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【河口湖から世界へ】生分解性ルアーと生成AIが切り拓くバスフィッシングの未来

バスフィッシング発祥の地であり、環境問題への取り組みのフロントランナーでもある山梨県・河口湖。 湖底清掃から始まった環境保全の歩みは、生分解性ルアーの開発や「Feco+」ルアー限定トーナメント、さらには生成AIアプリ「Catch Fuji」を活用した新たな取り組みへと進化を遂げている。河口湖から全国、そして世界へと広がる釣り環境保全の最前線と、河口湖で展開される熱きトーナメントの全貌を紐解く。

●文:ルアマガプラス編集部

【第1部】河口湖から始まった釣りの環境問題への取り組みと生分解性ルアーの未来

1. クリーン&グリーン河口湖から湖底清掃へ

山梨県・河口湖はJBトーナメント発祥の地であると同時に、釣り場の環境問題を考える取り組みのスタート地点でもある。

  • 湖底清掃の歴史と実績 約43年前のトーナメント開始当時、湖周辺から湖底までゴミが散乱していた状況を受け、2年目に「クリーン&グリーン河口湖」を立ち上げ約3,000名が参加した。その後、行政や地域と連携しながら定期的な湖底清掃へと発展し、これまで61回実施して水中ルアーの回収を継続している。
  • 釣り人の責任と地域との信頼関係 イベント開催時には必ず掃除をして帰る姿勢を徹底することで、漁協や地域社会との強い信頼関係を築き上げている。

2. 生分解性ルアーの研究開発と世界への波及

河口湖での清掃活動の理念は、環境配慮型素材である生分解性ルアーの研究開発へと繋がっている。

  • 山下茂会長が語る環境への危機感と情熱 「生分解性ルアーの研究普及が進まなければ、すべてのルアー釣りが禁止となる恐れがある」という危機感のもと、JB・NBCの山下茂会長は人生をかけてこの事業を推進している。
  • 日本から世界標準へ 日本で培った知識やノウハウを海外(中国やアメリカなど)へ提供し、現地で生産可能な体制を構築することで、30年・50年後の世界標準を見据えた支援を行っている。
  • 生分解性ルアー起業支援プロジェクト 認定NPO法人日本釣り環境保全連盟では、金型製作費用の支援や3D-CAD図面化、SDGsまなび館による成型サポートを実施し、新たなエコ・ルアーデザイナーの起業・参入を負担少なくバックアップしている。

【第2部】河口湖で開催された2つの環境イベントレポート(2026年7月)

1. NBCチャプター合同「スタートアップトーナメント」(2026年7月11日開催)

目標である「生分解性ルアーのみでのトーナメント開催」に向けたテストマッチとして、Feco+認定ルアー限定のオープン大会が開催された。

  • NBCチャプター河口湖 & ヒューマン富士河口湖校の合同運営 ボートと陸っぱりの2タイプで計24名が参加。大場直樹会長(NBCチャプター河口湖)と幾志健一郎会長(NBCチャプターヒューマン富士河口湖校)のもとでルール説明が行われた。
  • 大会結果 9名がバスをキャッチし、陸っぱりで842gを釣り上げた斉藤大湊選手がビッグフィッシュ賞を獲得した。また、会場ではシカベイトや財津商店によるFeco+認定ルアーの販売も実施された。

2. エコフィッシングと環境保全を学ぶ2026「魚釣りに挑戦!」(2026年7月18日開催)

認定NPO法人日本釣り環境保全連盟が主催し、「子どもゆめ基金」の助成を受けてヒューマンフィッシングカレッジ富士河口湖校にて開催され、23名の子供たちが参加した。

  • 座学とワークショップ 井上修先生や川窪信興プロが講師となり、環境保全の学習、釣り針の結び方、ポークルアー作り、バイオマス含有ルアーへの着色体験を実施した。
  • キャスティング指導と実釣・清掃活動 講師や学生によるマンツーマンのキャスティングレクチャー後、実釣体験を行い、最後は参加者全員で自然に感謝を込めて会場周辺の清掃活動を行った。

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【第3部】河口湖を舞台に繰り広げられるローカルトーナメント

河口湖ではアングラーのライフスタイルやレベルに合わせた4つのカテゴリーの大会が開催されている。

  • JB河口湖A戦(日曜日開催/年4戦) 大池公園を会場とし、43年の歴史を継承する格式高いトーナメント。野村俊介プロや青木大介プロ、大内直美プロなどトッププロも多数参加する。
  • JB河口湖B戦(木曜日開催/年4戦) 平日開催のため週末に仕事があるアングラーやガイド業の選手が多数参戦。ロープレッシャー下でのビッグウエイト乱打戦が名物。
  • NBCチャプター河口湖(歴史あるチャプター) 藤田京弥プロ、青木唯プロ、山下一也・尚輝兄弟など世界的に活躍するトップアングラーを多数輩出してきた伝統の大会。
  • NBCチャプター ヒューマン富士河口湖校(土曜日開催) 誰でも参加可能な土曜日開催のチャプター。2026年度からは新たにショア(陸っぱり)部門が新設された。
  • ジャパンスーパーバスクラシック & 第9回おかっぱりクラシック 2026年の年間王者を決める最高峰決戦「ジャパンスーパーバスクラシック」が11月7日(土)・8日(日)に河口湖で開催決定。8日には一般参加可能な「第9回おかっぱりクラシック」も併催される。

【第4部】生成AIアプリ「Catch Fuji」フィッシング!フォトトーナメント

  • 生成AIアプリ「Catch Fuji」の概要 国産生成AIがリアルタイムで最適な情報をユーザーに届ける無料スマートフォンアプリ(iOS/Android対応)。釣り情報だけでなく、行政情報(無料掲載可能)や観光・生活スポット情報もマップ付きで検索できる。
  • フォトトーナメント大会ルール
    • 期間: 2026年4月22日(水)〜11月30日(月)23:59まで
    • 対象: 全世界のブラックバス(※日本のスモールマウスバスは野尻湖・桧原湖のみ)
    • 参加方法: 記名欄付き公認スケール(税込3,500円/2026年1,000枚限定)を購入しアプリに登録することで、一般アングラーも気軽に参加可能
    • 安全・ルール: 夜釣り禁止、使用ルアーのメーカー規制なし(タックルボックス登録はJB・NBC協賛メーカー限定)
  • 期間限定カップ戦「チャレンジ40days」 トッププロの名を冠した5つの期間限定戦を開催。
    • 河辺裕和 CUP(ゲーリーインターナショナル)
    • 今江克隆 CUP(ピュア・フィッシング・ジャパン)
    • 青木大介 CUP(ヒューマンアカデミー):7月22日〜8月30日
    • 宇佐見素明 CUP(ケイテック):9月2日〜10月12日
    • 小森嗣彦 CUP(小森嗣彦):10月14日〜11月23日
  • ビジネス応援プラン 一般企業・ショップ向けに年間5,000円で広告出稿が可能なプランを用意。2026年度末(2027年3月31日)までの契約事業者は10年間料金が据え置かれる。

※本記事はWEB向けのダイジェスト版です。フルバージョンは『ルアーマガジン2026年10月号』に掲載されています。

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