“アメリカンドリーム”トーナメント同船レポート〈その2〉【琵琶湖ガイド・杉村和哉はアメリカバスの夢を見るか?】



2017年11月3日、北浦・霞ヶ浦水系にて1DAYトーナメント『2017 Kota’s American Dream』(通称アメドリ)が開催された。優勝者にはバスの本場アメリカ大会行きの切符が与えられるというビッグチャンスに、ルアマガ編集部フクシゲも参加。その熱い一日を追った!!〈全4回その2:スタート〜午前中アタック編〉



いざフライト!! 愛艇PUMAでぶっちぎれ!!

さて、本記事〈その1〉でご紹介した顛末を経て、同船者は琵琶湖ガイドの杉村和哉さん。

〈その1:相手ペアは誰だ編〉はこちら ↓

杉村さんの愛艇・PUMA FTDに自分のタックルを積み込み、エントリーナンバーがコールされるのを待つ。

大会にエントリーしているボートはなんと106艇!! 凄い光景すぎてくらくらしてしまう。

番号を呼ばれたチームから出船し、いよいよチーム杉村(?)のエントリーナンバー“105”もコール!!

ケビンショートさん、桐山さん、アメドリマスコットガールのなおちゃんさんに見送られ、8時15分スタート!!

杉村さん「ちょっと走りますよ」
…と言うや否や、PUMAが加速。矢のような速さで北浦を南下!!

早すぎてまともな写真が撮れてない・・・

あっという間に外浪逆浦に到着し、そこから北利根川を北上。霞ケ浦に入り、再びトップスピードでさらに北へ!!

杉村さん「ふぅ~お疲れ様でした」

8時55分。霞ヶ浦東岸にある流入河川のひとつ、梶無川に到着。

杉村さん「ここはプラで結構生命反応があったんです。両岸をスイムジグで流して行きましょうか」。

杉村さん「このくらいの水の色だと、琵琶湖でもスイムジグが良く効くんですよ。カバーに対してタイトに投げて、一定レンジをキープして巻いてきます」。

杉村さんはマツラバ+スパークシャッド、フクシゲはクランキンジグ+スパークシャッドをそれぞれステディリトリーブ。琵琶湖で培ってきた釣りを、霞ケ浦の釣りにあてはめ、攻めて行く。

しかし、しばらく釣り上がってはみたものの反応は無い。

杉村さん「ダメですか。そしたらスピナーベイトを巻きながら戻ります。スイムジグで拾いきれない魚がいるかもなので」。

復路は2人でV9を投入。しかし、やはり反応は無い。

杉村さん「くっ・・・ダメでしたね。ちょっと手堅い感じの釣りをしに行きましょうか」

10時25分。次に向かったのは、同じく霞ヶ浦の東浦にある石積み。

杉村さん「ここではシャッドを巻きましょう。出来るだけタイトに通すように投げてくださいね」。

…ということで、お次はシャッディングXを巻き巻き。

杉村さん「石積みでシャッドは鉄板ですよね(笑)。サイズはともかく、これで1尾欲しいところです」。

ベイトフィネスタックルの手返しの良さを駆使し、二人で絨毯爆撃さながらに投げ込み続けるのだが…。

杉村さん「~ッッ!? だめですね。どうしましょうか。」

現在、11時15分。帰着時間は14時30分。40分近くかけて移動しているため、戻る時間を考慮するとあまり動き回れない。

杉村さん「洲の野原の真珠棚をヘビダンで狙うのが手堅いって話も聞いています。ですが・・・自分らしい釣りがしたいですね」。

自分らしい、つまり、琵琶湖の杉村和哉としての魚を釣りたいと。バスキャットオーナーとして、琵琶湖ガイドとして、生半可な魚はウェイインしたくない。そんな思いを胸に、杉村さんはラストエリアを決定する。

杉村さん「決めました。夜越川に行きます。いい魚が入っているかもしれないですし、ボクの得意なカバーの釣りもできますから」。

迷いを振り切るように疾走するPUMA。そして11時30分、ラストエリア・北利根川に流れ込む支流・夜越川に到着した。

ラストエリアでのアタックの模様は〈その3〉へつづく。


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