『磯釣りスペシャル』2021年7月号



海水温の上昇が原因なのかは分かりませんが、近年のグレの習性や行動パターンは一昔前と明らかに変わってきています。かつては産卵後の一服期間を経て活発にエサを食うといわれた梅雨グレ。その現在にスポットを当てた特集をはじめ、繊細なフカセ釣りをサポートする最新のラインカタログ、浅ダナ狙いで威力を発揮する固定ウキ使いなど梅雨グレ攻略のレベルアップを図ります。さらにベストシーズンのイシダイをがっつり仕留めるQ&Aや釣果を伸ばす色仕掛けなど盛りだくさんの内容でお届けします。

デカい! 衝撃の65.5cm 太い! 4460g

夢は再び大きくなって現実となった。徳島の森井陽さんがデカ尾長の65.5cm、4460gを奪取した。7年ぶりにリニューアルしたNEWロッド「ファイアブラッド尾長・グランドブレーカー」を武器にあらゆるタックルバランスを考えて仕留めた千金の1発だった。その勝利の模様を語っていただいた……。

的確な仕掛けローテで瀬戸内を制す

不安定な水温が続いた影響で全体的に魚の食いが悪い状況だった。しかし、洗練された仕掛けのローテーションでマダイとチヌに照準を合わせ、的確にヒットへ繋げていく。そんな小谷さとしさんの攻めをご覧あれ。

ガッツGUREファイターリターンズ

釣り場に近いからすべてにおいて恵まれているとは限らない。兄弟や友人といった切磋琢磨する相手がいなければ、技術向上が難しいだけでなく、もしかすると釣りの楽しさそのものが半減してしまうかもしれない。好評連載その3は三重県のファイター小堀敬太さんの登場だ。

嵐の中でグレは騒ぐ


春というには日が経ちすぎ、初夏というにはまだ早い。しかもスケジュールの都合などが重なり何とか竿は出せたものの、荒天と荒天の間の微妙なタイミングの出船で爆風の嵐。「これは釣れんかも分からんど?」といつになく弱気なシロモッチであったが……。

梅雨グレをアップデート

寒グレに次いで好シーズンといえるのが「梅雨グレ」と呼ばれるこれからのシーズンだ。しかし最近、今までとは何かがちょっと変わってきているような印象を受ける。春の食い渋りが以前ほどの食い渋りではなくなってきている半面、その後に上昇してくるはずのグレの食い気がどうもイマイチ。あるいは春と梅雨の境界があいまいになってきているかのようだ。この特集では、近年の状況をふまえた名手たちの梅雨グレ対策をお届けしよう。



初夏イシダイがっつりQ&A

水温尾上昇とともに活性が上がりイシダイ釣りの最盛期に突入です。一筋縄ではいかない相手ですが、かんどころを押さえておけば釣果はアップするはずです。九州のエキスパート2人に教えてもらいましょう。

色仕掛けで釣果アップ

かつて魚には色覚がないといわれていたが、研究が進んだ現在ではヒトよりも多くの色が見分けられることが分かってきた。警戒心が強い半面、好奇心も旺盛なイシダイなれば、興味を持つカラーを仕掛けに取り入れれば釣果が伸びるに違いない……。イシダイ釣りをこよなく愛する武富淳さんが取り組む色仕掛けについて解説してもらおう。

とびきりの固定ウキ

これからの水温が高い時期は固定ウキ仕掛けが威力を発揮する。シンプルでトラブルもなく、ウキ下が変わらずに操作しやすい。仕掛けのなじみが早くてアタリが明確などのメリットを持つ固定ウキ。固定単体ウキと固定アタリウキに分けて基本、特徴、仕掛けの組み方、使い方などを解説していこう。

ラインBESTカタログ


ラインがなければ釣りは成立しない。ラインは魚とのコンタクトや、やり取りに欠かせないアイテムだ。ここでは各社自慢の磯フカセ釣り用の道糸とハリスが大集合。最新アイテムからおなじみの銘柄まで一挙紹介しよう。

Contents

P054 TOMOMATSU ism ’21
P072 ウキの基礎知識
P082 大野くんのマルチにフィッシュオン
P084 九州石鯛デカ判戦記
P086 屋根裏部屋の名機たち
P087 グレ必釣ワザの百貨店
P088 フカセ釣り難解!?用語解説
P089 磯スペキングダム ローグII
P092 お悩みレスキュー
P096 磯釣りインフォメーション
P098 阿波釣法の歴史物語
P100 磯スペ寄り道ステーション
P100 あの日 あのとき あの言葉
P101 ボス・ホソダの磯釣り今昔
P106 編集後記
P107 ピース・アカデミー
P108 磯SP新製品
P122 日本全国磯メシレストラン