![〈初心者向け・釣り方ざっくり解説〉“イカメタル”とは? [ケンサキイカ/スルメイカ/ヤリイカ]](https://plus.luremaga.jp/main/wp-content/uploads/2025/07/IMG_4546-Large-1-768x576-1.jpeg)
●まとめ:ルアマガプラス編集部
イカメタルとは?
イカメタルは、船からケンサキイカなどを狙う人気のルアーフィッシング。「鉛スッテ(メタルスッテ)」という鉛製のルアーと、枝針に付ける「ドロッパー(浮きスッテ)」を組み合わせた仕掛けを用いるのが特徴だ。
タックルは、ごく小さなアタリを感知できる高感度な専用ロッドに、水深を把握しやすいカウンター付き小型ベイトリールが主流である。道糸には0.4~0.8号のPEラインを使用する。
基本的な釣り方は、仕掛けを海底まで沈め、竿をシャクってスッテを動かして誘い、その後動きを止めて(ステイ)、イカが抱く間を与えることの繰り返しだ。アタリは竿先が「フッ」と戻ったり、引き込まれたりと様々。この繊細なアタリを読み取って掛けていく過程が最大の魅力と言える。
刻々と変わるヒットパターンを探し出すゲーム性の高さと、初心者でも比較的簡単に始められる手軽さを両立。釣って楽しく、食べて美味しいイカメタルは、オフショアゲーム入門に最適な釣りだと言える。
イカメタル(ケンサキイカの場合)
鉛製のメタルスッテと、枝針に付けるドロッパー(浮きスッテや小型エギ)を組み合わせた仕掛けで、ケンサキイカがいるタナ(水深)を効率的に探る。竿先に現れるごくわずかなアタリを掛けていくゲーム性の高さが魅力だ。
仕掛け例
- ロッド: 6ft~7ft前後のイカメタル専用ロッド(ベイトタイプが主流)
- リール: 水深がわかるカウンター付きの小型ベイトリール
- ライン: PEライン 0.4~0.8号
- リーダー: フロロカーボン 2~4号(8lb~16lb)を1m~1.5m結束
- 仕掛け:
- メタルスッテ: 10号~30号(約40g~115g)。潮の速さや水深に応じて使い分ける。カラーは定番の赤白/赤緑のほか、夜光(グロー)系も必須
- ドロッパー: 浮きスッテや1.8号~2.5号の小型エギ。メタルスッテの上に、30cm~1mほどの間隔で1~2個付ける
イカメタルで使用するドロッパーとスッテ
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イカメタル(スルメイカの場合)
鉛製のメタルスッテと、枝スに付けるドロッパー(浮きスッテや小型エギ)を組み合わせたリグで、繊細なアタリを取って1杯ずつ掛けていく。軽いタックルで楽しめるため、近年急速に人気が拡大している。竿先に出るわずかな変化を捉える面白さがある。
メタルスッテ
ドロッパー
仕掛け例
- ロッド: 6ft~7ft前後のイカメタル専用ロッド
- リール: カウンター付きの小型ベイトリール/スピニングリール2500~4000番
- ライン: PEライン 0.4号~0.6号 200m以上
- リーダー: フロロカーボンもしくはエステル2~3号を1m~1.5m
- リグ:
- ドロッパー: 浮きスッテや2.5号前後の小型エギ
- メタルスッテ: 10号~30号(約60g~120g)。船長指定の重さを使用
スピニングリールの仕掛けレオ
ベイトリールの仕掛け例
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イカメタル(ヤリイカの場合)
船から集魚灯を焚いてヤリイカを狙う、近年とても人気の高い釣り方。「メタルスッテ」と呼ばれる鉛製のルアーと、「ドロッパー」と呼ばれる浮きスッテや小型エギを組み合わせた仕掛けで、繊細なアタリを取って掛けていくゲーム性の高さが魅力だ。ヤリイカは基本的に一貫してボトム(水底)を狙うため、数釣りよりも一杯一杯の価値を楽しむ釣りが展開できる。
船から集魚灯を焚いて狙うイカメタル。繊細なアタリを掛けるゲーム性の高さが人気。
仕掛け例
- ロッド: イカメタル専用ロッド(6ft~7ft前後)
- リール: ベイトリール(水深が分かるカウンター付きがとても有利)
- ライン: PEライン 0.4~0.8号
- リーダー: フロロカーボン 2~3号(8lb~12lb)を1m~1.5m
- 仕掛け:
- メタルスッテ: 10号(約37g)~25号(約94g)。潮の速さや水深に応じて重さを変える
- ドロッパー: 浮きスッテや1.8号~2.5号の小型エギを、スッテの上30cm~1mほどの位置に1~2個付ける
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