
春はでかバスの季節。魚の本能をどう捉え、オカッパリでどう仕留めるのか。関西を代表して、赤松健さんが動き、環境、ルアーから立ち回りまで、春のリアルを掘り下げる!
●文:ルアマガプラス編集部
profile
赤松 健(あかまつ・けん)
高校時代に村上晴彦氏に師事。2018年から一誠のプロスタッフとしてルアー開発、多くのメディアで活躍している。独自の観察眼と感性から、硬軟織り交ぜて攻める直感的スタイルが持ち味。1985年生まれ、滋賀県出身。
写真提供:issei
動き・状態編
まずはターゲットを知る。 春のでかバスはどう動く? どこにいる?
Q 寒くても動く? 動かない?
動きたがるのはいる
「琵琶湖みたいなビッグレイクだと2月後半で雪が降って水温も低いのに、急に春みたいな動き方をすることがあります。季節感と実際の動きがズレてる、みたいな感覚です。でも規模の小さいフィールドでは動き出すのは少し遅い印象があって、フィールドのクセみたいなもんですね。水温とは無関係にとにかく動きたくなる魚がいて、そこに水温が上がって動ける魚が増えてくる。その二段階があると思います」。
Q 短距離or長距離?
どちらもあり
「シャローに上がってきて、岸に近いところで成立する場面もあると思うんですけど、だからといって近いところだけをやればいいってことはない。沖でも美味しいところは普通にあるよね、って感覚です。魚って、人間が思うセオリー通りには動いてくれないじゃないですか。だからこそ、みんながやっている距離とは違う距離を選ぶ、というのも面白さだと思っています」。
Q 居るレンジは?
エサによる
「浅いとなると3m未満の可能性が高くなります。でもそれって結局はエサの動き次第で、エサが浅いところにいれば雪が降っててもびっくりするくらい浅いところにもくるし、エサが深いところにいれば深いところにいる。そのくらいシンプルな話ですよね」。
環境編
絞り込んで釣るためにも知っておきたい、 でかバスを動かすアレやコレ。
Q 潮は関係ある?
あっても気にしない
「あるとは思うんですけど、個人的にめちゃくちゃ気にするかというと、そうでもないです。実際に自分の釣果とはリンクしなかったんで(笑)。無茶苦茶釣れたときもありますけど、潮よりもたまたま釣れるタイミングだったのかなと。正直、潮が良いのに釣りに行けないと悔しいので、気にしないというのが正解ですね(笑)」。
Q ベストな天気は?
天気の流れを気にする
「ひとつには決められないですね。春先で魚がまだ上がり切っていなければローライトの方が岸からでも釣りやすいとか。天気そのものよりその前後の流れ、暖かい日が続いて崩れた日とか、寒い日のあとの穏やかな晴れとか、そういう流れのなかの天気で判断することが多いですね」。
Q ベストな時間帯は?
朝夕は絶対
「朝夕は絶対にありますね。池とかだと朝がダメで太陽が昇ってきた9時10時頃が時合いになることもありますけど、正直ないなって感じるフィールドの方が多いです。ただどのフィールドでも言えるのは、朝か夕方のどっちかは必ずいい時間があるということ。両方いいフィールドもあります。でも、昼だけがいい、というフィールドはまずないと思っています」。
フィールド・立ち回り編
どこに釣りに行こうか? 現場で迷子にならない方法がここに!
Q アタリは少なくなる?
少なくなる
「ゴーマル、ロクマルのアタリで言えば、ほかのシーズンからすれば圧倒的に増えます。それはもう絶対です。でもシーズン中の数釣りからってなると、でかバス狙いに絞るほどアタリは確実に減りますね。それが春のでかバスの釣りだと思っています」。
Q 釣りやすいフィールドは?
暖かくなる場所
「フィールドよりも季節の順番をちゃんと追えているかどうか。冬からの流れが見えていれば、春にどこから触るべきかは自然と決まってくる。もし冬に全然釣りに行けていなかったとしたら、暖かくなりやすいところから順番に行く方がイメージしやすいし、釣りやすいはず。ビックレイクだけは例外ですけど」。
Q 先行者がいたらどうする?
様子を見る
「まずは様子見。いやらしくならない距離ってこれがすごく大事なんですけど、スポットのちょっと横に入ることはあります。ただ、それで『同じ魚を狙ってるな』って感じたら諦める。新規開拓のチャンスやと思って動きます」。
ルアー編
さて、何を投げようか? ルアーパワーは? カラーは? 音は?
Q カラー、サウンドは?
信じたもので大丈夫
「正直、決まらないですね。訳分からんようになったら、もう信じた色でいいと思います。サウンドも一緒で、強めから始めて、反応がなくなったらちょっと静かめにしてみてそれでもダメならまた少し変えてみる。そんなことが毎年続く(笑)。でも自分しか気づいてないことを見つけることができたらめっちゃ楽しいですよね」。
Q ソフトかハードか
どちらもあり
「まずそれがどっちなのかを探しますね。実績的にはどっちもあります。正直、どっちかに決められないというのが一番近いです。ソフトがいいとかハードがいいとかを最初から決めるんじゃなくて、そのなかで一番釣れるものを探していくという感覚ですね」。
Q おすすめルアー3選
必携の3選
「キャラメルシャッドは、基本は泳がせる感じです。ベイトが差してきそうなところを巻いて、上がってくる魚を食わせるイメージ。ギルギルのホバストは、いると確信したときの釣り。ピンポイントでべったり付いてる魚を獲るための超フィネス。AKパンチは、歩きながらのズル引きで、変化で食わせる。春はなぜか異様に釣れるんで、必ず持っといてほしいです」。
キャラメルシャッド5in(一誠)
フロント1.8g、テール0.9gのネイルシンカーを入れたテールリグ。
ギルギル2.8in(一誠)
ガード付きホバスト用フック#5~3に0.4gのネイルシンカーをイン。
AKパンチ(一誠)
テールの付け根から前1/3の位置に0.9~1.8gのシンカーを左右均等にイン。
その他編
揺るぎなき、鉄板でかバスマインド! ここまでくればあとは釣るだけ!
Q タックル以外の必須アイテムは?
釣行時間
「でかいのがきたときにちゃんとやり取りできるように道具を整えておくとかはありますけど、それよりも大事なのは、通う時間を作ること。釣れる傾向さえつかんでしまえば、毎回めっちゃいい釣りができるのが春だと思ってるんで。仕事も勉強も効率よく片付けて、誰にも文句言われずに釣りに行ける状態を作る。アイテムとは違いますけど(笑)」。
Q これだけは頭に入れておくべきこと
距離感
「どうしても釣り人が密集しやすい時期じゃないですか。だから、釣り人同士の距離感は、ほんまに気をつけた方がいい。ローカルルールがあるならそれを守る。人が何をやっててもチャチャは入れない。あとは普段より少し太めの新しい糸を巻いて切れない結び方で使う。釣りができる時間が短くても準備だけはしっかりしておくことですね」。
誰にも釣られてない魚をピンで獲る
「今年の春にやりたいこと? めっちゃあるんですけど(笑)」。
まず名前が挙がったのがホームでもある五三川だった。
「毎年やってて、だいたいこう動くよなっていう流れが自分の中にあるんですよ」。
これまでも結果は出してきたフィールドだが、今年はそのやり方を少し変えたいという。
「いままでは、分かりやすい地形変化を釣ってたんですけど、もっとピンですね。ストレッチの中の一点だけ、みたいな感じです」。
カーブの角、護岸の継ぎ目、ほんのわずかな変化。誰もが通すエリアにある、いわば、ピンスポットオブピンスポット。
「みんながやる場所なんですけど、その中のココ!っていうところを徹底的に叩く。今年はそれをちゃんとやりたいなと思ってます」。
バイブレーションやシャッドは誰もが投げる。だからこそ、赤松さんの頭にあるのはその先だ。
「毎年投げられすぎてテンション下がってるめちゃくちゃデカいのがいるかもしれないじゃないですか。それを、静かな釣りで獲れたら気持ちいいだろうなって」。
タイミングは?と問うと。
「できれば早めに釣りたいです。産卵意識してからやと、ちょっと遅いというか」。 理由は単純で、潔い。
「正直、その頃にはもう釣ってる人いっぱいいるんで。先に釣られるのが嫌なんですよ(笑)」。
だから、狙うのはみんなが本気になる前だ。
「できるだけ早々に獲りたい。バレンタインデー前とか。そこで一本出せたら、今年はこの釣りでいけるなって思えるんで」。
ご存じ五三川は超メジャーで簡単なフィールドではない。それでも赤松さんは、今年は時間を作って本命を探す年だという。
「メジャーでも通えば分かることはあって、それが分かれば、めっちゃ楽しいじゃないですか。だから時間を作って通いたいです」。
春のメモリアルでかバス
赤松さんの記憶に残る春のでかバスは、キャラメルシャッドで釣ったリザーバーでの1本。「バックウォーターで、浮きゴミがちょろっとあるところを巻いたら、ボンって水面を割って出てきました。雨が降って天気が悪い日で、さしてくるような天気じゃなかったけど、ベイトを食いに上がってたんじゃないですかね。ただただでかかったから覚えてます(笑)」。
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