笑)。赤い部分はクリアパーツで、骨の部分は銀メッキ!男児向け玩具で人気の配色ですが、男はきっとみんな好きですよね。スタジオGSでは『おもちゃ売場まで想像してデザインする』ということを指導しているんですが、今回のルアーもパッケージのデザインや売り場での展開まで想像していますよ」。

―― 大河原さんのルアーもそうでしたが、とてもルアーを初めてデザインしたとは思えない完成度で感動しました!新しいルアーなのに、もうどこかにあるような…。実在しないものが実在している世界を想像してデザインする。だからこそ、ここまでの物ができるのですね。擬人化や立体化と、これからの展開が楽しみです!

ルアープリンセスオリジナルルアー第2段(名称未定)

ソルトルアーアングラーならだれもが出会ったことがあるゲストフィッシュ「エソ」をモチーフにしたルアープリンセスオリジナルルアーの第2弾。メーカー協力の既存ルアーの擬人化ではキャラクターがヒーロー的なデザインによってしまうため、こちらはヴィラン的な立ち位置をイメージしたモチーフをチョイス。ティラノサウルスの頭骨を彷彿とさせるデザインと、古代魚的なエソのフォルムが見事にマッチしている。ルアータイプとしてはペンシルベイトになる予定だ。

こちらは倉持さんが手掛けた三面図。左上のラフよりもさらに詳細なディティールが確認できる上、下
顎の開閉が想定されている。大きく口を開くエソらしさが出ているとともに、実際のルアーになったときには口の開閉具合によって性質が変わるといった機能性を持たせることができそうだ。

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