まだ冬? もう春? 悩めるアングラーへのヒントを少々【3月の霞ヶ浦情報】



3月突入! それだけで俄然モチベーションが高まりますが・・・

三寒四温とは言うものの、先週に関して言えば“寒”の周期が長く、冬のほうが優勢だったように感じます。日中の日差しは暖かいけれど、北風が強くてそれを打ち消してしまう・・・。

そろそろ霞水系の陸っぱりが気になるところですが、都内でこれだけ体感気温が低いのだから、現地はさらに寒いのだろうな、と想像していました。

実際、耳に入ってくる釣果情報もおおむね厳しいものばかり。

プライベートやロケを含め、何人かの知り合いが霞水系に足を運んでいますが、ノーフィッシュを喫したアングラーのほうが多かったようです。

しかしその一方で、40オーバーを連発させたり、50アップをキャッチしたり、スポットこそ限定的ではありますがシャローでしっかりと春らしい個体を手にしている手練がいるのも事実。

というわけで、今回は、ちょうど季節の変わり目とも言える今のタイミングをどうしのぐのか? 先週のルアマガモバイルから、筆者のアドバイスを一部ピックアップしてご紹介いたします。

前週の月曜日に本湖西岸をチェックした吉田遊さんの感触↓

「ところどころでシラウオが掛かってきたものの、接岸してというよりは沖にいる感じでした。しかもまとまっていない。さらにサイズが小さい。

そもそもゼロワンゲームになりがちな時期といえばそうなんですけど、冬に戻ってしまったようなここ数日のタイミングはゼロに転ぶ確率のほうが高いイメージです(笑)。

魚の顔を拝みたいのであれば、いわゆる冬寄りのエリアで春の釣り(シャッドやジャークベイトなど)を試していくほうが期待できるかもしれませんね~!! あるいはメタルバイブなんかもぜんぜんアリそうです」
「サイズの良いメスのシラウオが岸近くに入ってくれば、オスも寄ってチャンスが増えると思うんですが、まだちょっと本湖シャローは再現性がなさそうな雰囲気でしたね・・・」と遊さん。
時間の経過とともに本湖西岸はザブザブに・・・こうなってしまうと底荒れ&濁りでシャローはしばらく厳しそうですね・・・


こちらは木曜更新、川村光大郎さんのお言葉↓

「霞水系のワカサギ&シラウオパターンによる「ミノーグリグリドカ~ン!」は、いい風が吹いているのは絶対条件!!(草深さんいわく、風速5メートル以上、かつ護岸に対して垂直に当たるのがベスト)

そして、よほどドハマリしていて釣れる範囲が広くない限りは、ベストスポットに入れなかったらおこぼれ頂戴を期待しないほうがいいかな、と。

核心部から離れるほど、釣れているシーンを見たことがないのです。

ハマる状況、そしてスポットが実は“狭い”ことも知っておかなければ、漠然としすぎてしまいます。逆に、今このタイミングで“春爆”の気配を感じないフツーの日であればどうするか?

ずばり、まだ越冬場そのものか、越冬場の隣くらいの範囲を狙うのがよろしいかと思います。

そこから「あ、もうこんなところにもいるんだ」といった具合いに、バスの行動範囲を探っていく・・・」

ちなみに川村さんは木曜日に他誌の取材で霞水系を釣っており、水深50~70センチのカバー撃ちで3尾、護岸際の巻き物で1尾、春らしい個体をキャッチしたそうです。

金曜日に更新したLiMiTスタッフ・門馬悠太さんのアドバイス↓

「霞ヶ浦で代表的な場所として挙げられるのが本湖でもっとも春の訪れが早い『土浦エリア』♪

ほかに河川(北利根川、常陸利根川、鰐川)の越冬場所とされているエリア(消波ブロック帯)も狙いめです。
春は安定しづらい季節ですが、消波ブロックであれば水温など状況の変化に応じて、中や外、上や下と即座にポジションを変えられるため、バスにとって安心できるスポットとなります。そのため、サイズは選べないのですがノーフィッシュ率は下がりますよ♪」

さぁ、春の釣りを貫くのか、冬の釣りに徹するのか、あるいはどちらも試してみるか・・・ 現場で決めるのはアナタ次第!! 

いずれにしても、釣り場に行かなければ何も始まりませんよ~!!

ちなみに先日、霞水系でようやく初バスを手にしたのですが(笑)、ちょい浅め(水深1メートル)のハードボトムにあるオダをトルキーストレート4.8インチのスナッグレスネコリグで狙い、じっくりシェイクするという冬寄りな釣りで喰わせることができました。

おしまい。


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