
熟成されてきたリールカスタム業界に新進気鋭のメーカー『羽龍3D』が新規参入! 自動車業界の設備を活かした最先端のハンドルノブとは? 代表である檜垣憲太郎さんがその魅力を語ってくれた。
●文:ルアマガプラス編集部
アングラープロフィール
檜垣憲太郎(ひがき・けんたろう)
株式会社ゼニスエンジニアリング、羽龍3Dで代表を務める。普段は経営者兼エンジニアとして自動車メーカー向けに部品の試作開発を行っている。「モノづくりで日本を強く」をモットーにギガキャストや3Dプリンターなどの分野に精通。釣りとバイク、クルマが大好きで、最先端の技術とエンジニアリングで“究極の釣具”を創るために、羽龍3Dを立ち上げた。
『羽龍3D』はどんなメーカー?
『羽龍3D』は、最先端の技術とエンジニアリングで“究極の釣具”を創るというコンセプトのもと、自動車分野の技術やノウハウで、リールカスタムパーツの作製・販売を手掛けている新進気鋭のメーカーだ。横浜で開催された今年の釣りフェス会場ではブースを出展しており、釣り業界の大物が自腹購入をするなど盛り上がりを見せていた。
しかし、まだまだ情報の少ない『羽龍3D』。謎に包まれたベールを剥がすべく、代表である檜垣憲太郎さんに『羽龍3D』とはどんなメーカーなのか。製品の魅力や予定している今後の展開を語ってもらった。
自動車分野の技術を生かした釣り具創り
檜垣「現在、『羽龍3D』で展開しているのはリール用のカスタムノブです。ルフトとサンゴの2機種で、ルフトが回転の軽やかさと高感度、サンゴが圧倒的な高強度とグリップ感を特徴としています。初回注文では、注文殺到ですぐに完売。嬉しい限りです」
多種多様なリールノブがすでに業界内に溢れているが、羽龍3Dの手掛けたものは一体何が違うのか。
檜垣「まず、見てもらうとわかる通り、すごく複雑な形状だと思います。この形状は肉抜きによる軽量化だけでなく、さまざまな狙いがあります。ルフトはリーリングしたときに面に対して空気が突き抜けるような設計にしました。今のリールノブは重量だけを軽くして巻きの軽さを作り出すと謳っているものが多いですが、リールノブも多少なりとも風の抵抗を受けていると考え、このような形状にしています」
格子のような形状にすることで、ノブのボディに隙間を設け、風を逃すというこれまでには無かった発想だ。
今までのリールノブではなかった格子形状のルフト。これにより、身の肉抜きによる軽量化と風を受け流す2つのメリットを実現している。
檜垣「実際に巻いてもらわないと体感しにくいですが、結構変わりますよ。私が身を置いている自動車分野では空力に対してすごくシビア。そこで培ったノウハウをノブに持ってきたらどうなるか…と。どれくらい軽いかは実際に使ってもらえたら分かると思います」
ボディの肉が抜かれている構造だが、グリップや耐久性にも自信があるという檜垣さん。
檜垣「こんな形状だから強度とか耐久性は気になりますよね(笑)。そこのところは材料と製法でカバーしています。材料には特殊アルマイト処理を施したアルミ合金を採用。アルマイト処理で金属由来の強度に耐食性をプラスしています。しかも、金属なのにザラつきのある質感で、グリップ力も高いです。フッキングの瞬間だったり、濡れた手で大物とのファイトをする場面でもしっかりとグリップできますよ」
檜垣「とくにサンゴは高強度、高感度、グリップ力がポイントになっています。名前の通りサンゴ礁のような複雑な表面構造で、高感度と高いグリップ力を生み出しています」
複雑な形状で作ることにより、高強度、高感度、グリップ力を高い次元で可能としたサンゴ。
特殊アルマイト処理を施したアルミ合金を採用しているとのことだが、その材料を一体どんな製法でこの構造にしているのだろうか。
檜垣「『羽龍3D』では、最先端の金属3Dプリンターを導入しています。この3Dプリンターで、金属粉末をレーザーで溶かしながら層を重ねていく。この製法じゃないとウチのような複雑なアルミ合金素材の一体形状は不可能かなと思っています」
最先端の金属3Dプリンターを導入することで、複雑な一体形状を可能にしているそうだ。
金属を層にして、生み出すこの複雑な一体形状はほかの製法では不可能だという。
檜垣「最新技術である金属3Dプリンターを活用できるメーカーは自動車業界でもまだまだ少ない。自分が本当に良いと思う物だけを作っていこうとやっており、試作品は世界中のフィールドで私自身がテストしています」
羽龍3Dが目指す今後
自動車分野の技術やノウハウを活かした釣具造りをしている『羽龍3D』だが、今後のビジョンについて聞いてみた。
檜垣「次はライトゲームやエリアトラウト用のリールノブを発売します。繊細な巻きと感度を必要とするこの釣りはウチの製法がドンピシャだと睨んでいます」
檜垣「そして今後は一人ひとりの手形を採ってオーダーメイドのカスタムノブだったり、ロッドグリップだったり…。『羽龍3D』でしかできない“究極の釣具”を生み出していく予定です」
自動車分野の最先端技術を釣具に落とし込み、“究極の釣具創り”を目指す『羽龍3D』。これから一体どんなものを生み出していくのか。今後の展開に目が離せない。
4月中旬に各ノブ再販予定!ホームページを要チェック
現在売り切れ中のアイテムたちだが、4月中旬に再販予定。次回も注文殺到が予測されるため、随時情報をチェックしてほしい。
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