鉄壁の牙城、DAY3決勝も他が付け入る隙はない!?
JBTOP50第2戦ベイトブレスCUP in弥栄湖(広島県/山口県)は本日の予選2日目を消化して、明日の3日目最終日に進出する上位30選手を決定した。
トーナメントリーダーはや・は・りアノ選手だった!
初日に弥栄湖レコードの6630グラムで首位に立った青木大介選手が、本日もスピードを緩めることなく4キロ超を持ち込み、予選終了時点でのスコアは何とっ!
『10745グラム!!』
2日間で10キロの壁を越える異例の事態!! 終了直後に明日に向けたコメントを求めると、こう煙に巻かれた…。
青木大介「釣りなので(良い時もわるい時もある)。自然なので(良い時もわるい時もある)、フフフ…」
不敵な笑みを浮かべ、昨日とほぼ同様のコメント。これは勝利を確信していると見ていいのだろうか。
ここに興味深いデータがある。
最高峰戦における青木選手の現時点での通算勝利数は「3」。該当試合は2008第3戦野尻湖、2009第4戦旧吉野川、2011第2戦旭川ダム。
直近の旭川ダム戦こそ予選3位からの逆転勝利となったが、野尻湖戦と旧吉野川戦では、予選1位から他を寄せ付けず、むしろ後続を引き離す形での完全優勝!
また2DAYS戦となるクラシックでは2度、エリート5では3度、計5つのビッグタイトル制覇時はいずれも初日首位から陥落することなく完全勝利!
強い、強過ぎる…。勝ち慣れているだけに、もはやその牙城を崩すことは難しいのか。通算4勝目なるか? 明日の結果に期待したい。
三原直之と五十嵐誠が、1キロ弱の差で”青大”将に猛追!
2日間10キロ超ともなれば、もはや独走かと思いきや、昨日までの暫定2位と3位が順位を入れ替えながらも青木選手に食らい付いてきた!
<予選暫定順位>
1位 青木大介 10745g
2位 三原直之 9600g
3位 五十嵐誠 9567g
4位 黒田健史 8269g
5位 市村修平 8230g
6位 山岡計文 8220g
首位との差が2キロ台以内で、事実上の優勝レースに食い込めると編集部が注目するのは予選上位6選手。
最終日は試合時間が短く(13時まで)、蓄積されたフィッシングプレッシャーがMAXまで高まるとはいえ、青木選手がゼロスコアを招く可能性は限りなく低い。本日2日目は5キロUPこそ持ち込まれなかったが、4キロ台は実に8選手。
まだまだ弥栄湖の懐は広そうだ。
三原直之「はい! まだまだ(魚は)います!」。
本日も4キロ超(4050グラム)を持ち込んで、昨日から順位を1つ上げてきたのが三原直之選手。試合終了後、力強いコメントで明日への意気込みをこう表現。
若きリザーバーマスター、逆転勝利への準備は万全だ。
…それでは本日のハイライトといこう。
今江克隆のロクマルに場内騒然!!
15時からのウェイインが始まると、何やら今江選手艇の周囲が騒がしい。全試合を追う動画班も興奮気味。いったい何が起きたのか!?
なっ、何とっ!!
JB/NBC公認のウェイインバッグに収まりきらない、その巨体! 50アップなら優に入る内容量のはずだが、体高は幅ギリギリ、尾ビレは完全に枠の外! 気になるウェイトは…
「3592グラム!!」
あまりの巨体に今江選手の体もスッポリと隠れてしまうほど! でかい、でか過ぎる!!
検量後になって全長も実測すると、ジャスト60センチ!
正真正銘、弥栄湖のロクマルだ!
この1本をどう獲ったのかも実に気になるところだ。詳細は6月26日発売のルアーマガジン8月号を心待ちにしていただきたい。
決勝最終日は明日6月4日(日)、午前6時半〜午後1時!!
当サイトでお馴染みのトーナメント解説者・鬼形毅氏(レジットデザイン)は明日の展開をこう読む。
鬼形「今日の単日トップは3500前後かと考えたが、どうやら想像以上に弥栄湖のポテンシャルは高い。とはいえ、明日はタフを極めることは間違いない。どの選手も今日までの戦略だけではレースを勝ち切ることは難しい。上位6選手の誰が勝っても不思議ではない」。
クリアウォーターで定評の青木大介と五十嵐誠、リザーバーに強い三原直之と山岡計文、そしてダークホースとして現れた2日目単日首位の黒田健史、さらに「個人的にそろそろ勝利を期待している」(鬼形)という市村修平の6選手。
はたして誰が勝つのか? すべては明日の決勝で決まる!
*試合詳細はNBCNEWS(http://www.jbnbc.jp)を参照。
※文中敬称略
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「暫定トップ更新! 5本6630グラム!!」
弥栄湖初日ウェイイン、興奮まじりなMCのコールで場内を沸かせたのが、TOP50最強の男の一人、青木大介選手。
7キロをわずかに切る圧巻の数字で、大会初日から頭1つ抜けてのリード。開幕戦遠賀川での「不釣」を払拭して、今戦では本来の強さを魅せつけたと言ってもいいだろう。
写真を見てもわかるように、青木選手の記録的スコアを後押ししたのはプリスポーンの個体・2226グラム(=左手)。多くの選手が長さは…
いよいよ明日に迫ったJBTOP50第2戦in弥栄湖(広島県・山口県)。国内バストーナメント最高峰50人の精鋭たちは、本戦2週間前までのプリプラクティスで得た情報を糧に、試合直前の2日間で現時点のフィールド状況を把握。今頃は明日のスタートダッシュに備え、その牙を磨いている頃だろう。
トップ画像は弥栄湖レンタルボートの桟橋沖から、同湖のシンボルとも言える弥栄大橋を臨んだ風景。優勝レースを牽引してチェッカーフラッグを最初に受け…
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