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ルアプリのお陰で釣り好き復活!!「鉄血」メカデザイナーがルアーを描くとこうなった!

ルアプリのお陰で釣り好き復活!!「鉄血」メカデザイナーがルアーを描くとこうなった!

ルアープリンセス応援企画「ぶっちゃけなんなの⁉」。今回は前回に引き続き、ルアプリオリジナルルアー第3弾をお披露目! 担当のメカデザイナーさんは大のルアー好きとのことで、前の2体とはひと味違う毛色のルアーに仕上がっているようです!!

●文:ルアマガプラス編集部

鷲尾直広
わしお・なおひろ/1972年生まれ。新潟出身。『蒼穹のファフナー』(マークザイン)、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(ガンダム・バルバトス)など、数多くのアニメ作品でメカデザインを手掛ける。また、小説の表紙や挿絵などのイラストレーター分野でも活躍する。釣りは子供時代に経験したのち、ルアプリがきっかけで再開。驚異的なスピードで“アングラー”へと進化している。

キムラ
ルアープリンセスプロデューサー。幼少期以来、長いこと釣りから離れていたが、社会人になり釣り熱が再燃。ルアプリ実現のために長年勤めていた有名なゲームメーカーから現在の会社に転職し、今に至る。

前回のお話

釣り再開のきっかけはルアプリ⁉

――前回の連載では、大河原邦男さんのクランクベイト、倉持キョーリューさんのペンシルベイトをご紹介しました。今回は…?

キムラ「今回はジャークベイトです。デザインしてくれたのは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』などでメカデザインを担当されている鷲尾直広さんです!」。

――おお! 『鉄血』といえば去年、10年ぶりに新作映画も公開されましたね。今回はなぜ、その鷲尾さんにオリジナルルアーを依頼することになったのですか?

キムラ「ルアープリンセスはかなり以前から構想を練っていたのですが、当初からオリジナルのルアーを作りたいという思いを抱いていました。そしてその当時、相談させていただいたのが鷲尾さんだったのです」。

――はじめから鷲尾さんはルアーデザインに興味があったのでしょうか?

キムラ「いえ、その頃は釣りから離れていたそうです。そのため企画説明とあわせて、最近の釣具やルアーなども紹介しました。そこから紆余曲折を経て去年、再始動する事になり、久しぶりにご相談に伺ったところ…以前とは比べものにならないほど”ルアー好き“になっていたんです(笑)」。

――空白の期間に何があったのでしょう(笑)。

キムラ「そのあたりは、ぜひ鷲尾さんご本人に聞いてみましょう!」。

もっといいものが描けると思っていた

――というわけで、ここからはメカデザイナーの鷲尾直広さんにお話をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします!

鷲尾「よろしくお願いします」。

――最初にルアプリのお話があってから、およそ7年の間。その間に何があったのでしょうか?

鷲尾「自分はいわゆる釣りキチ三平世代で、小学校時代のエサ釣りからかなり釣りにハマっていました。ルアー釣りは中学生のころに熱中していてよくライギョを釣ってましたね。でも高校生以降は釣りから離れていて、再び釣りに関わるきっかけがキムラさんだったんです。話を聞いていくうちに、子供のころからずいぶんと釣具が発展していることを知りまして。同時に、大人になることで知識を吸い込みやすくなっていて、自分の釣りをどんどんアップデートできたんです」。

――それがあまりにも面白くてハマってしまった…と。

鷲尾「もともとバイクも好きで機械いじりもできたので、リールのメンテナンスやカスタムなんかもやるようになりました。ハンドルを替えたり、ベアリングを追加したり、ドラグクリッカーを入れたり…」。

――今回もお話のために色々と持ってきていただきましたが…このミリオネアとストライカーのセットも素晴らしいですね。

鷲尾さんが中古で買い直したというミリオネア。ダイワ精工のロゴがたまらない逸品だ。実はこれ、鷲尾さんが子供時代に使用していたものと同じだとか。ロッドも当時と同じストライカーをあわせて使っている。

鷲尾「中古の美品を見つけてきました。これもベアリングを追加していますね。実は昔、同じ組み合わせを使っていたんですよ。リールは飛ばないしロッドは柔らかいし…これでライギョをかけると大変でしたね」。

――だからこそ、最新の道具の進化を感じられるわけですね。ルアーはいかがでしょうか?

鷲尾「ルアーも好きですね。スパルタンで、でも無駄がないデザインが特に好きですね。アイマのルアーなんかに特にそれを感じますよね。でももうちょっと”けれん味“や愛嬌も欲しいし。メガバスのプロップダーターはかなり好きです。あの厚みのあるボディや左右非対称のプロップがいい。ほかにもブレイズアイのレヴォルーツとか、ラッキークラフトのポインターなんかも好きですね。DAIWA のダブルクラッチやTDミノーあたりはシンプルさとけれん味のバランスが秀逸ですよね。トリプルインパクトやシャワーブローズも好きですよ」。

取材に際して鷲尾さんに持参していただいたタックルたち。河川のショアゲームが中心で、カレントに強いルアーや、長めのロッドが主体とのこと。自転車を使ったラン&ガンスタイルのため、パックロッドにもこだわりを持っているという。

――ルアー愛がすごいですね(笑)。そんな中で、ルアプリオリジナルルアーをデザインしたことに関してお聞かせください!

鷲尾「以前お話をいただいた時は、ルアーからメカに変形させたいという要望があって、それを踏まえたデザインでした。でも今回は純粋なルアーとして考えてほしいと。今見ると当時の自分のデザインはルアーとしてなってないですよね(笑)。ルアーのことを知った今なら、もっといいものができると思って改めてデザインしました」。

――今回のテーマは”鳥“。水中の被捕食者がモチーフになることの多いルアーを、あえて捕食者側として描いたそうですね。

鷲尾「カワウのような魚を食べる鳥を意識しつつ、ミノーとしての実用性を考慮してほしいとのことでした。ハンプバックしたボディが好きなのでそのニュアンスを取り入れています。ただ性能を考えるともっと滑らかなラインの方がいいとも思う。エッジの効いたデザインがどう影響するかは気になりますね」。

――鳥をルアーのデザインに落とし込むのは難しかったですか?

鷲尾「変形案があった頃は逆算的に形を組み立てましたが、今回はくちばしと羽の要素を押さえれば鳥らしさは出せるので、それほど難しくはありませんでした」。

――このあと、鷲尾さんがデザインしたルアーが擬人化されるわけですが、そちらに関してはいかがでしょうか?

鷲尾「もう書きやすいように書いていただければ(笑)。でもこうして色々なルアーが擬人化されるのはいいですね。どんどんやっていってほしいです。そうすることで、きっともっと色々な人が釣りを始めるきっかけになってくれると思うんです。イチ釣り人としてはあんまり増えられても困りますけど(笑)。でも日本のメーカーさんが頑張るきっかけにもなると思いますからね」。

ルアープリンセスオリジナルルアー第3段(名称未定)

ヴィランをテーマに、フィッシュイーターに捕食される小魚ではなく、フィッシュイーターを「捕食する側」として鳥(カワウやサギ)をモチーフにしたオリジナルルアー。鳥のくちばしにあたる部分がリップになるミノーとしてデザインされている。一見、急降下する鳥のようなシルエットだが、随所にルアーとしてのエッセンスが込められており、ルアー好きのメカデザイナーらしい造形が光る。どのようなアクションをみせるのか、非常に興味深い。すでにカラーバリエーション案も。

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