バストーナメント2017JBトップ50開幕戦、THEキング・オブ・トーナメント=今江克隆が初日独走!!【[遠賀川DAY1] 現場から速報!】



国内最高峰トーナメントが開幕! はじまりのゴング!!

初日ウェイイン(検量)時、ラストに現れたのは言わずと知れた王者(*)、今江克隆選手。

MCのコールは

「3226グラム!」

*最高峰戦史上で最多勝利数となる「8勝」を記録するのが今江選手。次いで6勝で追うのが小森嗣彦選手。現時点での単独首位は、今戦でさらにリードを広げるのか?

2キロ台で終始するかに思えた今季の開幕戦だったが、最後の最後に唯一の3キロ台を持ち込み、ステージを囲むギャラリーたちを最高潮に沸かせる! 

彼らの声を代弁するならば『待ってました!』『これがなくちゃ!』『僕たちはこれが見たかった!』であることは間違いない。

ベリーが大きくせり出した、プリスポーンの個体を高々と上げる今江選手。

その声に耳を傾けると

今江克隆選手(以下今江)「ま・さ・かのトップウェイト。20位くらいかと思っていた」。

厳しさを増しているとはいえ、元来のポテンシャルは実に高く、時に5尾5キロ超も珍しくないのがココ遠賀川。おそらくは事前予想での数字を高めに設定していたのだろう。

試合終了直後、今江選手からお話を聞くと、何と意外な事実も判明した。

今江「直前プラクティスは初日が1本…。これはヤバイと、2日目は本気で釣り込んでゼロ…。プリプラクティスで探していた魚を完全に見失ってしまった…」

暗中模索ながらも本日のトップに立ったのはなぜか。試合をリードするに至った要因はどこにあったのか。

今江「変えた。釣りをガラリと変えた。”こんな天気”だから釣れそうに感じるだろうけど、そうじゃないんやね」

試合はまだ初日を終えたばかり。釣りの詳細は後日お伝えすることにしよう。

初日2位は、JB唯一の名前だけの登録名であるSHINGO選手。暫定最大魚となる1472グラムを含む2960グラム。明日、明後日とこれ以上の魚が持ち込まれなければ、BIGFISH賞はその手に。

昨日のプレビューでも、この地での圧倒的な強さお伝えした沢村幸弘選手は2408グラムで暫定5位。「魚が変わっちゃったね」と言うも、首位と付かず離れずの好位置をキープ。明日からも要注目の存在だ。



初日は”暖かい雨”。一見すると、釣り日和だが…

初日の遠賀川上空は早朝から曇り、時々小雨。しかも気温は暖かい。今日だけを考えるならば、まさに釣り日和で、圧巻のビッグウェイトが飛び出しても何ら不思議はない。

しかし、現実は、そう甘くはなかった…。

「公式プラ期間中は小雨が降り続いた上に、前夜から今朝にかけての強い雨は、遠賀川に少なからず影響を与えているはず」と読むのは、前日入りした熟練トーナメントウォッチャー・鬼形毅氏(レジットデザイン ロッドエンジニア)。

この地はレイクではなく、リバー。上流から流れ込む濁流で水質は悪化しやすく、水量や流れにも変化を生じやすい。

何事に対しても極端な変化を嫌うバスという魚、なおかつ生態的に気まぐれな要素も強まる春という季節。

前回2015年の3月最終週に行われた試合に比べ、今回はおよそ1週間遅れの開催でバスをいくらか活気づかせるかのように思えたが、蓋を開ければ近年まれに見るローウェイトでの幕開けとなった。

初日帰着締め切り3分前の14時57分、会場前の風景。ド派手なラッピングバスボートがズラリと並ぶ絵は壮観。

明日土曜日は予選2日目

土曜日の天気予報は、晴れのち曇り。最高気温は20度以上にも達する見込み。はたしてこれがどう影響するのか。その辺りにも注目してみたい。

本日と明日のトータルで予選順位を決定して、上位30選手が日曜日の決勝最終日に進出。

会場は福岡・仲間市役所前広場。現場での生観戦をおすすめするが、最終日は朝7時より釣りビジョンによるLIVE配信も決定。こちらもぜひご覧になっていただきたい。

なお、当サイトでは明日明後日も、競技終了直後に現場から速報を配信予定だ。



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