「マジか…」「え、ウソでしょ」“寄生虫事故”は3月に増加。身を守るために気を付けたい事案とは?

厚生労働省が発表しているデータによると、3月は寄生虫による食中毒事故がもっとも多い季節だという。それは一体なぜか、気を付けたい事案と一緒に解説していく。

●文:ルアマガプラス編集部

寄生虫に気を付けたい3月

厚生労働省が発表している令和2年から令和6年までのデータによると、3月が寄生虫による食中毒が最も多い季節。

なぜ、3月が多いのかというと、「魚」に「春」と書く「鰆(サワラ)」や、イカ類が旬を迎えるこの時期は、生食をする機会が増えるためといわれている。

3月に旬を迎えるサワラやイカ(写真はコウイカ)。

夏や秋が寄生虫によるピークと思っていた読者は「ウソでしょ」となった方もいるはず。

命にも関わる寄生虫の代表格“アニサキス”

寄生虫といえども、さまざまだがやはりアニサキスによる食中毒が非常に多い。アニサキスは、海洋生物に寄生する線虫の一種。終宿主はクジラ類だが、我々の食卓にも並ぶサバやイカなどといった魚介類が中間宿主だ。

アニサキスの中間宿主となるサバ。

イカにもアニサキスは多く見られる。

サバやイカに寄生したアニサキスを生きた状態で、経口摂取してしまうと激しい腹痛や吐き気などを伴う“アニサキス症”に見舞われてしまう。

サバの内蔵に寄生しているアニサキス。

アニサキスは内蔵に寄生しており、宿主のサバが死ぬと身のほうへ移動する。釣れた魚はすぐに内蔵を取り除くと、アニサキス予防になる。

これは、生きたまま人の胃に入り込んだアニサキスが胃壁を破って脱出しようとする行動から引き起こされていると言われており、場合によっては病院での摘出処理が必要になってしまう。

もちろん、しっかりと加熱、冷凍処理をすればアニサキス症は予防できるが、生食をする場合は気を付けてほしい。とくに、自分で釣った魚や釣り人から貰った魚はきちんと処理する必要がある。

ちなみにサンマにもアニサキスはいるので、要注意だ。

サンマにもアニサキスはいるので、生食する場合は気を付けてほしい。

アニサキス対策グッズも!

また、アニサキスを対策するグッズも販売されている。アニサキスをブラックライトの照射で発見する『アニサキスライト』やアニサキス専用のピンセットなどがあるので、不安な方は使ってみるのもオススメだ。

アニサキスライト(ハピソン)

暖かくなって、釣りなどのアウトドアを行う機会も増える3月。もし、イカやサワラなどの魚が釣れた場合はしっかりと対策して美味しく頂こう。

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