7月7日に開幕したJB TOP50第3戦東レ・ソラロームカップ/七色ダム(奈良県)。予選通過者を決定する2日目が終了し、トップに躍り出たのは前戦で優勝を飾っている青木大介選手。しかし、わずか5グラムという超微差で小森嗣彦選手がピタリとマークしている。
昨季の再来、今度は”青大”将を小森パープルが猛追!!
JB TOP50第3戦七色ダムDAY2が終了。ここまでの予選ラウンド2日間の結果で上位30選手が明日のDAY3決勝へと駒を進めるが、驚くべき事件が起きてしまった!
暫定首位は初日3位から2ランクアップの青木大介選手、暫定2位は同じく4位から2ランクアップの小森嗣彦選手。その差は、なっ、何と、たったの5グラム! 4インチヤマセンコーにも満たない重量差で、共にゲーリーファミリーかつファンタジスタチームメイトという両雄が激突!! ブルーとパープルが明日、熾烈な戦いを繰り広げることになりそうだ!!
振り返れば昨季の七色ダム戦では、小森選手が初日に一挙7キロの大台に乗せ、予選を何と11キロ超のメガウェイトで首位通過。暫定2位の青木選手も8キロ後半で猛追したが、およそ2.5キロのディスアドバンテージを覆すことは叶わず、表彰台の頂点は小森選手に明け渡した。
あれから1年、今季は暫定順位を逆にして、しかも超僅差の攻防。水1滴さえも無駄にできない頂上決戦の行方に注目してみたい。
DAY2試合終了直後の舌戦! 闘志と闘志のぶつかり合い!!
予選暫定順位の発表を奇しくも横並びで聞く両雄。密かに小声で語り合う言葉に耳を傾けると、
青木大介選手(以下、青木)「オレは小森さんが絶対釣ってくると思ってましたよ、えぇ」。
小森嗣彦選手(以下、小森)「でも、明日はわからないからね」。
青木「オレもギリギリっすよ」。
終始笑顔で互いの腹を探り合う両雄。本音なのか、それとも牽制なのか。それは現時点ではわからない。やはりここで明日に向けての意気込みを聞いておくべきだろう。
記者:明日の決勝に向けてひとことお願いします。
青木「それが釣りですから(良い時もわるい時もある)、ハハハハハ」。前戦とほぼ同様のコメントを残し、ひと足先にその場を去る青木選手。
一方、小森選手は…小森「んー、頑張ります。自分の釣りをするだけですから・・・・・・・・」。しかし、ひと呼吸おくや、一歩前に身を乗り出して、「ブッ倒します!!」
青木選手が前戦弥栄湖に続き、前人未到の2連勝を果たすのか。それとも小森選手が七色ダム2連勝の記録を打ち立てるのか。すべては明日DAY3決勝で決まる。見逃すな
【JBTOP50第3戦東レ・ソラロームカップ】07月07日(金)~07月09日(日) 奈良県 七色ダム・予選結果はJBNBC公式サイトでご確認ください。
DAY2単日首位は江口俊介! 3132グラムSUPER BIGに注目!!
本日のウェイインにおける最注目は江口俊介選手によるこの1本! ロクマルに達することはなかったものの、圧巻の3キロ超だ!!
「重たっ!」。あまりの重さに江口選手の顔も歪むが、撮影後の腕の痺れは何よりも心地よいはず。通常であればBIGFISH賞を獲得しても何ら不思議ではない1本だが、今回は相手がケタ外れだった…。昨日DAY1に小林知寛選手が持ち込んだBIGFISH候補魚をもう一度ご覧いただこう。
決勝は青木と小森の一騎打ちか? それとも小林が爆発するか?
明日、釣りPLUS編集部は先の上位2選手に続く、総重量での暫定3位に立つ小林知寛選手に同船予定。首位との差、1656グラムは明日の結果次第では大逆転も不可能ではない。明日の戦略を既に聞くことができたが、現時点では伏せておく。ただ1つだけ、これだけは言っておいてもいいだろう。
小林選手には「爆発力」という飛び道具が備わっているということを。
明日DAY3決勝は、七色ダム・ロクマルスロープをメイン会場に6時半キックオフ!ぜひ現場で、ナマでの観戦をおすすめしたい。
*大会詳細、及びギャラリー向け駐車場の案内はJBNBC公式サイト・NBCNEWSを参照。
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事件は帰着終了27分前、12時33分に起こった…。
三原直之(以下三原) 「あの魚が運命の1本です」。
レイダウン下に身を隠す 50UP の堅い口をこじ開けたのは”ミハラ虫”。
ドラグをフルロックしたスピニングで瞬時に掛けるや、エレキを巧みに操りオープンエリアへと魚を誘導。極限まで竿を曲げたと見るや、クラッチを切ってラインを送り出し、…
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五十嵐選手 「北さんと小森さんは、試合に対して用意周到型。僕とは別のタイプだと思っています。福島さんも型は異なりますが、また別。青木さんは…
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まずは小森選手のこれまでの華やかなる戦績を振り返ろう。
こもり・つぐひこ 1998東北プロA.O.Y.、2002JBⅡ三瀬谷ダムA.O.Y.、08クラシックウィ…
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