
サンラインが誇る実績と信頼のフロロカーボンラインが、革新的な新技術の導入によってさらなる進化を遂げた。 「イヨケン」こと伊豫部健が、低温プラズマによる表面改質技術「プラズマライズ」の真価と、実戦で劇的な違いを生む「撃ち」と「巻き」のライン使い分け術を徹底解説する。従来のコーティングとは一線を画す耐久性の秘密から、FCスナイパーとオーバーテックスがもたらす釣獲力アップの全貌を紐解く。
●文:ルアマガプラス編集部
伊豫部 健(いよべ・けん) 1979年3月21日生まれ、愛知県常滑市出身。少年時代に地元・知多半島の野池でバス釣りと出会い、その魅力に没頭する。現在は国内外のフィールドを舞台に第一線で活躍するプロアングラーである。座右の銘は「Never Give Up」と「FISH it EASY!」。
コーティングではない表面改質技術「プラズマライズ」の真価
サンラインが株式会社プラズマコンセプト東京と共同開発した「プラズマライズ」は、低温プラズマを用いた革新的な表面改質技術である。
従来のラインのように表面へ被膜を塗るコーティング処理とは異なり、ライン表面の分子構造そのものを変化させて性能を付与する点に大きな特長がある。これにより、滑りや撥水性、耐摩耗性といった初期性能が低下しにくく、長時間の使用でも快適な操作感が持続する。
伊豫部はこの違いを、同契約テスターのそらなさゆり氏の言葉を引いて「とんかつとローストビーフ」に例えて表現する。
従来のコーティング処理が肉に衣を付けて揚げる「とんかつ」であり使い込むと剥がれていくのに対し、プラズマライズは肉と一体化した「ローストビーフ」であるため性能が剥がれず持続する。
さらに表面が滑らかなため水弾きが良く、水中のゴミやアオコも弾いて侵入を防ぐ。これによりライン操作やルアー操作がスムーズになり、カバー周りでの耐摩耗性向上やロングキャストにも大きな効果を発揮する。
巻き続ける釣りを支える「シューター FCスナイパー」
サンラインの基準であり長年の相棒である「シューター FCスナイパー」にプラズマライズが施されたことで、巻きの釣りの基準がさらに強化された。巻き続ける釣りにおいて扱いやすいしなやかさと、表面の滑らかさを高次元で兼ね備えている。一定のレンジをトレースしやすくキャストフィールも安定するため、テンポよく巻きの展開を組み立てることができる。
表面が滑らかになったことで水中抵抗が減少し、操作性が向上するとともに遠投性能にも大きく貢献する。「巻くならこれを巻いておけば間違いない」と伊豫部も絶大な信頼を寄せる絶対的モデルである。
ダイレクトな操作感と視認性で勝負する「シューター オーバーテックス」
ヘビーカバー攻略や撃ちの釣りにおいて真価を発揮するのが「シューター オーバーテックス」である。伸びが少なくダイレクトな操作感を持つため、カバー際へテンポよくルアーを撃ち込んでいくことができる。障害物周りでもルアーの存在感を明確に把握でき、攻め続けられる安心感を提供する。
障害物に接触する場面が多いカバー撃ちにおいて、向上した耐摩耗性が大きな武器となる。さらに色分けのマーキングが入っているため視認性が高く、フリップ後のラインの動きによる微小なバイトや変化を逃さず捉えることができる。今回のロケでも、プロトモデルのストルクロー・ダディを合わせたフリーリグでヘビーカバーを攻略し、MVP級の活躍を見せた。
※本記事はWEB向けのダイジェスト版です。フルバージョンは『ルアーマガジン2026年7月号』に掲載されています。
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