「渓流ならでは」近場で狙う渓流魚のすゝめ。解禁直後に行ってきました。

浜名湖のマルチアングラーである「稲垣文哉」さんが、さまざまなジャンルの釣りの楽しさを解説してくれる当連載。今回はネイティブトラウトの魅力をレポート。

●文:ルアマガプラス編集部

放流直後のチャンスを掴みに、2月頭の寒狭川・渓流ルアー釣行

2月、空気はまだまだ冷たいけれど、渓流が解禁となるこの時期になると、ふと「今年も行こうかな」と思わされます。

この日は放流されたばかりということで、フレッシュな魚が多いという話を聞き、寒狭川へ釣行してきました。寒狭川は、家から車で1時間ほどと比較的近く、思い立ったらサッと行ける距離感。

里川らしい雰囲気で、ポイントへのエントリーもしやすく、初場所でも川を眺めながらテンポよく釣りを組み立てられるのが魅力です。魚は流れがトロッとした場所にいるイメージ。

この日の寒狭川を見ていて感じたのは、魚はガンガン流れている瀬よりも、流れがトロッとしている場所に比較的多くいるという印象。瀬の脇の緩みや、流芯から外れたヨレ、少し水深のある場所。

そういったポイントを丁寧に探っていくと、「ここにいそうだな」という場所から素直な反応が返ってきます。魚が固まっている場所を見つけられると、そこからは連発することもあり、

放流日らしい分かりやすい展開が楽しめました。口を使わない魚には、何度もアプローチするという選択。釣っていて印象的だったのが、ルアーを追ってはくるものの、なかなか口を使わない魚の存在。

そんな時は、一投で見切られても諦めず、コースや角度、通すレンジを少しずつ変えながら何度もアプローチ。すると、徐々に魚の反応が変わっていくのが分かります。

ルアーを何度も見せることで魚のボルテージが上がり、最終的にスイッチが入って口を使う。この日は、そんな展開も多く、「魚はいるのに食わない時こそ、攻め方次第なんだな」と改めて感じました。

ジャーク中に手が止められる、あの瞬間がたまらない。今回いちばん気持ちよかったのが、ミノーをジャークしている最中に、ゴンッと手を止められるアタリ。

放流直後のフレッシュな一本。トロっとした流れで、ジャーク中に『ゴンッ』。あの手が止まる感じ、やっぱりたまらない。

寒い時期でも、フレッシュな放流魚は反応が素直で、アタリも明確。「今のは食った!」と一瞬で分かる、この感触はやっぱり渓流ルアーならではです。

この日のルアーは、信頼のスミス・Dコンタクト。

Dコンタクトで追ってくる魚に、何度も見せてやっとバイト。

キレのあるダートと、流れの中でも破綻しない泳ぎで、アップでもダウンでも使いやすく、トロめの流れでもしっかり魚にスイッチを入れてくれました。

フックはシングルフックのバーブレス仕様に変更。やり取りやリリース時の魚へのダメージを、なるべく減らすことを意識しています。

自己満足かもしれませんが、放流魚とはいえこれから先も、気持ちよく釣りを楽しむために、こうした小さな配慮は大切にしていきたいところです。

家から近く、エントリーしやすく、放流日の恩恵も分かりやすい寒狭川。渓流シーズンの始まりを感じながら、肩肘張らずに楽しめる一本として、改めていい川だなと感じた釣行でした。

タックル紹介

渓流釣りは風情も楽しみたいため、雰囲気に合うカラーリングが、気に入っているタックル。

軽装で行けるのも、寒狭川の魅力。

ロッド:Jackson カワセミラプソディTULN-522UL
リール:ダイワ17セオリー2004H
ライン:PE0.4号+フロロリーダー5lb

柔らかめなライトゲームロッドでも代用可能です。

使ったルアーは『スミス Dコンタクト50 4.5g』。カラーはチャートバックヤマメです。

背中のチャート色のおかげで視認しやすい。泳ぎが破綻しにくく、使いやすいのが魅力です。

皆さんも渓流釣りを楽しんでみてください!

稲垣 文哉(いながき・ふみや)

幼い頃から水辺が身近で、今も浜名湖を拠点に釣りを楽しむ浜名湖育ちのマルチアングラー。珍しい魚やまだ釣ったことのない魚を追いかけるのがマイブーム。ライトゲームを中心に、渓流からオフショアまで気の向くままに釣りを満喫中。ロッドビルディングも趣味で、自分だけの一本を作る時間も楽しむ。

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