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ハイプレッシャー五三川を制する「マッチ・ザ・ベイト」攻略法。アイスフォーゲル・伊藤晟冴が解き明かすマイクロベイト論とシンプル思考。

国内屈指のハイプレッシャーフィールドとして知られる岐阜県・五三川。 ポスト〜アフターのタフな状況下において、新進気鋭のメーカー「アイスフォーゲル」のプロスタッフ・伊藤晟冴が「マッチ・ザ・ベイト」を軸としたシンプルな攻略法を展開する。 体力が低下したバスを魅了する「マイクロベイト」の理論から、中空ボディワーム「ウェイビー」のホバスト、そしてエラストマー素材「クルエル」を用いたピュンリグの極意まで、五三川を攻略するための実践的テクニックの全貌を紐解く。

●文:ルアマガプラス編集部

伊藤 晟冴(いとう・せいご) 五三川でバス釣りを覚え、今なお通い続ける生粋の五三川育ちアングラーである。その深い愛により、五三川で行われている清掃活動の発起人にもなっている。ハイプレッシャーフィールド育ちだがシンプルでわかりやすい釣りが信条である。楽しい「これぞバス釣り」を求め、今日も五三へと足を運んでいる。

1.五三川のオピニオンリーダー・伊藤晟冴のスタイルと「シンプル理論」

生粋の五三川アングラーとワンショルダースタイル

伊藤晟冴は五三川でバス釣りを覚え、今なお通い続ける地元育ちのアングラーである。 五三川で行われている清掃活動の発起人でもあり、フィールドへの強い愛着を持っている。

  • ワンショルダー+タックル1本スタイル 岸釣りにおいて重装備化が進む中、伊藤はワンショルダーバッグにロッド1本という軽快なスタイルを貫いている。 使わないロッドに気を取られず、釣りに集中することを重視している。
  • 「わかりやすく楽しいバス釣り」の発信 自身がバス釣りを始めた頃に魅力を感じた「シンプルで見ていてやってみたくなる釣り」を大切にし、複雑化しすぎた現代のバスフィッシングに対してシンプルな思考法を発信している。

5月中旬ポスト〜アフター期のフィールド状況

実釣が行われた5月中旬の五三川は、週末には100人以上のアングラーが訪れる超人気フィールドである。 数回の産卵行動を経てバスが体力を使い果たしており、げっそりと痩せたコンディションの個体が多い。

  • ポスト〜アフター攻略の2大要素
    1. 食わせやすいスピード感:ホバストやノーシンカートゥイッチのように、移動距離を抑えてゆっくり見せる・止めて食わせる展開が有効となる。
    2. ボリューム感を合わせる:その場でバスが捕食しているベイトのサイズにルアーのボリュームを合わせる。

2.ポスト期のバスを癒やす「マイクロベイト」パターン

五三川におけるメインベイトの正体

この時期の五三川におけるメインベイトは、バスやボラ(イナッコ)の稚魚、およびテナガエビなどの「マイクロベイト」である。

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  • ベイトのサイズ感 いずれのベイトも非常に小さく、ルアーサイズで言えば3インチ以下が基準となる。
  • 体力低下したバスとの適合性 マイクロベイトは水中に数多く存在し、泳ぐスピードも速くないため、産卵で体力が落ちたバスにとって省エネで捕食しやすい絶好のターゲットとなる。

中空ボディが異次元の浮力を生む「ウェイビー3インチ」ホバスト

実釣開始早々、水深50cmのシャローエリアにあるフローティングマットのヨレにて1本目のバスをキャッチした。

  • 中空ボディワーム素材のメリット いわゆる通常のワーム素材でありながら、中空ボディを採用することで高い浮力を確保している。 低重心化が図られており、ロールアクションが発生しやすくフッキングレスポンスにも優れている。
  • フックセッティングの工夫 カルティバの「レンジローラー 0.3g」を装着。 ヘッド先端付近がソリッド構造になっているためフックキーパーがしっかり止まり、快適な通し刺しが可能となっている。

エラストマー「クルエル2.7インチ」ピュンリグとカバー攻略の未来

岸釣り用に昇華させた「クルエルピュンリグ」

ボートからのライブサイトで多用される「クルエル2.7インチ」を、岸釣り用にアレンジしたのが「ピュンリグ」である。

  • 下向きマス針通し刺し+ネイルシンカー0.3g 下向きにマス針(バマスフック#4)を通し刺しにし、0.3gのネイルシンカーを追加したノーシンカートゥイッチリグである。
  • エビのアクションを再現 左右へのダートアクション後、複雑なテール形状がブレーキとなってピタッと止まり、漂うようにゆっくりフォールすることで跳ねるエビの動きを完璧に再現する。 フィルターユニットエリアにてエビ食いの40アップを見事に仕留めた。

今後の季節進行とベイトの大型化

季節が進むにつれてベイトフィッシュやエビが大型化し、ザリガニなどへの反応も良くなっていく。

  • 新作チューブワーム「チューバー」の投入 ボディ内側にリブが入り、キャストのたびに空気をホールドして気泡を放つ「チューバー」がカバーや地形攻略で威力を発揮する。 バックスライドセッティング(オフセット#4/0+ネイル0.9g)でのスローフォールと気泡による誘いが強力である。
  • クルエルの継続性 フィルターユニット付近には寒くなるまでエビが居座るため、クルエルによるエビパターンは長期間効果を持続する。

【使用タックルデータ】

  • ウェイビー3インチ / クルエル2.7インチ 共通タックル
    • ロッド: グラディエーターマキシマム GXT-61ULS-ST マックスフィクサー改(レイドジャパン)
    • リール: ルビアスST SF2000SS(DAIWA)
    • ライン: リアルファイターPE 0.4号 + フリーダム 4ポンド(東レ)
  • リグセッティング
    • ウェイビー3インチ: レンジローラー 0.3g(カルティバ)
    • クルエル2.7インチ(ピュンリグ): バマスフック #4(カルティバ) + ネイルシンカー 0.3g
    • チューバー(バックスライド): マルチオフセットナロー #4/0(カルティバ) + ネイルシンカー 0.9g

※本記事はWEB向けのダイジェスト版です。フルバージョンは『ルアーマガジン2026年8月号』に掲載されています。

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