
話題のクランクベイト「iPX」がいよいよデビュー!数多くのクランクベイトを展開しているメガバスから新たに登場する「ipX」とはどんなルアーなのだろうか?
●文:ルアマガプラス編集部
iPX-12/16(itoエンジニアリング)
米国トーナメントも制した次世代型クランクがついにリリース!!
メガバスがサポートするB . A . S . S .所属トップトーナメンター「ブランドン・パラニューク」の要望をもとに誕生したクランクベイト。
ボトムやストラクチャーにコンタクトした際には左右へダートせず、前転するように回避することで連続したコンタクトが可能。わずかな抵抗でもウルトラハイピッチで泳ぐため、ソフトベイトを使うようなスロースピードでもボトムやストラクチャーに対して濃密アプローチを可能にする。
最大潜行深度の異なるi P X -12(M A X4.5メートル)とiPX-16(MAX5.4メートル)をラインナップしているためディープ用かと思われがちだが、オカッパリやシャロ―フラットなどでも存分に活躍するポテンシャルを秘めている。
フォワードロール式タンデム重心移動PAT.P
内蔵する2つのウエイトが独立したレーンを使用して移動。驚くべきキャスタビリティはもちろんのこと、頭下がりの姿勢で急潜行し、そのままスイム状態へ。この時、ウエイトが固定されていないことで、安定したボトムトレースを可能にしている。
リップの多角ホール(PAT.P)
両モデル共通で、リップ先端には8形のディンブルが設けられている。これにより、ボトムコンタクト時の姿勢変化でも素早くリップが水を掴み、速やかにスイム状態が復元する。
ボディデザイン
エッジの立った背部を持つ体高のあるボディデザイン。優れたフラッシング性能を誇るほか、バイブレーションさながらのハイピッチロールアクション発生に一役買っている。
クランクベイトの歴史が変わる⁉ デッドスロー&ハイピッチとは?
伊東由樹
いとう・ゆき/世界にその名を轟かせるタックルメーカー「メガバス」と「アイティオー」グループを一代で築き上げた人物。カリスマアングラーや天才デザイナーとしての顔も持つ。ロッドでは「デストロイヤー」シリーズをはじめ、ルアーなら「ポップX」や「ワンテン」など、バス釣りの歴史を語るうえで欠かせない名作を数多く世に送り出してきた。
2025年2月。バスフィッシングの本場・アメリカで行われた最高峰戦B・A・S・S・バスマスターエリート第2戦レイクオキチョビを制したブランドン・パラニュークが使用していたウィニングルアー。その約束された名作がいよいよ発売となった。
「iPX。メガバスにはすでに様々なクランクベイトが存在していますが、それらとは違うこれまでにないアプローチを追求したクランクベイトです」。
それはまさしくパラニュークが試合で勝つためのルアー。彼の知見とitoエンジニアリングの技術が揃ったからこそ実現した、稀代のルアーだ。
「2025年のコンセプトアルバムにて発表していましたが、そこからさらにブラッシュアップを続け、いよいよ発売となります。最大の特徴は、その泳ぎ。前転倒立に特化したスペシャルファンクションモデル。頭を下にして、ボトムやストラクチャーに対してリップを点接触させてとにかく動き続ける。いわばハードルアー版のネドリグです」
浮力の高いワームを専用ジグヘッドと組みあせてボトムを狙う「ネドリグ」はアメリカで大人気のリグだ。
「ボトムから立つように存在し、シェイクで動き続けるネドリグのように誘える。つまり今までのクランクベイトにはない、圧倒的なスロースピードで使える『デッドスロームービング』系。アタリを聴く様なロッドワークでもボトムタッチを止めることなく、泳ぎ続けてくれます」。
その秘密は、内蔵ウエイトのレイアウトにある。
「例えばディープXの多目的重心移動(PAT.)であればスイム時のウエイトは固定状態になります。ですが、iPXのウエイトはスイム時に鼻先まで移動はするものの、フリー状態を維持するんです。これにより、ボトムやストラクチャーに触れた際にウエイトは鉛直方向へと移動しようとするため、その結果として常に潜ろうとするベクトルを維持し、コンタクトし続けます。逆に固定状態であればフラッタリングアクションを発生し、ボトムダートさせることができる。これはディープXシリーズの得意とする動きです」。
言わば〝動〟のディープXに対して、〝静〟のiPX。明確な使い分けがそこにある。
「ハイシーズンなど、積極的にバスがルアーを追える時期やシチュエーションはやはりディープXが有効なのはこれまで通りです。 一方、iPXは春先や秋のターンオーバー時など、バスがスローでルアーを追い切れない状況に強い。特にストラクチャーに対してロックしているバスを狙うシチュエーション。これまでならそれこそネドリグのようなソフトベイトの釣りでじっくり狙っていたと思いますが、その釣りがムービングルアーでできるようになるわけです。もちろん、ディープXからのローテーションにおいても、いきなりソフトベイトの釣りに移行するのではなく、iPXを投入すればスローダウンにならなくて済みます」。
さらにiPXの活躍はボトムに限った話ではない。
「激しいローリングを伴うアクションは、下のレンジから魚を惹きつける力が強いので、中層を泳がせるのも効果的です。しかもiPXはバイブレーションのような動きをしつつ、フローティングタイプなので中層をハイピッチかつスロースピードで誘うこともできる。これもほかのルアーにない明確な強みです」。
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