バストーナメントJB TOP50第3戦DAY3決勝速報:小林知寛、大逆転勝利!青木&小森の牙城を崩す【七色ダムより現場レポート】



JB TOP50第3戦東レ・ソラロームカップ/七色ダム(奈良県)の最終日。青木大介選手と小森嗣彦選手の一騎打ちに待ったをかけたのは、小林知寛選手! 5225グラムのビッグウエイトで大逆転優勝を果たした。

最終日=低調の定説を払拭する5キロ台を小林選手が叩き出した!

TOP50七色ダム戦の最終日となる本日、釣りPLUS編集部は予選暫定3位で首位奪還を狙う小林知寛選手に同船。昨日のDAY2レポートでの前フリ通り、や・は・り彼は持ち前の”爆発力”を発揮してくれた!

総重量は、今大会4番目となる単日ウェイト5225グラム。極度にプレッシャーが高まる最終日ながら、最大2800グラムを含む圧巻の5本で、暫定首位青木大介選手、同2位小森嗣彦選手を振り切り、堂々の大逆転優勝!

【JBTOP50第3戦東レ・ソラロームカップ】07月07日(金)~07月09日(日) 奈良県 七色ダム・決勝結果はJBNBC公式サイトでご確認ください。

初日5805グラム、2日目1784グラム。そのスコアメイクから通常なら、3日目最終日の立て直しは不可能にも思えるが、小林選手はその不可能を可能にしたのだ。2014野尻湖戦以来、2度目の勝利。TOP50屈指のBIGFISHハンターがまたさらに迫力を増す形となった。

6時48分、DAY1に続きまたしてもモンスターをその手に!

スタート直後の6時48分、愛竿ヘラクレスを根元からブチ曲げながらもねじ伏せ、いきなり魅せたのが2800グラム! 5本での平均スコアと言えるウェイトをたった1本で稼ぐことに成功。

スタート直後、一路上流を目指した小林選手。狙うは昨日DAY2終了直前に見つけていた特定の個体。

「状態が進行していれば、簡単に食うはず」。

その言葉通り、数投の末に手にしたのが、ご覧の通りのこの巨体だ。獲った瞬間に咆哮! 全身にアドレナリンが走る!

「ちょっと待ってくださいね。手足が震えて釣りにならない(笑)」。

その1尾を捕獲する1分半の攻防は別艇から全国へとライブ配信。既にご覧になった方も多いのではないだろうか。さらに8分後、瞬く間もなくもう1本、1キロ弱の個体をキャッチ!

「ヨシ、下流へ勝負へ行きましょう!」。

スタートからわずかに30分、この時既にライブウェルの中にはおよそ3500グラムを控えていたのだった。

*同船レポートは今後の釣りPLUSで公開予定。乞うご期待。



上位5選手は安定の上位常連組

今回の表彰式MCは何と今江克隆選手。上位選手たちのパターンを徹底的に追及インタビュー。ミニセミナーさながらの濃密な内容に、雨天ながらもギャラリーは聞き入った。

連日4キロ台を持ち込んだ青木選手と小森選手。最終日はもはや一騎打ちとの見方も多かったが、共にま・さ・かの2キロ台と低調。

「最悪です…」(青木選手)
「次は獲り返す!」(小森選手)

それぞれ2位、3位にランク。最強の呼び声高い二人のこと、次戦ではまたさらに強い闘志で試合に乗り込んでくるに違いない。

4位には、前日から1ランクアップの北大祐選手。実に手堅く、抜け目のない戦略で2年連続七色ダム戦の表彰台を獲得。5位には何と暫定19位から、DAY3単日首位となる5620グラムを持ち込んで14人ゴボウ抜きの山岡計文選手。七色スーパーロコの底力を見せつけた。

今大会の結果を以って、2017TOP50シリーズは折り返し地点を迎えた。残すは福島・桧原湖と霞ヶ浦の2戦。約2ヶ月の中断期間を経て、9月8日からの3日間で第4戦が行われる

第3戦終了時点、A.O.Y.レース暫定首位は市村修平!

DAY1市村修平選手の1本。3日間3キロ台前半を手堅く持ち込み、今戦は7位フィニッシュ。今季は表彰台こそまだないが、いつ炸裂しても不思議ではない。

第3戦終了時点でのAOYレース暫定首位を走るのは、北陸のユーティリティプレイヤー・市村修平選手。今戦プレビューで紹介した通り、いつ初優勝してもおかしくない存在だが、今季は6・7・7位と表彰台寸止めの好位置で年間成績はついにトップ! 次点の青木大介選手には3ポイントのリード。以下、今江克隆・小林知寛・北大祐の3選手に10点台までの差を広げている。

TOP50シリーズがますます白熱する第4戦以降も見逃せない!

*第3戦七色ダムトーナメントレポートは、7月26日発売のルアーマガジン9月号で公開。

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