【森田】バス釣りの師匠は秀雄さん
「14歳のときに学校のテストでいい点を取って、両親がご褒美に琵琶湖ガイドをプレゼントしてくれて。その週にたまたまガイド予約が取れたのが吉田秀雄さんだったんです」
すべてはこの出会いから始まった。エリアトラウトと平行してバス釣りへの熱も高まり、ハイドアップのサポートを受けたのが二十歳のとき。
「特にコイケシリーズは大好きで、いろんなリグで使ってきました。今年の春、琵琶湖でなにをやってもぜんぜん釣れないときがあって、試しにコイケ17mmとループモスキートでひらめいたリグを作ったら、驚くほどの釣果が出たんです」
それが『モリケンリグ』大ヒットのいとぐちとなった。旧コイケも食わせる能力はずば抜けていたが、17mmはわずかにボリュームがあることで魚をひっぱるパワーを備えていることも大きなメリットだという。
「すぐに公開せずにいたら、今回の試合ももっと楽だったかもしれない(笑)。そういうやり方もあったとは思いますが、秀雄さんと相談して、『17mmを買ってくれたけれど使い方がわからない、そんな人たちにモリケンリグを伝えよう』という趣旨でオープンにしたんです」