菊元俊文直伝Q&A! 釣れるカバーの見分け方は?【バス釣り初心者必読|特選一刀両断】



ルアーマガジン本誌で最長期連載を誇る「菊元俊文のQ&A一刀両断」コーナーから、選り抜きの名回答をお届け。特に初心者にピッタリなクエスチョンを一刀両断!今回は「カバーの見分け方」です。

Q.釣れるカバーと釣れないカバーの区別の仕方を教えてください。
A.カバーそのものだけでなく、水深や水位などの条件に注意してみよう(菊元俊文)

「テキサスリグで撃つカバーにも良し悪しは当然あります。また、同じカバーでも天候や水位などで、良くなったりダメカバーになったりもします。カバーだらけのフィールドは日本では少ないけれど、いいカバーを見極める目を身に付ければ、もっと効率良くデカバスが釣れるようになります。

一見すると同じようなカバーでも、よりバスがつきやすいカバーの条件がある

同じ水深にある浅いカバーでもすぐ近くに深場がある方がバスは付きやすく、供給も多い。これはボートで流していて自分の真下が深くなったストレッチにあるカバーから釣れ出すことが多いという経験に基づくものです。

なのでカバー撃ちでも僕は魚探で最低自分のポジションの水深はチェックしています。ロッドティップを突っ込んで水深やボトムの堅さをチェックしたりもします。

バスは急な減水でカバーが干上がってもすぐに近くに逃げ込めるカバーを好みます。また、深場から上がってすぐフィーディングの待ち受けに隠れられるので、バスの供給も多いです。

水中の変化を知っておくことはバスを探す上でかなり重要。魚探や目視、時にロッドティップなどを差し込んで底質を把握することもある

特に流れがある川では強いカレントがそのカバーそのものや周りの地形によって反転したり弱まったりする「流れのヨレ」を作るカバーはおおむね良いです。

これは特にハイシーズンに多い傾向です。寒い時期は逆に流れがないプロテクトされたカバーが良くなりますがこれもディープニアバイ(深場隣接)の地形が基本です。

また、川などで浅いインサイドのカバーでバスが釣れるなら、反対側のアウトサイドの深場のカバーにはもっと多くのバスがストックされていることが多いです」

同じようなアシ原が続いている状況でも、水深の「浅い」「深い」の差がある。一般に深場が近いスポットはバスにとって好条件となる


バスは「端っこ」「カド」を好むサカナ

「もっとシンプルに言うとバスは端っこが好きな魚です。えんえんカバーがないストレッチで杭などの始まり、あるいは終わりなどはこの端っこになるので、えんえんと続く杭をチェックするより、杭の始まり、終わりだけをチェックするのも、広大なフィールドでは効率的な方法となります。

延々と続くアシ原でも必ず狙いたいのが「始まり」と「終わり」のスポット

また、カバーには複合要素が多い方がいいです。例えば、ただの浅いブッシュより深場が近いブッシュ。さらに流れ込みがからみ、濁りの境目(マッドライン)ができている。とかいうことです。延々と続くアシもやはり始まり、終わりは要チェック。流すのであれば出っ張りがイイか凹みがイイかを、両方試して良い傾向だけを撃つのが効率的」

天候や水位などの変化によってカバーの価値も変わる

「また、これは知っているか、撃って行って発見しないと分からないけど、アシの前に石が沈んでいたりするとかなりカバーとして良くなります。それがブレイクに絡み、晴れていてその時間帯シェードになったりしてたら。そのスポットはその時のタイミングでは凄くいいカバーになります。

しかし、同じアシの前に石が沈んでいても、減水しすぎて石がむき出しになり、日が当たっていれば、そこはもはやいいカバーではなく、ダメなカバーになります。

通常であれば条件のよいカバーでも、減水しすぎて水中から露出するとバスにとっての魅力は下がることが多い

リザーバーなどで物凄く枝振りが良い斜めに沈むレイダウン(倒木)も水が多い時は素晴らしいけど、減水で少ししか沈んでいないとただの見かけ倒しのカバーになります。

要するにカバーはその時の水深や天候、タイミングなどで超一級になったり、二級以下のカバーになったりします。

補足ですが晴れたらシェード要素がバスをカバーに引きつけます。濁ったらバスは身を寄せるためにカバーにタイトに付きます。その時の天候、水位、流れ、透明度などを常に意識して良いカバーを見抜く目を身に付けてください」

◆この記事はルアーマガジン2013年12月号に掲載された内容をもとに再編集しています


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