ウイード上を疾走するデプス新作ルアー”MSバイブレーション”。キムケンが琵琶湖でインプレッション!



琵琶湖でのルアーマガジン本誌取材で、キムケンこと木村建太氏からルアーマガジンプロデューサーマイケル野村に見せられたのが、近日発売予定のデプス新作ルアー「MSバイブレーション」。取材予定になかったNEWアイテムの緊急湖上インプレッションをお伝えします。

使いやすさバツグンのバイブレーション、デプスから登場

キムケンがルアーマガジン本誌取材時に「こんなの出るんすよ」と見せてくれたのが、デプスから近日発売予定のMSバイブレーションだ。

全長約71ミリ、重量3/4オンスクラス。琵琶湖の腕利きガイドが開発を手掛けたデプスの新作。

大きさもルックスも極めて普通だけど、「めっちゃ使いやすくて釣れるんですよ」とはキムケン。コチラが出した本誌取材のお題もアッサリと達成したことだし、じゃあこのバイブレーションで釣ってみてよということに。

ご存知琵琶湖野郎・キムケンこと木村建太。シンプルかつダイナミックなスタイルで、常に予想外の結果を叩き出してくれるアングラーだ。7月に利根川を舞台に生中継された「艇王レジェンド」ではフロッグを軸に劇的な逆転勝利を手にした。


「投げて巻いてたら釣れますよ」という言葉どおりに…

「この辺でたぶん釣れますよ」。キムケンが釣りを始めたのは琵琶湖南湖東岸のシャローエリア。ウイードが広範囲に生育しており、水面との間は数10センチといったところ。キャストし、ルアーの着水直後にリーリング。エレクトリックモーターで移動しながらこの動作を続けていると…。

「やっぱいましたね」、と難なく40アップをゲット。その後も30センチクラスをポツポツとヒットさせていた。広大な琵琶湖のウイードエリアを効率よくチェックするには不可欠な存在なのがバイブレーションプラグ。投げて巻くだけの単純な操作が中心なだけに、基本性能の高さが問われるところだ。

琵琶湖、特に南湖エリアはウイード攻略がカギとなる。写真は水面まで柱状に伸びているエビモ。

「飛行姿勢がいいから、ロングキャストしやすい。アクションのピッチはかなり早め。ウイードの抜けもきわめていいです」。

そして一番の利点は…、とキムケンが付け加えた。

「遅く巻いても全力で巻いても一定のレンジが引ける。バスが追いつけるスピードは人間の想像をはるかに超えているから、全力で巻いても全然問題ないです。むしろ、その方がバイトが増えることが多い」。

その言葉を証明するかのように、ロッドが大きく弧を描いた! 1尾目の40アップはためらわずに抜き上げたが、今回は船べりまで素早く寄せたところでネットイン。

「バイブでも50アップ出ましたね!」と、笑顔で差し出したバスは53センチのナイスプロポーション。MSバイブは通常フロントは5番、リアは6番のピアストレブルが搭載されているが、ビッグフィッシュ対策に前後とも4番に換装済みだ。

「後ろ側のフックを大き目にすると平行姿勢になってウイードを抜けてくれるし、デカいのが来ても安心」とはキムケン。

MSバイブレーション対応タックル[キムケンセレクト]

最後に、キムケンがMSバイブで使用していたタックルを紹介しよう。

全力で巻いて食わせることもあるので、リールはレボ・ブラックナイン。ラインは太めで丸呑み時に備えてます、とはキムケン。

●ロッド:サイドワインダーTGC-70HR/GP フェルデランス(デプス)
●リール:アブ・ガルシア レボ・ブラックナイン(ピュア・フィッシング・ジャパン)
●ライン:バニッシュレボリューション18ポンド(ピュア・フィッシング・ジャパン)
●ルアー:MSバイブレーション(デプス)

取材中はキムケンにMSバイブレーションを借りて投げました。腕利きの琵琶湖ガイドが手掛けただけあって、確かに巻き心地快適でウイードの抜けもすごくいい。だけど、思うところあってエビモの柱にロングカーリーのテキサスリグをピッチング。サクっと50センチいただきました(笑)。やっぱ琵琶湖最高です! 

バス釣りメディア関係者は釣りしてナンボやでぇ! こう見えてもワタクシ、ワームの人なので(笑)。

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