
例年に見ないほど雨が続いいる関東。その影響で荒川に異変が…
●文:稲垣佑輔
秋爆が…
こんにちは!ルアマガアンバサダーのゆーすけです!
10月1日時点で、東京都心では36日連続で降水を観測し、観測史上最長記録を更新しているとの事。
まずい!!!これは異常事態だ!
毎年9月になると秋の本格シーズンの序章が始まります。東京湾の秋の代名詞といってもいいサッパパターンです。
いわゆる「爆釣」ができるパターンとなるのですが、今年は雨の影響で荒川に異変が起きている。僕の毎年の癒しの釣り、心のオアシスパターンが失われているのだ!!!
干潮で沼がむきだし
ということで一体荒川に何が起きているのか僕なりの考えを記事にします。
失われたハイシーズン。サッパはどこへ
まず初めに今年は異常です。このことは頭に入れておいてください。よくある、胡散臭いおじさんの「毎年この時期は釣れるんだけどな〜」「今年だけだよ、こんなに釣れないの!」とは違います!本当に釣れません。
ということで、シーバスが釣れない原因のこの時期のメインベイトとなるサッパの習性からお話しします。
秋になると河川にサッパが入ってくる。だから釣れる。漠然とそう思っているアングラーは少なくないと思います。しかし、サッパが入ってくる理由を知れば今釣れていない原因や、サッパを追いかけて釣果アップに繋げることができます。
東京湾で秋になるとサッパが河川に入り込むのは、水温の変化や潮汐による塩分環境の変化、エサとなるプランクトンの存在が関係しています。
夏から秋にかけて水温が徐々に低下することで、サッパはエサを求めて行動範囲を広げ、河川の汽水域にも進入して来ます。
サッパは基本的に海水魚なんですが、ある程度の塩分変化に適応できるため、海水と淡水が混ざり合うエリアにも入ってきます。大潮など潮の動きが大きいタイミングなどで、海水が河川の奥まで押し上げられ、それに乗ってサッパも上流へ移動していきます。
そうして河川内では海水と淡水がぶつかる場所に植物プランクトンなどのエサが集まりやすく、サッパにとって最高の餌場となる訳です。それを追ってシーバスも河川へと入り込み、サッパを捕食するということです。
サッパ食いのシーバス
感の良い方なら気付きましたね!雨のせいで塩分濃度が低下していてサッパの好む環境になってないんです!そのため、塩分濃度が安定している海に近いエリアに集まっているので荒川ではポイントの関係で釣りにくくなっているということなんです。
さらに細かく話すと、流量の増加で流れが速くなりサッパが上流に上がりにくい他、濁りによりプランクトンの分布も変化してしまっている点ですね。
なら秋は雨が降ったらダメなの?というのとは少し違います。トータルで見てください。重要なのは雨の影響で河川の塩分濃度や流速がどの程度変化があったのか見ることが大切です。
このことを頭に入れておくとサッパの動向がある程度見えてくるのでその日のポイント選びの参考にもなります。
と、僕は考えています。
そんなわけで36日連続で降水を観測している現在の荒川は非常に釣りにくいです。正直、「今すぐ釣り場を移動してください」笑
そんな中でも釣る方法
はい。変態アングラーの皆さんはそんな状況でも釣りに行きますよね?
てことでラストはそんな状況での釣り方です。まあ、簡単に言えるのは海に近いエリアを選んでください笑
少しでも塩分濃度がしっかりとある場所に多少サッパは確認できました。しかし、少しでも塩分濃度の濃い場所にいたいのかレンジは下。バイブレーションでフォールの最中に釣れてくれました。
それ以外にも、バイブレーションのボトムドリフトでもキャッチ。
重めのシンキングペンシルで底の方を狙ってもバイトがありました。バラしたけどデカかったなぁぁぁぁぁ…!
そんな感じで、過酷な環境が好きな方は今の荒川狙ってみてください。楽に釣りたい方は、「今すぐポイントを移動してください」
稲垣佑輔(いながき・ゆうすけ)
石川県出身。シーバス釣りに魅了されて上京し、シーバスのプロを目指す。天性のシーバスバカ。自称スーパーカリスマアングラー(笑)。「ゆーすけ」の名前で活動中。ルアマガソルトアンバサダー。
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