
長崎県の離島・五島列島福江島で遊漁船『Reeltime』を営む小野寺良太さん。救急医から遊漁船の船長という異例の経歴を持つ小野寺さんが、開業までの苦労を語ってくれた。今回は船に搭載する“小物類”について。
●文:ルアマガプラス編集部
情報はネットより人 。 船の世界のリアル
前回は明後日丸のレールをどうしていくか、というところまでのお話でした。今回はその他の必要な装備品についての話になります。
暇を見つけては釣りを嗜んでいる救急医・小野寺良太さん。釣り好きが高じて、五島列島福江島で遊漁船を開業することとなった経緯。それと師匠からの助言をもとに、右も左もわからず船を購入するまでの悩みをリアルに[…]
五島列島福江島で、遊漁船Reeltimeを2026年3月から開始することになりました。詳細はインスタグラム にてご確認ください。
概ね船のレールについては決定したので、次に考えなければいけないことは小物類です。値段はまったく“小物”ではないことに、徐々に気づいていくことになるのですが。
まずはGPS、魚探について。これについては今まで遊漁船にお客さんとして乗ってきて、さまざまな種類を見てきました。その中でも興味を持ったのが、地形をマッピングできるタイプのものでした。船で走ったところの海底地形図を作り上げていく機能です。
なんで海図が売っているのに、わざわざマッピングしないといけないのかと最初は思っていました。しかし、売られている海図は例えば100mおきに点で水深を測定し、それを線でつなげるため、大まかな地形図しか描けていないようです。
そして後にわかることになるのですが、大まかにポイントの場所は合っているものの、実際には結構ずれていることがありました。船で行ってみても何もなく、周囲をうろうろしてやっと見つかる、といった具合です。
明後日丸に見合う魚探は何か。師匠や知り合いの遊漁船の船頭と話していると、ガーミンというメーカーに辿り着きました。有名船でも使われているメーカーです。
メーカーに問い合わせてみようとなるのですが、なかなか詳しい知識を持った方と接触することができず、どうしたものかと悩みました。本社はアメリカで、そちらに電話すれば教えていただけそうではありましたが。
そこで、明後日丸の名前の由来ともなっている遊漁船『明日丸』に相談させていただき、明日丸で使っているガーミンを購入したお店を紹介していただきました。
船の世界というのは、まだまだネットに情報が出ていないことも多く、人との出会いが大事な業界であるということを実感します。
僕の悩んでいたことにすべて答えていただき、タッチパネル式の機種を購入することになりました。しかし、ただ魚探を買うだけではダメなようで、振動子、ヘディングセンサーも一緒に購入することになりました。
そして次に考えるのは、椅子。この船の場合、ロッドホルダーを取り付ける箇所が少なかったため、椅子の後ろにロッドホルダーを取り付けるタイプが良いだろうとアドバイスを受け、ネットサーフィンが始まります。
行き着いた先は、トップノットというかっこいい船も作られているメーカーの椅子でした。ロッドホルダーもその椅子に合うものが販売されており、見た目もかっこよく、この椅子にすることを決めました。
あとはレールに取り付けるロッドホルダーを購入したり、ランディングネットを買ったりして、概ねのものは揃った。そう思っていました。
けれど、船は買って終わりではありません。
次回、輸送、そして係留の現実へ。
小野寺良太(おのでら・りょうた)
1987生まれ、名古屋出身。現在、北海道札幌市在住。ER型の救急医として活躍する傍ら、休日をほぼ釣りに費やしているツワモノ。日本中でライトなエサ釣りから大物釣りまで何でもこなすマルチアングラー。好きな釣りは、鮎釣り・しゃくり棒を使ったサクラマス釣り・カンパチジギング。座右の銘は「行ってみる、やってみる」。
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