
裏磐梯に位置するスモールマウスバスの聖地・桧原湖。 2024年JB桧原湖年間優勝をはじめ、長年にわたり圧倒的な実績を残し続ける野﨑新が、0.3号以下の極細PEラインを軸とした最新のスモールマウス攻略法を公開する。日本規格の正確な太さと強さを備えた「リアルデシテックス X8」がもたらす精度の高いアプローチから、ホバストによる喰わせの技術、さらにはボトムやジャークベイトにおけるフロロカーボンの使い分けまで、勝つためのライン使いと実践テクニックを凝縮して届ける。
●文:ルアマガプラス編集部
野﨑 新(のざき・あらた)
新潟県出身・在住。幼少期から桧原湖に通い、シーズン中は毎週のようにフィールドへ足を運ぶ。JB桧原湖第1戦での優勝をはじめ、2022年JBII桧原湖年間優勝、2024年JB桧原湖年間優勝など常にトップクラスの成績を誇る。メインスポンサーはXBRAID、エンジン。
「PEアンダー0.3号」という強力な武器と「真の太さ」の重要性
近年、タックルやライン性能の進化に伴い、0.3号以下の極細PEラインを活用した繊細なアプローチがスモールマウス攻略の大きな鍵を握っている。
- 「リアルデシテックス X8」が誇る真のプレミアム性能 日本規格に厳格に沿った太さの中で、最大級の強度を追求した極細PEのフラッグシップモデルである。表記以上の実寸法になってしまうラインとは異なり、規格通りの超極細径を維持することで風や流れの影響を最小限に抑えることができる。
- コースの「誤差」を排除する0.2号・0.25号の威力 シューティングやマイクロホバストなど、狙ったコースを正確にトレースする釣りが求められる場面では、0.3号でも風に煽られて軌道が楕円を描いてしまうことがある。0.2号や0.25号を投入することで圧倒的な風抜けと飛距離が得られ、イメージ通りの完璧なコントロールが可能となる。
- 90mパッケージで試しやすい環境へ 極細番手(0.2号、0.25号)にバスアングラーが使いやすい90m巻きがラインナップされたことで、余りを気にせず手軽に最先端の極細PEの世界を体感できるようになっている。
2. ホバストによる中層攻略:「目線に入れず、浮かせて喰わせる」
野﨑が最も得意とする中層アプローチにおいて、核となるリグがホバストである。
- ホバストセッティング(ライク2.5ES + 1.1gネイルシンカー) ジグヘッドリグ(ミドスト)ではシンカーが剥き出しになるためシルエットが大きくなり見切られやすいが、ホバストであれば自然なシルエットで誘うことができる。
- 能動的に追わせるアプローチ バスの目の前へ直撃させるのではなく、ブレイク下やハンプまわりに回遊するバスに対して、ボトムから2mほど上のレンジを通してルアーに気付かせ、能動的に追わせて喰わせることが成功のポイントである。
3. 表層i字パターン&スピーディーな「ムシパターン」
- 表層i字引き(ライズ2.8) 朝一のボイルが発生するタイミングや水面直下では、エラストマーワームのi字引きを多用する。バスが追ってきてもリトリーブスピードを変えず、一定速度で通すことや風に乗せて流すアプローチが効果を発揮する。
- 手返しの速さを重視するムシパターン(ブーン) ハルゼミシーズン(5〜6月)のムシパターンでは、木の下へテンプラ気味にキャストして着水音で気付かせ、3〜5秒ステイさせる。ロングシェイクで粘らず、反応がなければすぐに回収して次のキャストへ移るスピーディーな展開がバイト数を伸ばす秘訣となる。
4. ボトム&ジャークベイトにおける「フロロカーボン通し」の優位性
極細PEが強力な武器となる一方で、ボトム攻略やハードプラグではフロロカーボンラインの「適材適所」の使い分けが不可欠である。
- ボトム攻略(ネコリグ + オルトロスFC 3lb) ブレイクをダウンヒルで狙うようなボトムの釣りでは、比重が軽いPEラインだとリグが浮き上がってしまう。比重の高いフロロカーボンを使用することで適度な水圧とラインの重みが掛かり、ボトムを離さずに繊細なアクションと高いボトム感度を維持できる。
- ロックエリアのジャークベイト(ヴィジョンワンテン + オルトロスFC 12〜14lb) 水深2m前後のロックエリアやブッシュ周りでのジャークベイトゲームでは、適度なクッション性と耐摩耗性が求められる。表面が柔らかく芯が硬い二層構造の「オルトロスFC」は、岩やフックによる傷が入っても深く裂けにくいため、ラインブレイクを劇的に防ぐことができる。
【タックルデータ】
- ① ジャークベイト用 ロッド:スペルバウンドコア SCC-65-1/2 MULTI(エンジン) リール:レボ ALC-IB6-L(アブガルシア) ライン:オルトロスFC 12ポンド(XBRAID)
- ② ムシパターン用 ロッド:スペルバウンドコア SCC-64L(エンジン) リール:レボSPロケット2500(アブガルシア) ライン:アップグレード X8 0.6号(XBRAID) リーダー:UP-GリーダーV12ハード 1.75号(XBRAID)
- ③ ホバスト用 ロッド:スペルバウンドコア SCHS-63XULS エクストリームフィネス(エンジン) リール:ルビアス LT2000S-XH(DAIWA) ライン:ロンフォート リアルデシテックス X8 0.2号(XBRAID) リーダー:UP-GリーダーV12ハード 0.8号(XBRAID)
- ④ ネコリグ用 ロッド:スペルバウンドコア SCS-63XSUL-ST(エンジン) リール:ルビアス LT2004H(DAIWA) ライン:オルトロスFC 3ポンド(XBRAID)
※本記事はWEB向けのダイジェスト版です。フルバージョンは『ルアーマガジン2026年8月号』に掲載されています。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 1
- 2
















