
良品廉価を武器に支持を広げてきたメジャークラフト。そのイメージを打ち破る一手として放たれたのが、上級者路線に真正面から踏み込んだデイズ360だ。そして2026年、次なる一歩はどこへ向かうのか。コンセプチャルブランドとしての現在地と未来を読み解く。
●文:ルアマガプラス編集部
profile
古瀬泰陽(ふるせ・たいよう)
愛称は「さんず」。琵琶湖を拠点に活動するプロアングラー/ガイド。実釣から得た理論を重視し、メジャークラフト・プロスタッフとして『360デイズ』シリーズの開発にも深く関与。映像やガイドを通じ、釣りの理解と上達を伝えている。
釣り人を次へ導く、デイズ360の思想
エントリーから中級者層に向けたバスロッドを展開してきたメジャークラフト。その歩みの中で、明確に新たな方向性を示したのがデイズ360だ。初のプロスタッフとして開発に携わった古瀬泰陽さんは、シリーズの狙いを語る。
「次のステップに進みたい人、釣りをもっと深く理解したい人に向けて作りたかった。メジャクラさんは、価格の印象で語られることも多かったけど、そこに甘えたくなかったですね」。
性能が最優先事項となった。
「納得がいくところまでテストをして、妥協なく作りました。こういう竿が欲しい、というイメージが先にあって、それじゃこういう素材があるよねという感じです」。
そんなデイズ360は、扱い手を選ぶ側面も持つ。 「簡単ではないけど、使い込めばちゃんと応えてくれる」。
初のソリッドティップモデルとなる新機種にも、その思想が込められている。
「釣れる理由を、感覚として掴んでほしいんです」。
アングラーの技量を引き上げてくれるコンセプトは続いていく。
デイズ360
デイズ360とは
東レT1100GカーボンとR360構造を採用し、チタンフレーム+SiCガイドを標準搭載。上達を求めるアングラーに応える超本格派。従来の価格帯を打破したハイエンドシリーズとして注目された。2026年は以下の2本のほか、長さが変えられるハイパワーベイトロッド(74/80XXX)も予定されている。
※写真はD360C-S69MH
D360C-S69MH
ボトムのズル引きに特化した360デイズ初のソリッドティップMH。障害物から外れた瞬間にルアーが飛びすぎない復元力を追求し、喰わせの間を自然に演出。岩やウィード、カバーを問わず安定した操作感を発揮する。
D360C-S60ML+
ベイトフィネスの操作性に太糸対応力を融合したMLプラス。16lbのラインでも繊細な操作が可能で、カバー撃ちからジャークベイトまで対応。6ftのショートレングスが、速いフッキングと高い汎用性を生む。
自らはもちろん、琵琶湖ガイドでのお客さんの体験もフィードバックしている。「いままでの360に、別の答えを足した感じです」。
バス釣りを楽しんだ日々へ還る、リデイズ
バス釣りの楽しさを、もう一度まっすぐ身体に思い出させてくれるシリーズ、それが新シリーズとなる、リ・デイズだ。デイズ360が上達を強く意識した攻めの存在だとすれば、こちらは日常に寄り添うための選択肢。古瀬さんはその立ち位置を説明する。
「エントリーってほど初心者向けじゃないけど、始めてしばらく経って、いま一番釣りが楽しい人たちに向けたロッドですね」。
価格帯は、手に取りやすさを前提に設計されている。
「エントリープラスアルファくらい。でも雑にはしたくなかった」。
ラインナップは12機種(予定)と幅広く、テストはすべてオカッパリで行っている。「リザーバーやため池で、実際に歩いて投げて作っています」。
構造はあえてシンプルに。その代わり、レングスやグリップ形状には明確な意図がある。6ftモデルのラインナップだ。
「これはなんというか、昔のスタンダードに戻したかったんです。最近はちょっとロッドで飛び級してる人が多い気がしていて。キャストでウエイトが乗る感じとか、6ftくらいが一番わかりやすいなと思ったんです」。
リ・デイズは、釣りを思い出すためのロッドでもある。
「昔やってた人が、違和感なく戻れるようにしたかったんです」。
最新素材と現代の製造技術を使いつつ、難しさを前に出さない。
「みんなでまたバス釣りのロマンを追いかけられたらなと」。
リ・デイズは回帰、趣味としてのバス釣りを自らの中心に戻してくれる立ち位置となる。派手な性能や難解な理論ではなく、投げる、操る、掛けるという基本動作を大切にする設計が、一投に確かな手応えを与えてくれる。
「難しいことを考えなくても、ちゃんと釣りが楽しいって思ってもらえたら、嬉しいですね」。
リ・デイズ
リ・デイズとは
バス釣りの基礎と楽しさを最新素材により体感できるリ・デイズ。オカッパリを主軸に、6ft前後のクラシカルなレングスを中心に構成。再開組からステップアップ層まで幅広く対応。全機種2ピース、良品廉価を体現する王道シリーズ。2025年末現在、以下をラインナップ予定だ。
※写真はRDC-602ML
※写真はRDS-662L
ベイトシリーズ:7機種
RDC-602ML, RDC-602M, RDC-662M, RDC-632MH, RDC-672MH, RDC-682H, RDC-742H
スピニングシリーズ:5機種
RDS-602UL, RDS-662UL, RDS-622L, RDS-672L, RDS-682ML
「シリーズ名に込められた思いをカタチにしました」。メインユーザーを想定して、オカッパリでテストを繰り返した。
「みんなでまたバス釣りのロマンを追いかけられたらなと」
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