【DAIWA】“最新ソルティガ”で攻略する五島列島のヒラマサ。瀬川良太のこだわりが詰まったタックルとルアーを大解剖。

今回の舞台は聖地“五島列島”。釣り人の憧れであるショアからのヒラマサキャスティングをDAIWAのフィールドテスターである瀬川良太(せがわりょうた)さんが挑んだ。この記事では瀬川さんがプロデュースしたルアーからタックルを解説。今年新登場するルアーもガッツリと解説しているので、ぜひ読んでほしい内容だ。

●文:ルアマガプラス編集部(山川)

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アングラープロフィール

瀬川良太(せがわ・りょうた)

DAIWAのソルトウォーター ショア フィールドテスター。ソルティガを片手に世界各国の磯を制する“Fishing Explorer”。モンスターヒラマサに対する知見を活かし、監修・開発にも携わる。

巨大ヒラマサと“やり合う”ためのタックル

瀬川さんが五島列島のヒラマサを攻略するのに使用したタックルを紹介しよう。ロッドとリールの組み合わせやラインの太さなど、経験者はもちろん、これからヒラマサキャスティングを始めるアングラーにも是非参考にしてもらいたい。

ドラッガーブレイクスルー 93XH-3

ロッドはDAIWAのショアジギングロッド最高峰『DRAGGER BREAK THROUGH(ドラッガーブレイクスルー)』。己の限界に挑み、レコードフィッシュを手にするための究極のロックショアロッドだ。

まだ見ぬ大物を釣るためにDAIWAのテスターと開発陣がとことん現場で練り上げた結果、どんなシチュエーションでも一日中快適にルアーを動かし続けられる“ストレスフリーのルアー操作性”。そして、掛けた魚を制するパワーと即時に主導権を握る“圧倒的なファイト性能”を高次元で両立したロッドだ。

今回、瀬川さんが使用したのは『93XH-3』。大型ヒラマサに照準を当てつつも、軽快なロッドワークと魚のコントロール性の両立に重点をおいて開発したハイパワーショートモデルだ。驚異のパワーを持ちながら、60グラムクラスの軽量なルアーにも対応。懐の広い頼れる1本だ。

ロックショアの釣りにおいて携帯性の高い3ピースというのも嬉しいポイント。

ソルティガ 14000-XH・18000-H

リールはもちろん、DAIWAの最強リール『ソルティガ』。

記者も試投させてもらったが、これで釣り上げられない魚はいるのか?と思うほどの力強さを感じた。

2025年にフルモデルチェンジが行われ、さらなる進化を遂げたソルティガ。瀬川さん曰く「ソルティガはとにかく強い」。ヒラマサやGTなど、20キロや30キロといった大型魚相手にも負けることがない最高峰のリールだ。

大きな魚が掛かった時に不安を感じないというのはかなり大きなアドバンテージらしく、攻める時は一気に攻めなければならないヒラマサキャスティングにおいて、これだけ頼りになるリールは無いと語ってくれた。

モデルチェンジによりメインギアが大きくなったため、14000番で前作の18000番クラスのパワーを体感できる。さらに、バランスの良い重量配分により、総重量が大きくなっても持ち重りを感じにくい点も、キャストを繰り返すヒラマサキャスティングでは大きなメリットだ。

UVF ソルティガデュラセンサー×12EX+Si3 6号、8号

ラインには12ブレイドの『UVF ソルティガデュラセンサー×12EX+Si3』を使用した瀬川さん。

この『UVF ソルティガデュラセンサー×12EX+Si3』は釣り糸専用「角打ち」12ブレイドのため、潰れにくく、非常に耐久性が高い。

瀬川さんは14000-XHには6号を300m、18000-Hには8号を300mセット。リーダーはナイロンで、それぞれ180lbと220lbをひとヒロ半~ふたヒロ結び付けたセッティング。それ以上のロングリーダーは飛距離が出にくくなるので多用しないそうだ。

初期ドラグは6号タックルで8キロ程度、8号タックルで12キロ程度に設定した。

瀬川さん監修のルアーたち

次に今回の実釣で瀬川さんが使用したルアーを紹介しよう。『SALTIGAカドラー』『SALTIGAフロッサー』SALTIGAスカイフィン』の3種類だ。どのルアーにも瀬川さんのこだわりがたっぷり詰まった“現場主義”のルアーだ。

傷だらけのルアーがこれまでのテストと釣果を物語っている

SALTIGA カドラー

『SALTIGA カドラーはどんな状況でも使える万能型であり、安定した飛距離とタフコンディションでもしっかり泳ぐスイムアクションが特徴のダイビングペンシルだ。

1日を通してミスアクションが少ないのが印象的だった。サイズ展開が豊富なのでブリ・シイラ・カツオから、ヒラマサ・GT・マグロまで、カドラーシリーズで攻略できる。

瀬川「水面が荒れていて、釣りをしにくい状況で威力を発揮してくれるルアーです。今日の1匹目もコイツで仕留めました。アクションは水中に頭を突っ込んで、螺旋を描くように泳ぐ。波動は大きくてアピール力も強いですが、ロッドの入力に応じて強弱を調整しやすいのも特徴です」

背面に薄いカウンターウエイトを搭載し、水面が荒れていても同じ姿勢で浮き上がるように調整。水面のコンディションを問わないダイビングアクションを可能にし、アングラーの意図したアクションを自在に生み出すことができる。

瀬川さん曰く、絶妙なバランスにセッティングしてあり、フックのサイズや種類をカスタムしてもアクションが破綻しにくく、魚の活性に合わせてアクションを変化させやすい(多彩な攻め方ができる)。

瀬川「よく飛ぶのはもちろんですが、強風のときでも安定した飛距離を出してくれるのが強みです」。

既存の160F・185F・200Fに、2026年3月発売の140F・240Fを加えて5サイズで展開。中核となる160F~185Fをメインに、ベイトが小さい時やキビキビとした動きを演出したい時には140F、ベイトが大きい時や横の動きを大きく出したい時には200F~240Fということで、状況に応じて使い分けたい。

ロケ当日は185サイズでヒラマサをキャッチ。風や波に関わらず、アクションが安定していて、その日の魚の活性を探るのにもドンピシャ。パイロット的に使うのもオススメだ。

ちなみに『カドラー』の名前の由来は、愛情をもってハグすることを意味する「カドル」から。カドルする人=カドラー。なんとも、釣りあげたヒラマサを愛でる瀬川さんらしいネーミングだ。

SALTIGA フロッサー

『SALTIGA フロッサー』は、ポップ音とアクション時にきめ細かい泡を全身に纏うことで、シルエットをはっきり見せず、見切らせないままバイトに持ち込むポッパーだ。ボコンボコンと捕食音のような音を発生させるため、突然のナブラやボイルがあるような状況で非常に有効的。

瀬川さんは、現場に着いてナブラやボイルが発生している状況では迷わずフロッサーを投げるという。

ポッパーの重要パーツであるカップの深さを、上部と下部で分けることで二重の役割を持たせている。上部は水に噛みやすいようにカップを深くし、下部を浅くすることで細かい泡を生み出す。

アクションはレスポンス重視。背中の張り出した部分で浮力を確保することで、ジャークで潜りすぎずにダイビングペンシルのような連続アクションも可能にしている。

「フロッサーは良く飛ぶポッパーに仕上がっている」と自信満々の瀬川さん。実際にロケ当日も風を切り裂いてよく飛ぶのが印象的だった。

既存の170Fに、サイズアップした200Fを2025年11月に追加。

瀬川「170Fと同様に200Fもすごく使いやすい。この形状のポッパーなのにPE8号、10号でもしっかりと飛ぶ。たっぷりと浮力を持たせたのでやりたいアクションはほとんどできます。ショートからロングポッピング、巻いて泳がせてからのジャーク。複合アクションもOKですね。フックは前後ともに4/0のトレブルがオススメですが、浮力のおかげで5/0のトレブルも背負えます」

SALTIGA スカイフィン

『SALTIGA スカイフィン』は大型魚を獲るために生まれたビッグミノー。ビッグミノーというと「飛ばない」という悪いイメージがつきまとうものだが、そこを克服したのがスカイフィンだと瀬川さんは語る。

ビッグミノーの食わせ力とトラブルレスなキャスタビリティを両立した万能ミノー。

瀬川「ビッグミノーって釣れるけど、使いづらい。その理由はやっぱり飛距離。このスカイフィンはビッグミノーの釣れる性能はそのまま、飛距離の不満を解消したルアーです」。

風の影響がある中でも、飛行姿勢が崩れにくく、大型タングステンボールの重心移動で飛距離を確保。

瀬川「ほかのビッグミノーにも重心移動は入っていると思いますが、このスカイフィンはタングステンボールを1個だけという点にこだわりました。ボールが複数個あると飛行中に片側だけが動いたりして、ルアーが回転してしまう。大型のタングステンボールを1個だけにすることで、飛距離の確保とキャスタビリティを両立しました」。

リップはハイアピールかつスローロールを生み出すワイドリップ。大きい魚が好むトルクフルなロールアクションだ。この大きくゆったりとしたロールアクションが大型のヒラマサには特に効くらしく、ナブラやボイルが終わって、水面が静まり返ったような状況でも魚に口を使わせるパワーがこのルアーにはあると教えてくれた。

瀬川「このロールアクションがプロトではすごい釣れた。面白いくらいに(笑)」。

また、カラーにも瀬川さんのこだわりが詰まっている。

瀬川「僕のお気に入りはこのダークマター。プロトの段階で黒と銀のスプレーを使って自分で塗ったら、とにかく釣れたカラーです。目がグレーなのは、僕が間違えて塗ったから(笑)。開発の人が気に入っちゃって、そのまま採用となった思い入れのあるカラーですね」。

瀬川さんお気に入りカラーの「ダークマター」。

ターゲットはヒラマサ、GT、イソマグロ等。3/0フック搭載時にはスローフローティング、4/0フックではサスペンド、5/0フックではスローシンキングとなるように設計。

大物狙いで使って欲しいという瀬川さんらしい想いから、大きい針をつけてもしっかりアクションするようにこだわったそうだ。オリジナルとなる210サイズが2026年3月に発売予定となっており、後々サイズ展開していく。

実釣は動画&後編記事で要チェック!

今回の記事では、瀬川さんがロックショアの釣りで推奨するタックル、自身が監修したルアーについて深掘りさせてもらった。どんな悪条件でも"自分の釣りができるルアーであること"これこそ瀬川さんのモノづくりの原点だ。

実釣となる後編では、今回紹介したアイテムを駆使して五島列島のヒラマサに挑む。瀬川さんがヒラマサにたどり着くまでのプロセスをあらわにしていく。

瀬川さんがヒラマサにたどり着くまでのプロセスを詳細解説。

ヒラマサキャスティングのタックル解説編

動画で見るヒラマサキャスティング

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