『アユ釣りマガジン2021』



巻頭では野嶋玉造さんや瀬田匡志さんのルポ、坂本禎さんと島啓悟さんの瀬釣りセッション、岡崎孝さんの軟竿テクニックをご紹介。特集では高橋祐次さんにレクチャーしてもらった編集部員が渇水時の“ユージ流泳がせ”の核心に迫ります。ほか、ポイントの絞り込みや“単線メタル”の使いこなし、快適なフットウェアの考察、放流アユ種苗の現状などなど、あらゆる角度から最新のアユ釣りに迫ります。

野嶋の想い 激流釣りの巨匠、もうひとつの素顔/野嶋玉造


華々しいテクニックを持つ若き釣り師が続々と現れるアユ釣り界にあって、いまも輝きを放ち続ける大御所のひとりが野嶋玉造さんだ。アユ釣り界の発展のために力を惜しまない。そんな野嶋さんの想いとは…。

そしてオモリは“第二の穂先”となる/瀬田匡志


比較的重い号数のオモリの使いこなしに関して、瀬田さんの右に出る釣り師はすぐに思い当たらない。考え方はシンプル。その操作は荒っぽいものではなく、むしろ繊細で考え抜かれている。試行錯誤の末にたどり着いたのは「第二の穂先」という理論だった。

瀬釣りスタイルふたりの流儀/坂本禎&島啓悟


ひとくちに瀬釣りといっても、いろんなスタイルがある。坂本禎さんと島啓悟さんの瀬釣りの技術は一級品だが、そのスタイルはやはり違う。攻め方と、そして取り込みの違いは竿の調子が決めるのか、あるいはその逆なのだろうか。

軟らかい竿が野アユを掛けてくれる理由/岡崎孝


取り込みのことだけを考えて、硬くて強い竿を選ぶなら…落とし穴にハマってしまうことも。竿は使いこなしてこそ腕の延長だが、逆に竿に助けてもらうのもアリ。軟らかい竿の威力を岡崎孝さんが披露してくれた。

[特集] 週末20尾の壁を超えろ


一般的なサンデーアングラーにとってコンスタントに20尾をクリアするのは結構難しい。人が多いなんてのは当たり前。多少水が多かろうが少なかろうが、たとえ釣況がイマイチだったとしても、満足できる結果を残すにはどうすればいいのだろうか?

●編集部員が高橋名人に入門「超渇水の日曜日に高笑いを目指せ!!」の巻
●悪条件に負けない超実践アドバイス
PINCH1 人が多くて動けずに同じ場所を釣るしかない金沢辰巳&小林優太
PINCH2 釣り始めからD級ポイントしかない山本高義&瀧澤佳樹
PINCH3 増水の濁りで石が見えない/水が出た後の白川猿渡俊昭&藤井夢人
PINCH4 ハナカンを通すだけでオトリが弱る高水温下田成人
PINCH5 シーズン初期や急激な冷え込みによる低水温西部俊希
●こんなときどうする週末釣行Q&A/小沢聡



釣果に差がつく小さなこだわり


ちょっとしたことで釣りが快適になり、釣果に差が出ることもあるのがアユ釣り。目印、“単線メタル”、ウェーディングアイテムにまつわる名手の工夫をご紹介。

●一歩先ゆく目印使い
廣岡昭典/加藤達士/吉田大修
●トラブルレスの“単線メタル”使いこなし術
北村憲一/鷲見冬彦/上田弘幸/伊藤正弘/瀬田匡志
●腰から下の快適釣行策
森川学/小澤剛/山本雅弘/坂本禎/辻本一行/有岡只祐

狙い撃つなら、こう考える 森岡達也/松田克久/廣岡保貴


狙いどころが鮮明に見えていれば釣りの組み立ても、それに伴って変わってくる。ここではホームリバーも釣りスタイルも異なる3人に、その攻め方をイラストで可視化してもらった。

聖地・長良川郡上 徹底エリアガイド 白滝治郎/太田浩一/松森渉/和田久志/古川智尋


岐阜県長良川の郡上地区はアクセスもよく、東西の釣り師が集うアユ釣りの聖地。魚影は濃く増水に強く、竿の出せる期間は長いが、人が多く難易度は高い。だからこそ場所選びが重要だ。

なぜ放流アユは釣れなくなったのか/高木優也


放流アユ種苗にはさまざまな言説が飛び交っている。釣れるアユを探して四苦八苦してきた(している)歴史とともに、アユ種苗の種類と特徴を紹介。

Contents

気負わず楽しく遊び心を大切に 松田稔 in 高知県四万十川&新荘川
長くて重い水中糸がオレたちの共通点 小林正幸×谷川光之 in 岐阜県和良川
玉造語録 巨匠が語る本当に大事なあんなことやこんなこと
追い星求めて神無月 金子哲也/森川学
一途に突っ走れ!/西本航
AYU NEWS STATION
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