バストーナメントJB TOP50第3戦DAY1速報:出た、ロクマルモンスター!! 小林知寛首位発進。2位今江克隆も5キロ台をマーク【七色ダムより現場レポート】



国内最高峰バストーナメント「JBTOP50」第3戦東レ・ソラロームカップ/七色ダム(奈良県)の初日が7月7日に開幕。驚愕のロクマルモンスターバス(4315グラム)を持ち込んだ小林知寛選手がトップウエイト。2位は、首位をわずか430グラム差で今江克隆選手。

61センチ・4315グラム!!  その圧巻の巨体に驚愕!!

JBTOP50第3戦七色ダム、初日ウェイイン終盤、会場を一気に沸かせたのが小林知寛選手によるこの1本だった。4315グラム、極太のほぼテンパウンダー!! 最高峰戦史上において1本あたり4キロの壁を破ったのは、これまでわずかに3例。その偉大なるSUPER BIG3の1本が、今戦初日に生まれたのだ。

この1枚を見るだけで、もう言葉は要らないだろう。圧巻の巨体。小林選手は実にでかいバスがよく似合う。

小林知寛選手(以下、小林)「この1本を活かしきれていないのが悔やまれる」。

小林選手が言うのは、その1本はキッカーフィッシュとしての役割を果たして5本5805グラムで暫定首位には立ったものの、それ以外の4本で1490グラムと存分なベースを作れていなかったことを意味する。仮に、七色アベレージサイズを4本なら2000〜2400グラムで、あと1キロを上乗せすることができた。

小林「明日は、アベレージをしっかり揃えて…」。

…ということは、七色にはまだまだモンスターが!? 詳細は明らかではないが、明日も小林選手の動向に注目してみたい。

「多分、61くらいちゃうかな?」と事もなげに言う小林選手。「ホラ、そうや」。実測すると、その言葉通りの61センチ! でかいサイズを見慣れているからこその計測眼か。


暫定2位は今江克隆、その差はわずかに430グラム!

暫定2位に着けたのは、第2戦終了時点でAOYレース暫定4位の今江克隆選手。2004年以来となる3度目の年間チャンプも見えてきたか?

首位の小林選手と同じく5キロ台、首位との差430グラムで追うのは今江克隆選手。持ち込んだ5375グラムの内訳は、1996グラムを頭に粒揃いの5本。突出した1本こそないものの、他選手より1本のアベレージは明らかに重く、戦略の差がそこには存在しているようだ。

以下、4キロ台は前戦のウィナー青木大介選手に昨季の七色ダムウィナー小森嗣彦選手、川又圭史選手、横山朋毅選手、北大祐選手と暫定7位まで。2日目以降、極端にスコアメイクが難しくなるリザーバー戦において、彼ら上位陣は2日目以降の首位争いを優位に進めることができそうだ。

首位から約1キロ差で追うのが青木選手。前戦優勝の勢いそのままに七色ダムに乗り込んだ感がある。
シーズン前インタビューでは「最も意識していない試合」として、七色ダム戦を挙げた小森選手。しかし、や・は・り抜け目がない。

【JBTOP50第3戦東レ・ソラロームカップ】07月07日(金)~07月09日(日) 奈良県 七色ダム・初日結果はJBNBC公式サイトでご確認ください。

鬼形解説者「間違いなく、喰わせの技術勝負になる」

今戦は山間に位置する七色ダムだけに電波状況は芳しくなく、従来行われているJBNBC公式ツィッター(@wwwjbnbcjp)からの釣果報告はなかった。

事前情報では、例年よりシーズンが遅れていること、本日金曜から大潮に入ること、終日曇天&雨天の繰り返しであったこと…などを含め、ビッグウェイト続出が大いに期待されたが、意外や意外、想像より低調な初日スタートとなった。原因は何か? 赤潮による水質悪化なのか、それとも50人の精鋭達によるプレッシャーなのか。

直前公式プラクティスの初日に湖上を回ったという、当サイトでお馴染みの鬼形毅さん(以下、鬼形解説者)(レジットデザイン・ロッドエンジニア)は次のように語った。

鬼形解説者「いずれにせよ、魚はいる。それも明らかに大型が。ただし、難易度は高い。おそらく当初から3キロの予選通過ラインを狙う選手はいない。そこからどうウェイトアップしていくかは、天候とタイミング、そしてやはり”喰わせ”という意味での技術勝負になるのは必至」。

現時点ではまだ初日。選手の戦略を解き明かしてしまいかねないため、鬼形解説者の読みを詳細に解説することはできないが、明日”何か”が起こる可能性もないわけではない。引き続き、DAY2速報を心待ちにしていただきたい。

懸念だった崖崩れによる国道169号線の通行止めは、本日15時に解除され片側交互通行に。大阪方面から来場するギャラリーの皆さん、七色ダム試合会場・スロープロクマルでぜひ観戦を! 日曜最終日は観戦者専用駐車場からバスが運行予定だ。詳細は、JB/NBC公式サイトNBCNEWS(http://www.jbnbc.jp)で。

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