流派! オリカネは! 王者の風よ!!
この釣りPLUSにて大変多くの方にご覧いただいた10月10日(月曜日)の「オリキン(折金一樹)さんのH-1グランプリ マスターズカップ生配信@特命釣行」の予告記事ですが、みなさん、ありがとうございました。
おかげさまでとんでもないPV数をたたき出してしまった艇王2016チャンピオンカーニバル。
艇王を行った一週間で1,360,000PV(ルアマガモバイルのトータルアクセス数)超えとか、インフレしてきたDBの戦闘力みたいでむしろこわいんですが……。
そんなルアマガ系列なのにアングラ魂が骨の髄まで染み込んでいる小心者の私が今回紹介するのは……
次のルアマガモバイル生配信は、関東最強のハードルアー使いを決める 10/1…
トーナメントフィールド・片倉ダムのアベレージサイズであるチビッコバス、それから当日のタフコンディションに悩まされ、多くのZ戦士、じゃなかったH-1戦士がスコアメイクに苦しむ中、
オリキンさん的には”勝ちを狙っていた”だけにこの成績に納得はいってないようでしたが、前回の告知記事でも紹介したように、関東中からエリートアングラーが集っている中で、そしてそんな方たちが苦戦している試合で! この成績はさすがだと思います。
優勝〜3位の方までのヒットパターンは、現在ルアマガモバイルにてアップしていますので、ユーザーの方は是非是非この秋のハードルアー攻略の参考にしてくださいね。
ディープクランクって実はめちゃめちゃ釣れます!! なのにみんなあんまり使っていない!?
というわけで先述したように、オリキンさんの今回のヒットパターンは、すべてディープクランクのブリッツEX-DRによるもの!!
秋はディープクランクっていうけど「使いどころが……?」という方もいらっしゃるかと思いますが、
いやはや、このルアー、使い方さえわかれば、大会だろうがなんだろうが、めちゃめちゃ釣れます!!!!
その使い分け方は、
まずはスポットのレンジ!!
今回はプラクティスでの結果を踏まえ、主に3〜5メートルのフラットを狙って行ったのですが(その詳しい理由はルアマガモバイルにてアップされている “大会のレビュー” にて)、そのスポットごとのレンジに合わせて、三つのクランクの潜行深度(潜る深さ)を使い分けました。
具体的には、
【浅い】
●タイニーブリッツDR 潜行深度3〜5メートル ※PE1号で使用
●ブリッツMAX DR 潜行深度3〜5メートル ※フロロカーボン14ポンドで使用
↓↑
●ブリッツEX-DR 潜行深度4〜6メートル ※PE1号で使用
【深い】
それから、スポットの水質に合わせて、クリアなところではボディが小さいものを。濁っているところではよりアピール力が欲しいのでボディが大きいものを選択しています。
【クリア】
・タイニーブリッツDR ルアーサイズは三つの中で最小
↓↑
・ブリッツEX-DR ルアーサイズは三つの中で中間
↓↑
・ブリッツMAX DR ルアーサイズは三つの中で最大
【濁っている】
スポットごとに適材適所のクランクベイトで、キーと見定めた条件の地形を探っていく、
そりゃ釣れないわけねえっす。
クランクの引き方は、今回はまだ比較的レンジが浅かった(3〜5メートル)ため、通常のキャスティングスタイル(=フツーにルアーを投げて巻く)とドラッギング(=ボートを走らせてルアーを潜らせる ※こちらのほうがよりルアーを深くまで到達させられる)を使い分けていました。
秋が深まるとディープエリアでのドラッギングがハマる!
もちろん、これがもっと秋が進みバスのレンジが深くなればドラッギングがメインになるのですが、このドラッギングの釣り、ただボートで引っ張るだけではなく、常に魚探を注視して、いい地形やベイトの群れを探していて理想的なスポットを意図通り引ければある程度バイトしてくるタイミングがわかるとのこと!!
そしてそのバイトも引ったくるようにガツーン!!!! とくるからめっちゃキモチイイ!!
なんだかやってみたくなってきませんか?(笑)
当然オリキンさんはクランクヲタなのでありました
さて、ここからはルアマガモバイルで紹介しきれなかったネタ。
取材後、こちらの釣りPLUSをご覧いただいている方のために何か “仕入れられないか” 探っていたところ、オリキンさんのハードルアーボックスを発見! 撮影して良いか尋ねたところ……
オリキン「原型が残っていないやつばかりなので……(汗)」
と大人な事情によりNG(笑)。
それでもしつこく粘って撮らせていただいたのが、
こちらの実際にマスターズカップにて使用していたディープクランクボックス!!
さて、ここにも市販品では絶対にありえないものが複数入っているのですが、みなさんおわかりでしょうか!?
例えば、こちらのブリッツEX-DR……
Orikin’s Comment
「これはスーパー(作るのが)めんどくさかったです。ボディの中にシートを入れるのはよくみかけますが、こいつは夜光貝をハニカムの形に1枚1枚カットして外側に貼り付けてあります。え、なんでこんなことしたのかって? (長考) …基本的にはやっぱり高滝ダム、亀山ダム用なんですけど、貝って、いつもではないんですけど、明らかに効く場面ってのがあります。特にこの夜光貝は名前の通り “暗いところ(光量の少ないところ、ディープ)でも光る” のが特徴で、それは人工のホログラムなどではできないんですよね。きっとすごく複雑な構成をしているんだと思っていて……」
ちなみに、このクランクに使用している夜光貝のシートは1枚3000円。
試しに、いくらなら売りますか?と訊ねてみたところ、「2万円出されても嫌ですね」とのことでした。
続いてもうひとつ、こちらのブリッツMAX DRですが
Orikin’s Comment
「これもまあまあ作るのがめんどくさかったです。金箔ってすごく扱うのが難しい素材で、きれいに貼るのが難しい。純金カラーにしたのは……昔あったとあるカラーが好きだったからです。なんとも言えない金色と、背中のパープル、それからホワイトを背中とベリーに吹いているんですけど、これらが一見不釣り合いなのに、全体としてはちょうどいいアピール力の色となっています。特に秋の水にあっている気がしますね」
内緒ですが、この時記者がオリキンさんに向けたのは
うん、この人、ガチヲタだね
という大変失礼、かつ敬意のこもった眼差しでした。
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